<室堂平散策シリーズ 続き>
最後は玉殿岩屋へ。立山開山の伝説の聖地。
立山を開山した佐伯有頼が、熊と白鷹を追い山を登ると、岩屋からうめき声が聞こえ、中を見ると追っていた熊は実は阿弥陀如来で、有頼に立山開山を命じたというゆかりの場所。(詳細は「★おまけ」のサイト参照)
室堂小屋から少し登山道を下るとあります。
以下写真の室堂小屋から右下辺りの岩場がそれです。
10分程の距離ですが、訪れる人はあまりないようです。
すれ違ったのは1人だけ。
入口にはこんな看板があり、そこから下ると、視界から人が見えなくなるので心細い。
道沿いには、クマが好きそうなイチゴが沢山。予想以上にワイルドな道。
会えるのが神様ならよいのですが、本物のクマが出そうで怖い。単なる散策のつもりで宿を出てきたから、熊鈴はおいてきてしまった!
ちなみに手前にあるのは、虚空蔵窟。行者の修行場・宿泊所だったそうです。
ささっと見てから来た道を戻る。
室堂小屋が見えればもう安心。
この辺りには沢山の石仏が存在しています。
立山は今でこそ観光名所・登山するエリアですが、やはり元々は信仰の山。
山に登ると、登ること自体に気がいってしまいまいがちです。でもここに来ると「山や自然って神様みたいな人知を超えた存在だから、畏敬の念を持って向かい合って行くべき」とあらためて思いました。
★おまけ
立山開山の歴史に関するお話は、以下にわかりやすくのっています。
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