山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

クライミング馬鹿

アイスから戻った当日の晩は、リード講習へ。

「もう疲れたから行くのやめようか」と一瞬思ったけど、自分の中での優先順位が高いから出席!

講習のセンセーには、開口一番「今日昼間カマキリみたいな道具振り回して遊んでたので、課題はゆるめでお願いします」と懇願。

ゆるめの壁で、ホールドの効かせ方を意識しながら、まず3本登る。無意識で登ると、肩が上がったり、脇が開いたりして、故障につながるから、自分にとっては必須改善項目の1つ。

それから5.10bの傾斜壁へ。カバばっかりで登りやすいはずですが、昼間遊んでたせいか、やはり身体が疲れているのがわかる。「大丈夫行けるよ」とセンセーに言われても、自分の腕と身体が信じられず、傾斜が終わる最後のホールドが怖くて取れない。行けば登れる気はするけど、ギリギリのところで行って、ふいに落ちるのが嫌でおりてしまった。トップロープなら行ってるだろうに。この差はなんだろう?これ克服すべきなんだろうけど。やっぱりメンタル的なものかな?

「じゃあ簡単なのにしましょう」と課題変えてもらったけど、それもだめ。

気分は、写真の相田みつをさんの言葉の通り。

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自分で望んでやってきたのに・・・。

傾斜壁に追い詰められて、弱くてダメな私。

リードの先生に「え〜3日連チャン?!クライミング馬鹿ですね〜。まあそういう人嫌いじゃないですよ。本日も講習ご出席ありがとうございます〜」と笑われる。

結局この日は、アイスも含めると13本の課題に取り組みました。さすがに3日連チャンはやりすぎ?自分追い込みすぎでしょうか。

何年か前に師匠に「上手くなれるから、もっと自分を追い込んで」と言われましたが、今まさにその真っ只中。

ホームのジムの仲間は、私よりも理屈を理解し、飲み込みが早く、身体も動かせる。でも自分は違う。何をやるにも時間がかかるタイプ。だからこそ「今までのままだとマズイ」とあえて環境変え、選んだこの講習。

スキルだけでなく、それ以上に故障しないための身体の使い方とか理論的な説明を、一定期間系統だてて教えてもらえ、得るものが多い。だから休みたくない。

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レストして次は苦手な傾斜壁なんとかしたい。

シツコくアイス@八ヶ岳

平日時間が出来たので、また八ヶ岳へ。

初日は、醤油樽の滝!

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30m以上あります。こんなに長いの登ったことないので、一瞬距離に焦りました。何せロープ2本使いますから。でもいつもクライミングで登る岩に比べると、ねてたので登るのはラクでした。

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登山道からここへのアクセスは、そんなに悪くないです。夏沢鉱泉に行く途中に、滝への道の入口があります。入口には滝への道のりを示す看板があるし、結構登りに来ている人が多いのでトレースもしっかりありました。

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(写真は滝へ向かう道の入口付近)

歩いて行くと、いろんな氷がありました。

クラゲみたいな氷。

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カーテンみたいになってなってる氷。

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氷の裏側に回るとこんな感じ。

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自然の造形美って不思議、そして素晴らしい!

初日は、長いのと短いの合わせて6本登っておしまい。

夜は夏沢鉱泉にお世話になりました。

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こんな感じの説明書きも。

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外は寒いですが、素敵なストーブもあり、中は快適。

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夜は八ヶ岳でとれたイノシシを使った猪鍋。

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それ以外にも沢山。

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デザートはリンゴのシャーベット。

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ここは冬でもお風呂に入れるので幸せ。そして布団には湯たんぽを入れてもらえるので、ポカポカして気持ちよく眠れました。湯たんぽは、こんな袋にはいってます。

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中はこういう容器。

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お湯は翌朝顔洗うときに使えます。

こんなに至れり尽くせりだと、この前の女子会的登山@蓼科山でリゾートホテル泊まった時と同じく、ダメ人間になりそう。(ザ・山小屋に泊まれなくなっちゃいそう)こんなことばかりで良いのでしょうか?まあいっか。休みだもんね。

夏沢鉱泉はこじんまりして、居心地の良い所でした。また暖かくなったら少人数で来たいな。

翌日は、雪!

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2日目も場所を変えてまた氷!この日はマンツーマンの指導。

まだまだスタンスが狭くなったり、足上げが上過ぎたりと課題あり。でも「着実に成長しつつある」とお言葉をいただきホッとする。結局、バーティカルな氷を6本登り終了! やっぱり難しいけど、バーティカルな氷の方が登っていて楽しい。

下界に降りていくと、茅野駅周辺は雨。関東では春一番が吹きました。季節限定のこの遊びあと何回今シーズンできるかな? 

名匠ならぬ迷匠?!

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仕事から帰ると「こんな箱が届いたから、急にDIYに目覚めたのかと思ったよ」と家族に言われちゃいました。

この箱の中身は、

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鉄工用平やすり。

別便で自己融着テープもゲット。

この前アックスを買い、研ぎ方の情報も教えてもらったものの「そもそも家に道具がない! 」「近所にDIYの店もない」と言う状態。こんな時頼りになるのは、やはりAmazon

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でも平ヤスリを目の前にして、呆然。

何せ人生でヤスリという名の付いたもので、使ったことがあるのは、ネイル用のヤスリくらい。

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家族に聞いたら「万力もいるんじゃない?と言うか自分で出来るの?どっかに出して研いでもらったら?」と。

都内なら四谷の某山道具屋さんに行くと、シーズン前に店長さんがつなぎ着てアックスをギンギンに研いでるのは知ってる・・・。

更に「じゃなきゃ、アイスクライミングやってる友達の〇〇さんにきいたら?」と。

そんなこんなで、まだアックス研げず。

道具揃えるところから怪しい名匠ならぬ迷匠な私。

下界でも、いろんな修行があります。とほほ。

★おまけ

アイスアックスの研ぎ方(アルテリアのサイト)

これ見て研究中です。

http://www.alteria.co.jp/sport/sharpenpick/ 

便利なような・・・

この前ザックを背負おうと思ったら、何かが足りない。

よくみたらチェストハーネスが消えてた!

愛用してるKarrimorのザックは、チェストハーネスの左右をカチッと留めるタイプ。縫い込まれてる訳ではなく、好きな位置に簡単に直ぐに調節出来る便利なもの。

でも買った当時から「これ何かの拍子にどこかに引っかかりなくなるかも」と思ってた。

で予期した事態が発生。

やれやれ。便利なんだか、そうでないのかよくわかんないなあ。仕方ないので正規販売代理店に出向きお取寄せ。

一週間後、お店から連絡がありピックアップ。

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約500円也。安〜い。取り敢えず安堵。

それにしても、今のザックは、容量も40Lで使いやすく縦走には良いけど、ひも類が割と多いのが気になる。だからそれは縦走用に残すとして、やっぱりそろそろクライマー仕様の別のザック探そうかな・・・。悩む。 

また5.10d !

講習では、自分の弱点と向き合わなくてはならない。辛い作業だ。でも上手くなるには避けては通れない。

足の踏み替え、クロスムーブ等・・・また基礎から自分を見つめ直す。

第2回目の講習は、まずはアップを兼ねた課題を意識しながら登った。

それから最後に一本前回と同じ5.10dの課題を登る。

ゆっくりと落ちることもなく、かなり心理的に落ち着いて登ることが出来た。被ってないし、傾斜壁でもなく、ホールドも無茶苦茶悪いわけでもないから。

でも、最後の最後で、一回テンションしてしまった。足使いの手順を間違えたせいだ。

結局、講師のアドバイスにより、解決したが、自分の技の引き出しの少なさが情けないし、くやしい。だから講習受けてるんだけど。

今度こそノーテンションで登ろうと思う。

そしてこの前登れなかった5.11aも登って、

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5.11台登れる人になりたいなあ。 

 

りんごのお酒!

この前蓼科で、りんごのお酒を見つけました。

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その名も「たてしなっプル・シードル」!

 私が飲んだのは、デミ・サック(微辛口)。

フルーティで飲みやすいです。

ホテルの売店で見つけたので、小瓶でためしてみましたが、大きい瓶もあるようです。次回は辛口も試してみようかな。

それにしても前回の山行は、リゾートホテルに泊まり、ビュッフェで沢山スイーツを食べて、可愛い感じのお酒飲んだり・・・と珍しく女子会っぽかった。たまにはこういうのも良いものです。

 

雪の蓼科山

久しぶりの山歩きは、北八ヶ岳蓼科山

これは、時々参加するグループの山行。

土曜日の朝、中央高速を走ってると、

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とっても天気が良くて、北から南まで八ヶ岳の山々が良く見えました。(写真は双葉SAから)

初日は、雪の上でアイゼン付けたり、歩き方の復習。もともと雪に慣れてないし、あいだあくと忘れるし、この手の練習はやはり必要。

私の場合は、アイゼンつけるのに、まだまだ時間がかかる。もっと早く確実に装着出来るようにならねば。

その後、久しぶりにザ・リゾートホテルという感じの場所に滞在。食事も美味しいし、温泉もあるし。女子会っぽい〜。

部屋からは、翌日目指す蓼科山が見えました。

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翌日の日曜は、4時起きして軽くパンを食べ、まだ星が光るなか出発。

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登山口のある女神茶屋付近からは、南八ヶ岳の山々のシルエットが見えました。

時刻は6:45。これからどんどん天気が悪くなるのは承知で登山スタート。

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歩くに連れ、周りの山が見えなくなってきました。

この山に登るのは、2度目。2013年の夏に登っている。雪はかぶっていて様子は違うけど、地形とか何となく覚えている。だから雪があっても、心理的不安はない。

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何回か衣服調整やら、小休止しながら、 8:42には、2,112m付近に。

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この日は、天気悪そうだから、他に登山者ほとんどいないと思ってたら、意外と沢山登ってきて、追い越されました。まあ自分たちのパーティは、人が多いからしょうがない。

森林限界こえたら、やはり風と雪がそれなりにあって大変でしたが、10:25には山頂到着!

標高2,530.3m。

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写真撮って、すぐに往路下山開始。少し下りたら、知り合いが登ってきた。最近山行くと、必ず誰かに会うなあ。下界の山道具屋さんに行ってもそうだけど。

休憩取りつつ12:45には、登山口に到着!

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すずらん峠は真っ白になってました。

最近氷遊びに夢中で、山を純粋に歩くのは、久しぶりでした。景色は良くなかったけど、ひたすら雪の上を地味に歩くのは、いいトレーニングになったし、雪山の道具に慣れるというか思い出す良い機会にもなりました。

雪のある間に、また山に入れますように。

★歩いた周辺の地図とルート

女神茶屋近くの登山口〜蓼科山山頂

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