この前の大菩薩嶺では、山での体調管理ということで、「低体温症と熱中症に気をつけてね」をいう説明がありました。
具体的には・・・
1. 低体温症:
「低体温症って雪山とかしか関係ないんじゃないの?」と思いがちですが、夏山でも低山でも低体温症になってしまう可能性があるそうです。こわい~。
■症状:
最初は、寒気や震えですみますが、症状が進むと、震えがひどくなり、そのうち支離滅裂な話をするようになり、最後は昏睡状態で死に至るそうです。
■防止方法は?
- 身体を冷やさない
具体的には:
- 汗をかいてもすぐに乾くアンダーウエアが必須(綿は速乾性ではないのでダメ。)
- 風が強い時にはそれを防ぐものを着る
-強調文 手袋・帽子の着用する
何回か前のブログで「体感温度」のことを少し書きましたが、夏でも富士山に登ると、体感温度が非常に低くなります。真冬並みです。なので、8月といえどもそれ相応の装備というか服装が必要とのこと。
下界が暑いから、なかなかそういう発想はできないですが、そういう登山という特殊なスポーツの場合には、レイヤリングという服の着方が大切で、暑ければ脱いで、寒ければ直ぐにいろいろと着れるようになっていないといけないんですねえ。
2. 熱中症:
こちらは、夏になると下界でもよく発生しますよね。なので、ある意味目新しいことはないかもしれません。でもあらためて話を聞くとこちらも怖いです。
■症状:
脱水症状、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気、筋肉のけいれん、ひどくなると失神
・・・だそうです。
でも、私は、実際になった人を見たことが無いので、どう対応していいかわからない。できるだけそうならないように頑張るしかない。
ということで・・・
■防止方法は?
- こまめに少しずつ水分と塩分の補給(スポーツドリンク)
- 帽子で直射日光を避ける
- 通気性の良い服を身につける(アンダーウエアも含めて)
・・・といったことをすればいいそうです。
★感想
やはり山でのリスクを減らすためには、自分でできることは自分でするという自助努力の精神が不可欠なようです。
ことが起こってからでは、なかなか冷静に判断したり、対応することは難しいでので、予防を心がけるしか自分で出来ることはなさそうです。今回の話は、本当にざっとしたものでしたが、自分にとっては、山にあるいくつかのリスクに目を向ける良い機会になりました。
さて、あと2か月を切った富士登山(2012年8月)に向けての山行はまだまだ続きます。今回はここまでです(続く)
(おまけ)
医者でも山岳ガイドでもない私は、やはりより細かい情報が必要だと思い、自分でも調べました。山での「熱中症」や「低体温症」については、日本山岳救助機構合同会社(通称jRO /ジロー)のウエブサイトにも説明がありました。
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http://www.sangakujro.com/rescue/