もう一つあったのは、山での体感温度の話でした。
話としては:
1. 標高が100メートル上がる毎に気温が0.6度下がる。
2. 風速1メートル増えるごとに、体感温度が1度下がる。
なのですが、そう言われても「何それ?」って感じです・・・正直言って。下界に住んでいるとなかなかピンときません。
話は更に続きました・・・
例えば、夏に
標高100メートルのところで気温が30度の時
標高3,100メートルのところでは単純計算でも18度下がり
それに加えて風が5メートル吹くと、その分体感温度が5度下がるので、
体感温度は、何と「7度」になってしまいます。
えぇ?!(@_@;) その気温冬じゃん。
つまり何を言いたいかを考えてみると、夏に富士山(或いは別の山)に登るからと言って、半そで短パンで登るのは言語道断で、「登山に合った服装をしてね」ということだそうです。
準備の時に服装のことをいろいろ書いたおさらいになってしまうけど、
- 速乾性の服
- 重ね着
- 風を防ぐ
という点に気をつけないとだめだって。(低体温症とかあるから)
ちなみに、この話この先何度もいろいろな所で、いろいろな人から聞かされることになりました。ほとんど耳にタコ状態。
このあたりもう少し詳しく知りたい場合には、いろいろ本とかネットに情報が出ているので、是非探してみて下さいね。
(おまけコーナー)
山でのリスクは、沢山あります。今まで私が読んだ中で参考になったのは、富山県警山岳警備隊の隊長として、長年にわたり遭難救助に携わってきた谷口凱夫さんの書いた以下の本です。救助隊の方の目線でいろいろと書かれているので、読みがいがあります。
「剱岳とかそんな険しい山には登らないから私には関係ない~」と思うかもしれませんが、谷口さんは警備隊退職後、一般の登山者向けの指導もなさっていて、そこでの経験も本に反映されているので、ビギナーにも為になると思います。山でのリスクを考えるにはいい機会になる本だと思います。
谷口さんの本は他にもあるので、そちらも個人的にはおすすめです。