山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

鳥海山(前半)

最近通っている東北。今回は鳥海山へ。

日本海から16キロしか離れていない2千メートル級の山は他にはないそうで、その特殊な地形のため、冬は豪雪地帯。そして江戸時代には北前船のランドマークになっていたそうです。

それを聞いて富山の立山連峰を思い出す。あちらは海から30kmの距離で3千メートル級。同じく豪雪地帯。

日曜早朝3時に起き、宿を4時半出発。

着いたのは祓川登山口。

まだ空気はひんやりしてきます。

5:15登山開始。駐車場からだと距離を感じます。

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山頂を回って鉾立へ抜けるロングコース!

歩き始めると直ぐに竜ヶ原湿原。

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昔は投網で岩魚を取れるほど水があり、山の上から見るとその魚影が、龍が空に向かって登っているように見えたのが由来とか。

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賽の河原を過ぎると、1つ目の雪渓。
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雪渓は長いので軽アイゼンとストックの登場。

8月のお盆の頃になっても雪渓があるくらいだから、春スキーに人が訪れるのも頷ける。

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6:43に康ケルン・七ツ釜避難小屋付近で休憩。

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こんな滝と釜(滝壺)があります。

7:05康新道との分岐で5分休憩。

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ここにも雪渓。氷ノ薬師まで登ると岩手山が雲の上から頭を出していました。

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雪がある時はここをスキーで滑るとか。

ちなみにこの山も高山植物が沢山。

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蜂は短い夏の間、一生懸命お仕事中。

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鳥海アザミ。ここにしかない固有種。

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前半最後の雪渓を抜け、
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8:52には、舎利坂中間点。
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登山口の駐車場と竜ヶ原湿原が見えます。
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山頂方面は近いようなそうでないような。
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9:25七高山(標高2,229m)へ到着。
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ここは鳥海山の外輪山。
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現在最も高いのはお向かいの新岳(2,236m)。

松尾芭蕉が旅をしていた頃にはなかった山。

庄内平野日本海。更にこの日は眺望がよく、月山も見えました。

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でもこの日の行程は鉾立まで。

まだまだ長いのです。(つづく)