山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

クライミング熱 再発!

(はじめに)

今回は、普通の登山の話から少々脱線します。興味のない方はパスして下さいね。

2012年7月、衝動的にクライミングシューズを買ってしまいました。

モカシム

買ったのはファイブテンのモカシムオンサイト。(写真)

実は、山歩きを始めるずっと前、2001年の夏から2年ほどクライミングをしてました。

富士登山を決意し、山を歩き始め、「金峰山」から「小川山」や「瑞牆山」を眺め、谷川岳でちょっとした岩場に出会って以来、何をどうやっても、クライミングのことが頭から離れなくなってしまいました。

そこで目白の「カラファテ」(山道具屋さん)へ行き、「久々にクライミングしたいんで」と、親切な店員さんといろいろ相談して決めたのが、この一足。

ライミングを始めたきっかけは、クライミングの盛んなフランス出身の同僚から「やってみない?」と誘われ、友人らと南町田のグランベリーモールにあるモンベルの人工岩(ピナクル)に登ったことから。

登ってみると、子供の頃の記憶がよみがえります。当時は相当なおてんばで、4階建ての建物くらいの高さに木に登ったり、3cmの幅しかない塀をつたい歩きをして遊んでました。(親はたまったもんじゃなかったと思いますが) 試しにピナクルに登ってみたら、何だかワクワクして、「三つ子の魂百まで」ではないですが、すごく楽しい。

それから今度は、神奈川県相模原市にあるジムで、初心者講習を受け、トップロープ・クライミングを始めました。そこは、倉庫を改装して作ったジム。すごく広くて「トップロープ」・「リード」・「ボルダリング」、冬には「アイスクライミング」と様々な種類のクライミングの練習ができる大型店舗。

でも、そこは遠くて、週末しか遊べないので、都内で平日会社が終わった後に行けるジムを探すと、山手線沿線に一軒ありました。ビルの地下1階に下りて行く感じは、ジムというよりも、ちょっとクラブというか秘密基地っぽい。こじんまりした空間にはホールドがいっぱい。夜の11時までやっているので、会社員にはもってこい。

ジムの壁には、「城ケ崎」や「城山」などアウトドア講習の告知が貼ってあり、ちっちゃなTVでは世界的に有名なクライマーの動画を流していました。「いつかアウトドア行きたいなあ」と思いながら、結局ここに、平日の週2回のペースで通いつめました。

今でこそ、街を歩けば、カラフルなホールドがついているクライミングジムを、結構沢山見かけますが、当時はジムを探すのも道具を買うのも一苦労でした。

でもあれだけ通ったのに、海外への引っ越しを機に離れてしまいました。その後、友人と数回単発で登りに行ったものの、継続的には行けず。

「もうシューズもハーネスも使わないかな」と思い切って道具一式を処分し、一度はさよならしたクライミング

あれから約十年、山に入るうちに、「クライミング熱」が再発。

でも、過去の経験から、上手くなるには、練習量だけでなく、ちゃんと教えてもらってトレーニングしないと無理。だから今度やるときは絶対にそうしたいと考えるようになっていました。

でも条件の合うところがなかなか無い。入る予定の登山スクール(一応3年制)のカリキュラムの中で少しやるけど。そこはあくまでも「山に登るためのスキルを磨く一貫」としての訓練。それはそれでためになるけど・・・未練たらたら。

社会人山岳会で、剱のバリエーションやら数々の岩場をバリバリ登っている友人に話すと、「靴買ったんなら、外行きましょうよ~」と誘われたけど、その前にやるべきことが多すぎ。おまけにハーネスも買ってない。なので「少々お待ち下さい」とお茶を濁してしまいました。

そんな感じで「どこで・どう習うか?」も決めずに衝動的に買ったクライミングシューズを眺めながら、このあと数か月間をもんもんと過ごしました。 (自分でも何やってんだか・・・と今思うと笑っちゃいますが。)

ということで、今回はクライミングよもやま話でした。

★参考情報

1. 「山と溪谷社のクライミングボルダリング総合サイト」:

ここには、「クライミング」についての有益な情報が沢山あります。クライミングは危険を伴うスポーツなので誰にでもおすすめできるものではないですが、もし興味があって始める場合には、ちゃんと指導を受けるのが必須。是非、講習を受けてから、始めて下さい。

http://www.climbing-net.com/

2. 目白のカラファテ(山道具屋さん)

人生2足目のクライミングシューズを調達したお店。店員さんの知識が豊富で、安心して靴を選べました。

http://www.calafate.co.jp/