雪山は行けないので、週末は岩場へ。
年内最後。
登り納めです。
5.8から始めて、
5.9、5.10a、5.10b、5.10cとコンフォート・ゾーンでのクライミング 。ストレス全くなし。
身体の調子は良さげなので、来年はもう少し攻めの姿勢でいきたいと思います!
寒い土曜の朝久しぶりに中央線で西へ。
「富士回遊号」という特急に乗ってみました。
富士山方面は訪日客に人気の場所。外国人が多い。
更に大月でナルトの描かれた富士急行線に乗り換え。
10時前に出発して、山に向い少し歩くと、ローマの水道橋を思わせる煉瓦造りのアーチ橋。
この橋は国の有形文化財に指定されています。
東京電灯(現在の東京電力)駒橋発電所落合水路橋。明治時代の建築物だそうです。
さて、この日目指したのは九鬼山(くきやま)。
不思議な名前です。鬼が9人もいたの?
どうもそれと関係しているみたい。
大月市の百蔵山(ももくらやま)で生まれ、上野原市の犬目で犬を、大月市の猿橋と鳥沢でサルとキジを引き連れ、鬼の住むこの山へ鬼退治に来たという話。
富士山眺望を楽しめる山として知られています。天気予報は曇り。どうかなあと思いましたが、天狗岩からちゃんと見えました。
日本一の山はいつ見ても美しい。
お昼前には九鬼山の山頂!
ここからの富士山も美しい。
この辺りに来ると富士山がとても近い。
その後は札金峠、馬立山との分岐を経て、田野倉駅へ下山。5時間ほどのゆるい山歩き完了。
今年もあと3週間あまり。この雪山シーズン、そして来年の無雪期の目標は未確定ですが、いずれにしてもしばらく地味なトレーニングが続きます。
武蔵五日市で黒茶屋と聞き思い浮かべるのは?
この素敵な古民家?
それとも・・・?
ゆるゆる登山の後は、前から気になっていた黒茶屋へ。そこからの秋川渓谷の眺めはとても美しい。
予約の時間までまだ余裕があるので散歩。
川原には大きな岩。
よく見るとチョークの跡もある。
最近も登っている人いるみたい。
記憶にある岩。
当時一緒にクライミングをしていたみんなはどうしてるかな?ジムも変わって会わなくなってしまった。岩を見ると、やはりクライミングは外で楽しみたいと思う。
でも最近「誰と山を歩くか?クライミング をすべきか」考えてしまう。
今年はショッキングな死亡事故が自分に関係する人の周りで起きたり、自分も事故寸前の状況を目撃した。
山やクライミング 対する考え方も人それぞれで価値観が違う。
だから気がつくと、あるべき道・行くべき方向・一緒に行動すべき人について考えている。どうにかなりそう。
分かっているのは出来る時に出来ることを着実にしていくこと。制約のある中で無駄な時間を過ごしているヒマはない。遊ぶにしても真剣なのだ。
改めて過去数年の自分の活動を思い起こす。
予約の時間なので、また黒茶屋へ。
水車の横の門をくぐり、
階段をのぼって茶屋へ。
秋の彩りを添えた味わい深いお食事。
洋もいいけど、やはり私は日本人。
こういうお食事が好き。
・・・とまた自分を甘やかしてしまった気がする。
ターミネーターのサラ・コナー並に心身ともに強くならないと。
生き残れません。山でも下界でも。多分。
何とかしないと!このままではダメ。
もっと強くありたい!変わりたい。
ようやく天気が安定したので土曜日は西へ!
新宿駅で乗り換えたら、熊鈴が鳴り響いていた。見るとハイカーのおじさん。超迷惑!その鈴むしり取って捨てたいぐらいうるさい。熊は新宿駅にいません!!!
8:48に終点の武蔵五日市到着。
この辺りいつも秋か冬にしか来ない。だって杉だらけなんだもん。「この前来たのはいつだっけ?」と考えながら車で上川乗まで移動。
9:37登山開始。今日はゆるめの山歩き。
標高700mを過ぎた辺りで一休み。空が青い!
あっという間に浅間嶺(標高903m)
時刻は11:11。
秋ですね。遠くに雲取山。東京都の最高峰。
登山道沿いにはススキ。どら焼き食べて休憩。
11:40過ぎに出発。
先週歩いた越後湯沢の飯士山とは違って、この辺りの道は歩きやすい。
12:40に時坂峠の峠の茶屋着。この場所には神社が祀られている。
正面に大岳山が見える。
今日はどこの山も登山者で沢山だろうな。
郷に下りて来たら桜が咲いていました。
なぜこのタイミング?謎です。
13:36払沢の滝入口着。
この辺り滝が多い。
これで今日の歩きはおしまい!全然物足りない。
もっと負荷かけて歩きたい!
ようやく天候に恵まれた久々の週末。
久しぶりに上越新幹線に乗り、
長いトンネルを抜けると・・・
秋の越後湯沢。無雪期に来たのは初めて。
今回はマルチピッチというかバリエーションで飯士山(いいじさん)へ。
8:41ここから登山道へ入ります。
少し歩くと分岐。
行きは尾根コースへ。
紅葉の美しいブナ森を抜け、
途中から沢に入ると、
大きなスラブが広がります。
雪で磨かれると岩肌もこうなるんですね。
それにしても濡れてて怖い・・・。
クライミング・ギアを装着後登っていくと、
周りの景色の美しさに心を奪われます。
越後湯沢周辺のスキー場が視界に。
NASPA、GALA、石打丸山。ちなみに飯士山の反対側の斜面は、岩原スキー場。飯士山の標高が1,111mであるのにちなみ、毎年11月11日に飯士登山祭が毎年行われているそうです。(今回とは別ルート)
スキーはご無沙汰ですが、スキー場を見ると練習したいなと思う。でもいつも慣れた頃にシーズンが終わる。冬は雪山やアイスクライミングをしたいから、スキーする時間が足りない。
・・・などと考える余裕が今回のマルチはある。
気づけば4ピッチ登り、それからトラバース。
負欠岩が見えてきました。
よく見るとボルトが打ってあります。
8ピッチ目で岩の基部に回り込んで、
最後はこの上に登って完了。時刻は12:30。
登り終わったらお腹すいたのでおにぎりを頬張る。コルに吹き上げる風は冷たい。フリースを着こむ。やはり冬は着実に近づいている。
帰りは登るよりも大変な急斜面の下り。
一般登山道の負欠コースにあたるルートなのですが、首都圏の整備された登山道とは違って、苔のついた岩があったり、道も細い。新潟の登山道は、割と難易度が高い気がする。
14:35には登山口に無事到着。
あっという間でした。
久しぶりのクライミング は気分爽快でした。
★おまけ
負欠岩の読み方ですが、二通りあるようです。
- ふっかけいわ
- おいかけいわ
私の周りでは前者の呼び方をしていたのですが。
現地の標識では後者のようになっていました。