山行女ビギナー編2 by つるぎ

ビギナーによる登山とクライミングの体験談です。

備えあれば・・・低体温症

シリーズで参加したテント泊講習ですが、毎回登山に関する大事なことを学びました。

最終回のお題は「低体温症」でした。
これは、身体の深部体温が標準より下り、震えなどの症状が出て、最悪の場合死に至るもの。

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そんな人に遭遇した場合、何かしらの対応が必要ですが、医療のエキスパートでなければ治療は出来ません。

では普通の人はどうしたら良いか?

低体温症になった人の意識レベルを評価することが、その人への治療や状況判断のキーになるということで、AVPU(アブプ)と言う評価方法を教えていただきました。

AVPUとは、
A=Alert (意識には清明見当識あり)
V=Voice 或いはVerbal (呼びかけに対応あり)
P=Pain (痛みに反応あり)
U=Unresponsive (言葉にも痛みにも反応なし)

・・・というもの。

ガイドさんの作ったカプセーというチベットのお菓子をいただきながら、

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みんな真剣に話を聞いていました。

でも、それだけで終わらず「もしこんな状況に遭遇したら?」ということで、低体温症の3レベルに分かれて講習生みんなでロールプレイ!

そして何と私は重症の「低体温症で行き倒れの人」の役をすることに!

この間、何があってもUnresponsive (無反応)。

チームのみんなは「何の反応もなく、体温下がってるから、これはヒューマンブリトー(※)しかないね」と、シュラフ、ザックのインナーバック、ダウンなどで私をぐるぐる巻きに・・・。

白馬大池を回ってる山岳パトロールの人も、何やってるのかな?と見に来たので「あっ、これ講習です〜!」と言わないといけない位迫真の迷演技?!

なかなかお勉強になりましたが、やはり予防が何よりも重要じゃないかと思いました。

また秋になったら別の講習会で、「低体温症と凍傷」についてお話は聞く機会あるのですが、こういうの繰り返しやったほうがいいですね。

こういう状況に会いたくないですが、まあ備えあれば憂いなしということで。

※ヒューマンブリトー:

人をシュラフなどで巻いて、身体を温めること。メキシコ料理のブリトーみたいに具を巻くことからくるようです。