鳴虫山(栃木県)

<回顧録>
2015年6月。この月は、できれば南アルプス鳳凰三山を歩きたいと思っていたのですが、登山スクールの山行だと3日必要で、どうしても平日1日休まなくてはいけません。

残念ながら予定されている週末は、月末にかかってしまいます。仕事の関係で月末はちょっと休めない。でも毎月山を歩かないと、身体がなまってしまいます。体力の低下は、リスクにつながります。

山を初めてから2年位は、山に慣れるためと体力を保つために、ほぼ毎月3回は山に入ってました。だから何でもいいから山に行こうと思い、別の企画に乗っかって、6月は週末2日を使って、日光周辺の山に行くことにしました。1つ目は、今回の「鳴虫山」で、もう一つは「男体山」です。

でもいつもの様に1人ぼっちで行くのは嫌だし、リスクも増えるので、今回もお世話になっている登山学校の山行に混ぜてもらいました。あと、この山行では、スクールのお友達とも会えるのでそれも楽しみの一つ。

★日程:2015年6月のとある土曜日

★天気: くもり

★行程:
東武日光→神ノ主山→鳴虫山(標高1,103.6m)→合峰(松立山)→独標→憾満ガ淵登山口

★実際の様子
朝起きて、東武日光駅をめざすべく、JRの「日光1号」という特急に乗り込みました。日光に行く特急と言えば、東武鉄道の特急「スペーシア」が有名ですが、このJRの特急「日光」は、埼玉県のある地点から東武鉄道の線路に入っていくというもの。

「どうなっているの?」と興味深々でしたが、気がつくと東武栃木駅を通り過ぎ、よくわかりませんでした。

9:40には無事に東武日光駅に到着。

駅に着くと、ガイド陣やスクールの同期生がいっぱい。2014年夏に怪我をして、スクールをしばらくお休みしていたので、最近山に入る時は、別の期の人達と一緒。自分と同期のみなさん達は、2015年の夏は「剱岳」に登るべく別の山や岩場でトレーニングをしているので、なかなか会う機会がありませんでした。なので、久々にみんなと会って超ハイテンション!

東武日光の駅からとりあえず鳴虫山への登山道へ向かいました。日本の観光地と言えば、色の統一感のない街並みが多いのですが、日光が世界遺産になったせいか、あたりの建物の色調は、ブラウンに統一されていて、妙な色の建物が少ない。日本の観光地も少しはヨーロッパ並みになってきたなあとちょっと感心。

10:30には登山口に到着。まずは神ノ主山(こうのすやま)を目指しました。樹林帯を歩いていくのですが、神ノ主山直下は急な登りが続きます。歩いているとやたら木の根があってとても歩きにくい。こういう登山道は神経を使います。何しろ足を引っ掛けたり、滑ったりして転ぶリスクがあるから。

11:10にようやく神ノ主山に到着。ここで一息。

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この場所からは、北北西方面に日光東照宮が見えました。でも短時間の休憩で、汗もかいたので水分補給やらしているうちに時間切れで、写真はとらず。

それから更に根っこだらけの登山道を歩き続け、1時間おきに休憩を取り、12:47には本日の目標の鳴虫山(標高1,103.6m)に到着。

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長めの休憩で行動食を食べたりしたあと13:05に出発。鳴虫山の山頂までは、「まあやっぱりハイキングコースだなあ」と思っていましたが、ここから先がタダではすみませんでした。

「階段状の急な下り」とハイキングコースマップで記載のあるところは、階段が壊れているところもあり、それに加えて木の根っこ攻撃が続きました。神経ばかり使い、集中しないと歩けません。

イヤだなあと思っていたところ、仲間の1人が転倒。足をくじいた模様。エスケープルートはなく、自力で登山口まで歩くしかありません。結局、今回は、若手のガイドさんが2名同行しているので、その内1人が彼女に付き添うことに。

この日は男体山に登るためのちょっと軽めのトレーニング山行という位置づけでしたが、一気に緊張が走ります。

急斜面を注意しながら下りて行き、合峰(松立山)に着いたのは、13:28でした。

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ここで、遅れて下山してくる仲間を待ちながらしばし休憩。

少し歩いては後から来る負傷者を待ちつつ休憩というペースを繰り返し、独標(標高925m)についたのは、15:00。

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「独標」と言えば、北アルプスにある西穂高の独標(2,701m)が思い浮かびますが、日光の山の中に「独標」があるとは!予習で地図読みしてきたから分かってたけど、実物を見ると何とも不思議な感じです。

「何にも言わないで、独標行ってきたとか言ったら、『お~西穂行ったの?』とか言われそうだよね。言ってみようかな」と同期達との馬鹿話に花が咲きます。西穂高は、歩いてみたい場所の一つですが、残念ながらまだ行ったことありません。来年あたり行けると良いなあ~。

結局16時過ぎに登山口に到着し、この日は終わりました。(写真は登山口付近の標識)

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★感想
結局この日怪我をしたお友達は、後日骨折していたことが分かりました。あと数回で目標としている槍ヶ岳の山行だったのに、本当にかわいそうでした。さぞ無念だろうな。私も昨年怪我で断念したから気持ちがよくわかります。

時間がかかるけど治れば、山は登れるようになるし、山は逃げないので、あきらめずに治療にはげんで、復帰できますようにと心の奥で祈りました。

★お役立ち情報:
東武鉄道のホームページに「鳴虫山」の情報が載っています。(以下をクリックするとサイトに行けます。)地図もあります。

鳴虫山コース 東武線沿線 自然ハイキング 「電車でハイキング」

(使った地図)
昭文社山と高原地図「日光 白根山男体山
国土地理院 地形図 「日光南部」