山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

丹沢縦走 後編(神奈川県)

今回は、2日目「長距離・長時間縦走」のお話です。

★山行日: 2013年5月5日(日)

★天気: 晴れ

★コース

塔ノ岳→丹沢山(表王1,673m)→姫次→焼山→長野(焼山登山口)

実際の所要時間:約4時間

★実際の様子

夜明け前に起きだし、ウェットタオルで顔を拭き、日焼け止め等を塗って身支度を整え、05:05に外に出ると、もう朝日が出ていました。

塔ノ岳 朝日

山頂は寒く、当然ながらダウンを着込んでないと寒くてつらいです。

南側を見ると相模湾と海岸線がはっきりと確認できました。

朝 南方面

西方面を見ると、富士山が。そして山中湖と思しき湖も確認できました。

朝の富士 塔ノ岳より

塔ノ岳山頂の標識も、朝日のせいで赤く色づいています。

塔ノ岳山頂 朝

小屋付近を写真撮影のためうろついていたら、昨日小屋の人に怒られていた外国人のお兄ちゃん二人組に遭遇。どこに泊まったのかしら。う~む。

さて、尊仏山荘の朝食は、おでんとなっています。寒いのでおでんが妙にうれしい。小屋の主のミー君は、ご覧の通りストーブの前で、まったりしています。いいなあ。

ミー君とストーブ

でも今日は、沢山歩くので、そんなヒマもなく、さっさと食事を済ませ小屋の前に集合!

尊仏山荘出発前

06:00に小屋を出発しました。最初に目指すのは、丹沢山です。

日高(標高1,461m)を通り過ぎ、竜ヶ馬場(標高1,504m)に6:50着。ここは展望がよいのですが、今回は時間の都合で写真は撮れず。

更に進んで、7:30に丹沢山(標高1,567.1m)に到着しました。富士山はここからでもきれいに拝めました。

丹沢山

5分ほど休憩し、更に不動ノ峰(標高1,614m)にて8:20から5分ほど休憩。ここからは、今まで歩いてきた稜線を眺めることが出来ました。

そして9:17頃、写真の鬼ヶ岩ノ頭(標高1,608m)付近を通過。この岩場を下った後は、写真でも認識できる登山道をひたすら歩いていきます。

鬼ヶ岩ノ頭

10:30には、神奈川県の最高峰である蛭ヶ岳(標高1,673m)に着きました。子供の頃から、眺めていた丹沢山塊の最高峰にたどり着けたのは、やはり感無量というかとても嬉しい。

蛭ヶ岳山頂から

周りは見渡す限り山だらけ。(上記写真参照)横浜・川崎などの大都市を抱える県に、人工物のない、こんなに雄大な自然が広がっているのは、本当に驚きでした。

蛭ヶ岳山荘で、コーラ飲んだり、トイレ休憩などを済ませ、15分の休憩後出発。

ここから、北側に伸びる登山道を、更に歩いていかなくてはなりません。実は、この先はアクセスが良くないので、ゴールデンウィークでも静かです。

蛭ヶ岳の直下の急な斜面を下り、地蔵平(標高1,376m)に11:45に到着。姫次に、12:30着。ここから登山道は、北東に進路が変わります。13:15に黍殻山手前の大平分岐に到着。

焼山(標高1,059m)に着いたのは、14:40でした。ここまで来て、ようやく最終目的地の焼山登山口まで1時間という距離のところ。20分ほどの長めの休憩をとりました。

焼山

そして15:40に昭文社の地図で、「落石注意」と書いてある破線ルートと実線ルートとの分岐に到着。

実は、さすがに今回は歩く距離が長いので、この分岐の辺りで「もう足が・・・」「膝が・・・」と体力的に辛くなったメンバーと2つのグループに分かれました。まあ、そういう事もあるよね。初めての長距離縦走・泊りだったし。

チームを分けた後、実線ルートの方に進みました。この実線ルートは、地図に「ヒルに注意」と書いてあり、ガイドさんからも「まだ平気だとは思うけど、気をつけてね~」と言われながら下りて行きました。

そして林道との合流地点には、「ヒルを入れるペットボトル」がありました。のぞいてみると、1匹だけ入っていました。やっぱりキモイ。なので写真は当然とりませんでした。

16:55にようやく長野集落にある焼山登山口に到着。長い長い縦走の週末が終わりました。

★感想

なかなか歩きごたえのある縦走で、終わった後の達成感は何とも言えませんでした。また、いつか歩きたいです。

★お役立ち情報

①尊仏山荘のウエブサイト

http://www.cnet-sb.ne.jp/sonbutu/default.html

②藤野やまなみ温泉

http://www.yamanami-onsen.jp/

(使った地図)

昭文社山と高原地図丹沢