山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

三ツ峠(山梨県)

今回は、スクール初めての山行で、テーマは、「歩き方」でした。

昭文社のコースだと、休憩をいれなければ往路1:50で、復路は1:20という楽勝コース。これを倍近い時間をかけてひたすら歩く修行です。(まあ初心者向けの第1回なんで) 

★山行日:2012年9月29日(土) 
★天気:晴れ のち くもり(確か・・・) 
★コース

往路:三ツ峠登山口(標高1,230m)→登山道入口→展望地→開運山(標高1,85.2m)

復路:往路と同じルートを下山 

★実際の様子

バスに揺られて、三ツ峠のある富士吉田市(河口湖のそば)まで移動。バスの中では、これからお世話になるガイドさん達の自己紹介やら、初回の机上講座の内容の復習と今回のテーマ「歩き方」について説明がありました。

三ツ峠登山口に到着し、登る前に「装備のチェック」が入ります。「ザックのポケットにペットボトルなど落ちそうなものが入っていないか」、「靴ひもは、ちゃんと結んであるか?」など。

スクールの山行では、山小屋泊や岩稜歩きがあるので、今まで使っていたザックと靴では厳しいので、1泊にも使える40リットルのミレーのザック(SAAS FEE II)とスリーシーズン用の岩稜歩きもOKで軽アイゼンも装着可能な靴底の固い靴(AKU NEW FITZROY GTX)を買いました。(写真)

 

新道具 2

 

例によって、お値段はお高く、靴は43,000円、ザックは19,950円。合計で6万円超してしまった。18世紀のフランスだったら「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」のマリー・アントワネットじゃないけど、庶民から総スカン食らいそうな金額。でも今回は、いろんなお店でリサーチと試し履きを繰り返しての結果。長く使うお友達なので必要経費。まあこれ以外は、既に富士山用にいろいろ買ったから大型出費はないし。(多分)

まあ靴の方は三ツ峠にはもったいない気もするけど、まあ足慣らしということで。

前置きが長くなりましたが、登山口を出発したのは、10:55でした。何しろスクールなので、今までの山行のようにカメラを手にして歩いていると、もっともなことですが「危ない!」と注意されます。写真を撮っている人が登山道をふさいで人に迷惑をかけたり、写真を撮ることに気を取られて、滑落なんてこともあるので、最初のうちに厳しいしつけをしてもらっていると考えれば納得。

とそんな訳で、今回あまり写真は撮りませんでした。

さて、登り始めるとひたすら歩き方の練習です。大人の部活「登山部」始動。 

注意するのは(富士登山レーニングでも習ったことと同じ):

膝を伸ばしきらずに

歩幅を小さく

静かに(石とか蹴散らさないように) 

・・・歩く!これだけ! 
いかに基本というものが大事かを思い知らされます。(何でもそうですが)

時々小休憩をとりながら展望地についたのは、13:10過ぎ。そこからは先月登った富士山が見えました。見ていると1か月前のことなのに、富士登山がとても前のことのように感じられました。

展望地から富士

こんな看板も立っています。

展望地

 10~15分位休憩を展望地でとった後、さらに先に進みました。

山小屋の四季楽園手前の広場で、ザックをおき、今度は一人ずつ山岳ガイドさんの前で、傾斜のある地面を歩きました。前屈みにならないように前を見ながら歩く・・・意外と難しい。みんなが見ている前で歩くのですが、結構緊張しました。こんなことするのは人生初!ここで20~30分は練習していたような気がします。

練習後さらに開運山に向かう道を進むと、三ツ峠の屏風岩が見えました。ここは、ロッククライミングのゲレンデ(練習場所)として有名なところ。この写真にもよく見ると人が写っています。いつかそういう事もしたいなあと思いつつ、山頂へ。

岩場

 14:07に山頂に到着。こんな碑が私を出迎えてくれました。

山頂

 写真タイムを取った後、四季楽園まで下りて、少し休憩を取った後、また歩く練習をしながら下山。

第1回目のせいか、靴が合わなくて足が痛くなって歩くのが大変になった人などもいて、そのトラブルシューティングにガイドさんも対応に忙しく、最終的に登山口に着いたのは、16:40でした。

★感想

こんなに時間をかけて、三ツ峠歩いたのは、この1回だけ。

先生であるガイドさん達は、スクール生のレベルがバラバラなのにもかかわらず、こまごまとしたアドバイスを長時間に渡りして下さり、今振り返ると本当に有難かったなと感じます。 

★お役立ち情報のURL 
三ツ峠山」のサイト

山全般のアクセスについての情報や今回登ったルートが部分的に出ています。 

(今回利用した地図)

昭文社山と高原地図「富士山 御坂・愛鷹」です。