スクールの1年目の山行もいよいよクライマックス。目標の北岳山行前の最後の調整は、南アルプスの女王と呼ばれている仙丈ケ岳で行われました。
南アルプスの山に足を踏み入れるのは人生初。そこでは人工物が目に入らない大自然が待っていました。
★行程:いつものことですが、初日は移動日。2日目は山行日です。
移動日:2013年7月20日(土)
山行日:2013年7月21日(日)
★実際の様子(1日目)
今回は今までで一番車での移動が長い。中央高速道路を使い、諏訪インターチェンジで一般道に下りました。
既に12時近いので「峠の釜めし」で有名な「おぎのや」のドライブインにちょいと立ち寄り、お昼を食べました。それにしても、もともと信越本線の横川駅で売られていたおぎのやの店舗が、諏訪にもあるのは知りませんでした。軽井沢に行くと、時々釜めしを買って食べるけど。でも、今回は時間があまりないので、残念ながらおそばをかき込みました。
おぎのやの駐車場をプラプラしていたら「諏訪湖ダックツアー」って書いてある水陸両用のバスを発見。これシンガポールでも見たなあ。東京でも、湾岸エリアで信号待ちしていたら目の前をこのバスが通り過ぎていったことも。やっぱり夏休みが始まるんですね。
昼食後、車は諏訪を離れ、国道152号線に入り、桜で有名な高遠を通り過ぎ、戸台口で左折し仙流荘で下車。この先は、南アルプス林道となっていて一般車両は入れません。小さな伊那市の市営バスで、今夜泊まる山小屋「長衛荘」のある北沢峠に向かいました。
この林道は道幅が狭く、非常に曲がりくねっていて、岩肌も出ていて怖いです。そんな道を、バスの運転手さん達は、無線で情報を共有しながら運転をしています。すごいスキルです。(写真は車窓からの眺め。動いているので遠くの山は撮れませんでしたがいい天気です。)
あれよあれよという間に、バスはどんどん標高をあげていき、北東方面に鋸岳や甲斐駒ケ岳が見えてきました。周りには鉄塔や送電線などの人工物が全く見当たりません。海外では珍しくありませんが、日本のそれも本州にそういうところが残っているのが、不思議な気がしました。
14時過ぎに北沢峠に到着。
北沢峠には、長野県伊那市側から来るバスと山梨県南アルプス市側から来るバスがあります。ちなみに、これが乗ってきたバス。可愛らしいサイズでしょ。
気温は20度と涼しい~。山登らなくても、このあたり散歩するだけでも幸せ。
うろうろしてみると、北沢峠付近の案内図もありました。
小屋に荷物を置いてから、例によってまだ夕食まで時間があるので、今回も明日のコースの確認をスクール生達はしました。
それが終わっても、まだ時間はたっぷりあるので、スクール生達は、思い思いにケーキとコーヒーを楽しんだり、ビール飲んだりして過ごしました。私も、食べてばかりなのもなんなのでおやつを食べてから、北沢峠周辺を散策してみました。
この小屋は、「ザ・山小屋」というよりも、観光会社が経営していることもあり、比較的きれいで過ごしやすいです。
夕食もボリューム満点で美味しい。できればアルコールを飲みたいところでしたが、翌日のこともあるので今回もガマン。夏は人で混み合うので、夕食は入れ替え制でした。まあ、メジャーな山に夏休みに登るのだから想定内。
明日は、3時起き、4時出発です。いびきやら不意のヘッドライド攻撃に備え、「耳栓」と「アイマスク」着用で、その晩は眠りにつきました。
★お役立ち情報
①「ダックツアー」
たまにはこういうのも楽しいかも。夏になると結構いろんなところで乗れるみたい。
http://www.japan-ducktour.com/index.html
②「こもれび山荘(旧長衛荘)」
http://www.ina-city-kankou.co.jp/cms/modules/tinyd9/index.php?id=2
※2013年当時は、「長衛荘」という名前で営業をしていました。その時小屋の方が「新しい名前募集中です」と言っていましたが、その後「こもれび山荘」と名前が変わりました。冬は、営業していませんのでご注意を。