山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

未知の世界 5.11b

湯河原での講習も、早いもので最終回。

 
講習が始まった頃は、まだ梅もちらほら咲く位だったのが、この前の週末は「見ごろ」と看板がでてました。何か一生懸命やってると時間が経つのは早いです。
 
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この日も観光客でごった返す幕山公園。その人混みをかき分け茅ヶ崎ロックへ。

 
早速ゼルダ(5.11a)に取り掛かる。と言っても、イッピン目までの最初のムーブ出来ないから、その先からスタート!
 
リードで、ヨレヨレしながら終了点へ。
 
その後最初のムーブを何度もトライするけどなかなか決まんない。ガッカリ。
 
登山道から見えるところなので、クライマーが珍しいのかギャラリーが多い。
 
次に取り組んだのは、トポにも見当たらないルート。なんでも5.11bとのこと。リードでは無理なのでトップロープで。それでもあまりにもいつも登っているレベルより高い。何となく最近やっている薄〜いホールドを使ってのトレーニングを彷彿させる。
 
1回目はよく分からず、薄いホールドやポケット類を処理できずおりてきてしまった。
 
他の友達らが、登り始めると、エリアの整備をしていらっしゃるベテランクライマーのTさんが色々とアドバイスを下さった。
 
ここに限らず、壁面の苔を落としたり、道を作ったりと、様々なエリアの整備を進めて下さっている。城山のワイルドボア・ゴージュを使えるのも、この方のお陰だそうです。頭上がりません。
 
我々の登っている壁に張り付いているもう一組のパーティーは、ササっと課題に取り付いて一撃し、あっという間に次の課題に移動していった。ああいう風にいつになったらなれるかな。
 
さて、2回目は回収がかかっていることもあり、テンション何度かして、登りきりました。スリングとカラビナも無事回収。
 
ホッとする反面、おりてきて思う自分の実力のなさ。リードではこの課題を今は登れないのが骨身にしみる。
 
ライミングの世界では「リードで登らないと登ったことにはならない」という暗黙のルールがある。
 
自分がイレブンをリードで登れるようになるのはまだ先!遠い未知の世界だなとつくづく思う。
 
湯河原での講習はこれでおしまい。しばらく来ませんが、また場所を変えて、色んなところで修行は続きます。