2014年3月の登山スクールの山行のテーマは、読図。
この山行ですが、本来であれば、丹沢の大山北尾根を歩く予定でした。でも2014年2月の大雪のせいで、3月になっても、ヤビツ峠が不通のため、大山に入るのが難しくなったので、その代わりでした。
「高取山」と名前を聞いても、「何処そこ?」という感じだと思います。私もそうでした。
調べてみると、1年目に登った仏果山に近い。(宮ケ瀬ダムの南東付近)神奈川県愛川町にある低山です。
昭文社の地図を見ると、経ヶ岳より先は、登山道はなし・・・。「まあ稜線歩いて、尾根を歩いてという感じなんだろうな」という心積りで出発。
★山行日:2014年3月11日(火)
★天気: はれ
★コース:
平山→経ヶ岳→華厳山→高取山→精果園
行動時間: 約6時間
★実際の様子
平日ですが、お仕事の方はお休みをいただいて、小田急線に乗り本厚木へ。仕事で何度か来たことのある本厚木にザックを担いでくるのは、何とも妙な気分。
本厚木からは、車で移動し、愛川町の半増坊方面へ。平山に着いたのは、9時過ぎ。
9:25にはスクール生達と共に歩き始めました。歩き始めると、3月で低山にも関わらず、日陰には雪が残っています。いかに2月の大雪がひどかったかが分かります。
沢沿いを歩きながら標高をあげていきます。1つ目の堰を過ぎ、広くなったところで一度休憩。ここは、日が差しているので、何となくのんびり気分になりました。休憩時間は地図を眺めながら、この先の地形的特徴をチェック。その後は536mのピークにつながる尾根を登ります。
休憩後はその尾根を登り、登山道が角度を南に変える場所の手前でまた休憩。時刻は10:55。ここで5分ほど休憩したあと、経ヶ岳を目指しました。
11:54に経ヶ岳(標高633m)に到着!
ここから西を眺めると、雪をかぶった丹沢の山々が見えました。あれではヤビツ峠もダメそうですね。
この先は、昭文社の地図には登山道がありません。でも地形図をみると、華厳山~高取山への道はあるので、予習もしてきたので問題なく歩くことが出来ました。
経ヶ岳から華厳山の間は、南東にのびる稜線を歩いていきます。
13:35には華厳山に到着。ここで5分ほど休憩し、更に高取山を目指しました。
14:05には高取山(標高522m)に到着。
この山の南側は、採石場となっていて山が削り取られています。何となく心が痛みますね、こういう光景をみると。(この景色は山頂とは別のところからちょっと寄り道して撮影)
東側を見ると、大厚木カントリークラブが見えます。そういえば、この辺りゴルフ場も多いです。
一通り周りの様子を確認してから、下山!
結局、16時前には、精果園付近に到着。そこからまた車で本厚木に戻りました。
★感想
読図はそれほど難しくはありませんでしたが、この日は登っていた山が採石場の一部で削られていて、その様子を見たのが衝撃的でした。
スクールの本題とは異なりますが、人間と自然の共存について考えさせられた山行でした。
(使った地図)