5月3日は埼玉県秩父市の三峰神社へ。今は、車やバスで簡単に行けるのですが、昔の人がお参りをするために使った表参道を歩いてみました。
★歩いたルート:
大輪バス停→登竜橋→清浄の滝→薬師堂跡→奥宮遥拝殿→三峰神社
★実際の様子:
人混みが苦手なので、ゴールデンウィークはいつもなら下界でのんびりしているのですが、今回は意を決して秩父へ。
ネット予約しようと思っていた西武鉄道の特急レッドアロー号も数秒の差でとれず。やむなく7:05の快速急行三峰口へ乗ろうと池袋駅のホームに着くと、人で溢れかえっておりました。それでも何とか座れました。そういえば山を始めたばかりの2012年の5月に日和田山に行った時もこれぐらい混んでたから仕方ないか。
飯能までは全く人は減らず、奥武蔵の山を歩くハイカーが高麗・武蔵横手・吾野辺りで少しずつ下りて行ったものの、結局西武秩父まで観光客とハイカーで電車は混んだまま。
9時前に西武秩父駅に着き、三峰神社行きのバスに乗っても満員。10時頃大輪のバス停に到着。このバス停のそばにはきれいなお手洗いがあるので使わせてもらう。何せこの先は山。
紅乃屋さんの横を通り、登竜橋を渡る。
新緑がとても美しい。
この数か月必死に仕事をしている間に、もうこんないい季節に。登竜橋を渡り切り、振り返るとこんな感じ。
立派な杉並木の間を歩いて行くと、舗装路が終わったところが広場。標識には、この先の登山道が三峰神社への表参道と書かれています。
広場でストレッチしている間に、若者が2名登っていきましたが、それ以外にハイカーはいません。
10:40に登山開始。登山道の両側の杉は、とても太く樹齢がいったいどれくらいなのかと感心してしまう。多くの人々を見守ってきたに違いありません。
途中小休止を入れ歩き、11:21には清浄の滝に到着。
昔の人はここで身体を清めたそうです。滝の手前には鳥居が複数あります。
更に、歩いて11:49には薬師堂跡に到着。
ここにも大きな杉の木と、お地蔵様がありました。
こういう信仰の山で、山の上に神社があるところには、「〇〇丁目」という道のりをしめす丁石があります。薬師堂跡は二十八丁目。
ちなみに三峰神社がある所は、五十二丁目なので、まだ半分ちょっとしか来ていません。
ここで10分位休憩。アンパン食べて鋭気を養い、また歩き始めると、綺麗なシャクナゲや
桜が咲いていました。
美しいものを見ると心が洗われますね。
13:05には奥宮遥拝殿に到着。ここから奥宮のある妙法ヶ岳が見えます。
実は元々その山まで歩く予定でしたが、何せスタートも遅いし、ここから妙法ヶ岳までピストンしてから三峰神社発の最終バスに乗るのは時間的に厳しいので、そのプランはお流れとなりました。まあわざわざゴールデンウィークでなくても、別の機会に来れるからいいかな。
立派な鳥居をくぐり、三峰神社の境内に入る。
階段を振り返るとこんな感じです。
そして正面には、立派な随身門が。
ちなみに右側を向くと、日本武尊の像がお出迎え。(ちょっと遠いけど)
つづじもきれいです。
この日は奥院山開祭が行われていて、多くの人で賑わっていました。
本殿も非常に凝った作りになっています。
この神社は、関東屈指のパワースポットとして知られているそうです。「今年前半はいろいろあったので、邪気を祓いに来た」と冗談半分に友達と話しながら山を歩いていましたが、良いパワーをもらえたと思います。
今回の山歩きが無事に終わったことに感謝しつつ、「山での安全」と「この夏の目標の山へ登頂」を祈願しました。
その後は、コーヒーハウスで少しまったりしてから、バスに乗って帰りました。(道が渋滞してバスが1時間位来なくて辛かったけど、ゴールデンウィークなので想定内。)
★感想
表参道は非常に歩きやすく、迷うところがないので(人があまり来ないので単独はすすめません)、仲間と一緒にあるくには良いルートだと思います。
一般の観光客は、バスや車で上がってきますが、やはり表参道を歩いてきた方が、昔の人がどんな思いで信仰のために登ってきたのか味わうことができるので、巡礼の道的な登山を楽しみたい方にはおすすめです。
裏参道というのもあるので、次回は奥宮のある妙法ヶ岳と合わせて歩いてみたいと思います。
★おまけ
①三峰神社のウエブサイト:
②地図: