今回は、2013年の登山スクール1年目の集大成!目標にしていた日本第2位の高峰である南アルプスの「北岳」に登る話です。
今回は3日間かけて、この山にチャレンジ。ファイト~!
★行程:
今回は、いつにも増して「首都圏からの移動」と「登山時間と距離」が多いです。
(1日目)2013年8月9日(金):移動 及び 登山(白根御池小屋まで)
(2日目)2013年8月10日(土):登山(北岳へのアタック)
(3日目)2013年8月11日(日):登山(ひたすら下山)
★天気: はれ
★コース
(1日目)広河原→大樺沢分岐→白根御池小屋
行動時間: 3時間15分(休憩込)
※2日目以降は、次回以降に記載予定です。
★実際の様子
(1日目)
この日は、新宿を午前7時発の「スーパーあずさ1号」に乗り込み、甲府まで移動。
ここでスクールのメンバーが集合。8時半なのに、既に暑い~。8月の甲府盆地は、暑くて、前日の甲府の最高気温も36度。
その後、甲府からは、手配した車(ジャンボタクシー)で移動。気温は高いけど、都心に比べて緑が多いから、やはり気分的に暑さが多少は和らぐ感じ。気がつくと車は、御勅使川沿いを進んでいました。この辺まで来ると、更に山が近くなり、南アルプス林道の入口にある芦安はもうすぐ。
ちなみに、前回の仙丈ケ岳でも書きましたが、南アルプス林道は、マイカー通行規制がされているので、登山者は、路線バスかタクシーを使うしかありません。今回のスクールの場合は、人も多いので大型タクシーを利用しました。
車で来る人のために、芦安には駐車場があるのですが、車窓から駐車場を眺めると、既に車で満杯。「こりゃ~登山者が多いな今回はきっと」と思っていると、タクシーの運転手さんが、「最近は、富士山に登った人が『今度は日本第2位の山に登ろう~』ということで登山に来る人が多いんですよ」とのこと。どこかで聞いた話だなあ・・・。でも、今年北岳に登ることになったのは、スクールのカリキュラムだから。子供のスタンプラリーみたいにミーハーな気持ちで行くわけではないもんね。ずっとトレーニング山行してきたし。
実は、鳳凰三山など南アルプスの他の山々に登る人も芦安の駐車場に車を停めていくので、必ずしもみんなが北岳に行くわけではないそうです。
そんな話をするうちに、車はさらに進み、道は行けばいくほど狭くなり、プロが運転する車に乗っていても怖い。鳳凰三山への登山道入口を通りすぎ、狭い夜叉神トンネルをくぐり抜け、しばらくすると農鳥岳や間ノ岳も見えてきました。手つかずの大自然の残る南アルプスの全貌が見えてきました。前回の仙丈ケ岳と同じく、自然の雄大さに驚きを覚えます。
11時位にようやく広河原に到着。野呂川にかかる吊橋をわたり、広河原山荘横の広場で、ブリーフィングとストレッチをして、11:15から登山開始。
やはり夏山シーズン真っ盛りなので、登山者が多い。家族連れ、テント泊をすると思われる大きなザックを背負った若者達、山ガール等多くの人が歩いています。
11:45に白根御池小屋分岐で5分ほど休憩。ここから大樺沢とは別れ、尾根つたいに登っていきました。
12:48登山道が南に角度を変える場所付近で休憩。ここまでくれば、今日泊まる白根御池小屋まではもう少しです。
水分補給をしっかりしてから、再び歩きだし、小屋に到着したのは、14:30でした。
白根御池小屋は、建て替えてまだ間もないのか、きれいでした。女子にはうれしい。
その後、夕飯までの腹ごなしではないですが、アイスクリームを買って食べながら、今回も山のよもやま話で盛り上がりました。
夕食はこの時も確か2部制で、食べたらささっと自分の部屋に帰るか、談話室でのんびりする感じでした。ご飯は美味しかったです~。この小屋は水もどこかから引いてきているので美味しい水が飲めます。
翌日はとうとう「北岳」アタック本番。朝6時に小屋の外に集合なので、体力温存のため消灯と共に布団に入りました。
つづく
★お役立ち情報
「白根御池小屋」
1日目に泊まった小屋です。
(使った地図)