南国で久々にクライミングを楽しんだ次の週末は、奥多摩の山へ。歩き込みの為に1年前に歩いた戸倉三山へ行くことになりました。これはお世話になっている登山スクールの山行で、日帰りとしては8時間以上歩くというロングコース。(地図参照)
「なんでまた同じ山?」「同じ山歩くのは、つまらなくない?」と思うかもしれません。
でも、前回は、同行者の方があいにくトラブルに見舞われ、途中でエスケープルートを取って下山することとなったので、完歩していません。
また、「夏槍ヶ岳に登るつもりなら、定期的にトレーニングに来てね!」とアドバイスを受けたこともあります。
下界で生活するには、何の支障のない膝ですが、徐々に距離を伸ばし、その反応もやはり見たい。
・・・といった様々なこと考えて参加することに。
★山行日:2015年4月19日(日)
★天気: くもり時々雨がぱらぱら・・・
★コース:
刈寄林道登山口→刈寄山(標高687m)→入山峠→トッキリ場→市道山(標高795.1m)→臼杵山(標高842.1m)→荷田子峠→荷田子
行動時間: 約8時間
★実際の様子
毎度おなじみの武蔵五日市駅に朝9時に集合。この駅は、登山だけでなくボルダリングとかクライミングの時にもよく使う。もう何度目だろうかここに来るのは・・・。直ぐには思い出せない。
ここからタクシーに乗って、刈寄林道登山口へ向かいました。
到着するとストレッチとブリーフィングをして、10時に出発。
歩き始めは沢沿いを歩くのですが、岩や石が濡れていて滑りやすく怖いです。「昨年同行していたメンバーの一人が、ここで転んで腕を骨折」といういわくつきの場所。なので注意深く歩きました。
10:54には刈寄山に到着。周りを見渡すと、桜が咲いています。先週末にいった沖縄では半そでで十分だったのに、奥多摩の春はまだ遅いのです。
10分ほど休憩し11:05には出発。今回は先が長いので、どんどん進んでいきます。11:20には入山峠を通過。進行方向はひたすら南へ。
11:55にトッキリ場先の送電線手前のひらけた場所で5分ほど休憩。嫌なことに雨がぱらついてきました。
「雨具着ると本降りになるんだよ」というガイドさんのジンクスを信じてではないですが、樹林帯を歩くこともあり、雨具は着けず、12時にはまた歩き始めました。何せまだ三分の一も来ていません。
トッキリ場を過ぎると進行方向は西に変わります。ここから市道山までは昭文社の地図で休みなしに歩いても2:20かかります。「門から玄関までやたら距離のあるセレブだか貴族のお屋敷みたい~」と言いながら、時折5分ほどの休憩を入れながら、歩く距離を稼ぎました。
13:50に陣馬山への分岐を通過し、ようやく市道山に着いたのは、13:55でした。
歩き始めて既に4時間。これでまだ半分来てない。
10分ほど休憩し、14:05に出発。歩き始めると直ぐに左手に、前回エスケープルートとしてつかった「ヨメトリザカ」方面との分岐に出ました。今回は、予定通り臼杵山方面へ。
14:55に標高749mのピークに到着し立ち休憩。
臼杵山(標高)には15:45に到着。
ここでまた景色を眺めながら10分休憩。
その後737mのピーク付近を16:20に通過、656mのピーク付近を16:50に通過。
17:20にようやく荷田子峠に到着。さすがに、この日の歩き込みは後輩達にはしんどいらしくヘロヘロ。私の方は、特に問題なし。やっぱり時々1時間とかウォーキングを下界でしているのが功を奏しているみたい。
17:45にようやく荷田子に到着し、この日の山行は終わりました。
荷田子の道路標識を見ながら、「十里木ボルダ―近いなあ。またクライミングしたいな秋川で」と思いながら、駅へ向かいました。
★感想
久々の日帰り縦走ロングコースで、内心歩ききれるか心配してましたが、疲れなかったといったら嘘になりますが、特に問題もなく歩くことが出来ました。
この先泊まりがけの山行も徐々に出てくるので、さらなる挑戦になりますが、少しずつ距離を伸ばすことで、故障前の状況に近づけるといいなと思った山行でした。
(使った地図)
国土地理院 地形図
★おまけ
「日帰りだと帰りがちょっと」という方は、以前紹介した「瀬音の湯」(日帰り温泉施設・宿泊可)や他の宿泊施設も武蔵五日市にはあるので、山行後に一泊するのもいいかもしれません。個人的には行ったことのある「瀬音の湯」お勧めです。