朝一番の北陸新幹線で糸魚川へ。
この駅は、8月のテント泊講習以来2度目の利用。
車で島道鉱泉へ。身支度し、9:40出発。
他に登山者はいない。
20分ほど歩くと、南に金冠が見えてきました。
沢や滝の音しか聞こえず、
自然の作り上げた色彩が、鮮やかで美しい。
静かな山域を歩くと、賑やかな下ノ廊下よりも、かえって来て良かったと思う。
沢の奥は、更に紅葉の森が広がる。
でも、この山は事前に調べた通り、ロープの張られた急斜面が多い。
10:55に三重滝付近に到着。
大沢岳への尾根にのると、周辺の地形がよくわかる。
北東には、能生川と日本海。
南西には、 小蓮華山・白馬岳。
往路のコースタイムは3時間。でも集団行動なので歩くのは遅め。
急登でロープが張ってある場所が数多くあり、濡れた枯葉で道の様子がよく見えず、おまけに滑りやすい。
手をかけようとした藪の中には蛇が、足を置こうとした岩の上にはトカゲがいるというワイルドな道。
一般道よりも、破線ルート或いは藪山歩きという感じ。
「人間界からのよそ者が来てすみません」という気持ちで進む。
何度も小休止を入れたので13:49に大沢岳着。
更に鉾ケ岳山頂を目指し歩くと、栂海新道の山々、そして親不知が視界に。
山が日本海まで迫る険しい地形。
14:09ようやく鉾ヶ岳着。
山頂に小さな避難小屋が。
北東に金冠の南斜面。不思議な形状。
南には火打山。
約10分休憩し14:30下山開始。当初金冠のある溝尾コースを使う予定でしたが、往路下山。通常ならこの時間に山頂にいない。だから当然の判断。
もし一人で丹沢の塔ノ岳大倉尾根を歩いていたら、下山し終わってる時間。
下り始めると、やはり登りよりも過酷。ズルズル滑るし、バランスとりにくい。
暗くなり始めた16:30頃、三重滝を過ぎた先で、ヘッドライト・オン!
森の熊さんが怖いので、思い出せるありとあらゆる歌を歌いながら、さっさと島道コース分岐を下り、17:05に無事島道鉱泉に着きました。
今までの登山の中で一番、怖かった。
★感想
一緒に歩いたメンバーの調子が悪くなったり、転んだりと色々ありました。登山は集団行動が基本。(たまにはソロでも行くけど)全員無事に下山でき安堵しました。
歩いた印象としては、新潟の妙義山って感じ。機会があれば、柵口コースや金冠溝尾コースも歩いてみたい。
★コース紹介:
山と高原地図上でのコースタイム
往路:
島道鉱泉→島道コース分岐(0:30)→大沢岳(2:30)→鉾が岳(0:20)
復路:
鉾が岳→大沢岳(0:15)→島道コース分岐(1:40)→島道鉱泉(0:20)
※注意:上記のようなコースタイムですが、首都圏の整備された山ばかり登っている方、女性、体力のない方には、厳しい上級者コースかもしれません。行くなら朝早く出発し、時間に余裕を持った方がよいです。