山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

秘湯 阿曽原温泉へ(Day 2)

清々しい朝を迎えるはずが・・・

4時頃、ビニール袋のガサガサ攻撃、その後「はよ起き〜や。寝てるのあんただけや。布団はがすで〜」という声。何と吉本新喜劇開演。「何でやねん」とつぶやきたくなる。

5:30頃気を取り直し、裏剱眺めに仙人池へ。

でも、ここも人だらけ。

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雲のせいで、朝焼けは期待出来そうもないので、小屋に戻って朝ごはん。

他のパーティがいなくなるのを待ちながら、写真を撮って時間潰す。

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紅葉がキレイ。 

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静かになると落ち着く。

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7時に小屋を出発!

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仙人温泉までの下りは、雪渓が核心。2度あったけど、両方共ロープで確保してもらいながらおりました。

8:20頃仙人温泉小屋付近に到着。

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仙人池ヒュッテを遅く出発したのに、結局ここまでの間に、全パーティ追い越してしまった。

この先は人の気配がないので、ガイドさんは熊鈴装着。人よりも熊の方が多いとのこと。下界とは違う原理原則で物事が進む世界。なんだかナウシカ腐海みたい。

8:53仙人温泉小屋をのぞむ地点へ到着。

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ここから谷を振り返ると、雪渓が。

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少し歩くと本日の最高地点。

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この先は雲切新道の急な下り。 

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不帰ノ険、白馬鑓ガ岳、

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五竜岳鹿島槍など後立山連峰の山が見えてきました。やはり近い。 

濡れてる岩や木の根と格闘しながら、急な下りを何とか進んで行くと、

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雲切谷の滝。

もう少し行くと黒部川、そしてハシゴを下りきると仙人谷ダムが。わかっていても人工物がそこに佇んでいるのが不思議な感じ。

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ダムの水の美しさに息を飲む。と同時にこのダムを作った人達の苦労を思い出す。

ハシゴを下って、

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標識を見ながら歩き、

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建物の中へ。

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隧道を通る。

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歩くと微かに硫黄のにおいが。

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高熱隧道に続く道を横切ると、そこだけ暑い。小説で読んだのことを思い出す。166度の岩盤を掘り進む難工事。ようやく隧道の外に出るとセミが鳴いていました。

また夏に逆戻り。

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そして関西電力人見平寮の横を通る。冬もここで従業員の方々は過ごすそうです。大変だな。

12:10に阿曽原温泉到着。

他の登山者はまだ来ない。

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テント場の横を下り、

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露天風呂へ!

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こんな景色を眺めながら、

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ビール片手に、貸し切り状態。

今まで行ったどこの温泉よりも最高!

頑張って歩いてよかった〜。  

(つづく)