山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

ストックの話

前回のブログで紹介した「日和田山」の山行は、「I 型ストック」を使っての講習会でした。今回はその内容についてです。

★ストックを使用する際のポイントは:

1. 長さは持って肘が90度になるくらいの長さにする

2. 登りでは短めにする

3. 下りでは長めにする

4. 登りの時は、ストックは足元の横につく

5. 下りの時は、ストックは足元よりやや前につく

6. 岩場・鎖場(くさりば)ではストックは使わない(危ないのでしまう事)

7. ストックは上下に振る。(前後に振らない)

8. 狭い登山道ではダブルストック(2本)はNG!どうしても必要なら1本で。

9. ストックの先についているキャップは、基本的につけたまま登る。

これを全部考えながら、登山道を歩くのは結構慣れるまで時間がかかりそう。

7番目の「前後に振らない」というのは、イメージしにくいかもしれません。これは、街中で傘をもって階段を上がる場面を想像すると良いかもしれません。傘のとがった先部分が、目の前をぶらぶらしていると怖いですよね。それと同じで周りに人に迷惑をかけないためだそうです。

9番目のキャップをつけたまま登るというのは、日本の登山道の場合には土が露出している所がほとんどなので、その部分を守る(植生を守る)ために必要だそうです。つまり尖がった先で、登山道の横をグザグザさしていくと、登山道の周辺に生えている植物がダメになってしまうからだそうです。

ちなみに、ストックは必須アイテムではなく、て歩けるなら無くても問題はないそうです。(今回は講習なので練習したけど)

ということで、使う必要がある時には、上の注意を守らないと、色々とトラブルの元になりそうです。

ストックだけで、こんなに注意することがあるんですね。山道具は深い~。