山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

丹沢 高松山~シダンゴ山(神奈川県)

しばらくご無沙汰していた山歩き。別にサボっていたわけではなく、2013年10月に一度予定してたけど、雨で中止に。それも、遠路はるばる最寄りの小田急線・新松田の駅に到着してから・・・。まあ、そういう事もありますね。自然相手のスポーツなんで。

 

今回は、「読図」がテーマ。登山スクールの2年目のカリキュラムの1回目。場所は、丹沢の高松山という里山からシダンゴ山という昭文社の地図で言うと、「破線ルート」を歩きました。

 

★山行日: 2013年11月3日(日)

 

★天気: はれ

 

★コース:

尺里峠→高松山→西ヶ尾→ダルマ沢ノ頭→シダンゴ山→寄

 

行動時間: 約7時間強

 

★実際の様子

朝8時過ぎに、小田急線・新松田駅に集合。この日は、車で尺里峠まで移動。

 

今日は、地形図とコンパスを使って一日神奈川県の里山歩きなので、到着後いきなり「さてどこから登るんでしょうか?」と質問がありました。

 

でも特に動揺することもなく。磁北線をばっちり引いた地形図のコピーとコンパスを握りしめ、8:45に歩き始めました。

 

昭文社の地図だと、高松山(標高801.4m)までは直線のコース。尾根をえっちらおっちら上がっていきます。夏山シーズンと違い、スクールでは秋から冬にかけては完全に「修行モード」で、マイナーな山しか行かない。なので、今日の山も誰も歩いてない。いるのはスクール生だけ。

 

9:30に648m地点を通過、そして10:08には高松山の山頂に到着しました。西の方角を見ると、富士山が見えました。地味な演歌歌手の修行みたいなトレーニング山行でも、こういう景色を見るとやっぱり嬉しい。富士山をながめながら10:30まで休憩。。

 

高松山から

 

本日のメインイベントは実はここから。この先は、破線ルート。いままでそんなところ歩いたことないから、ちょっとドキドキ。

 

何せ、いきなり昭文社の地図には「迷」というマークが出ているんだもん。地図読みとコンパスが使えないと、ヤバくない?

 

でも、行ってみるとそれほど難しくなく、方角がそこから北北東に変わるので特に難なく、通過。

 

更に805m地点の西ヶ尾を通過。11:50には、送電線の「新秦野線29号」の鉄塔がある、731m付近に到着。ここで、10分休憩。それにしても、送電線には、みんなこんな風に名前と番号が振ってあるんですよね。いつも家に届いている電気が、こういう送電線を通って来るのかと思うと不思議な感じがします。

 

安心して電気を使えるのもこういう送電線をメンテナンスしている人達のおかげ。感謝しないとね。

 

地形図とコンパスをみながら、「現在地」「コルの場所」「地図には載っていないちょっとした隠れピーク」等など、こまこました地形の変化を読み解きながら12:30には、817m地点を通過。ここでまた方角が大きく変化。

 

野峠への分岐を過ぎ、ダルマ沢の頭も過ぎて、シダンゴ山に着いたのは、14:16でした。ここでしばし休憩。のんびりと休んでいたら、地面が揺れました。地震です。でもそれほど大きくなくて、この時は震源地が茨城県で震度4くらいだったそうです。

 

シダンゴ山の山頂は、それまで歩いてきた道と違い、はっきりとした登山道と昭文社の地図上でもなっていて、寄自然休養村管理センターから歩きやすいせいか、ここの山頂では何人かのハイカーを見かけました。

 

ここからは、もう下山するのみ。16時前には、寄に到着。思ったよりもあっけなく、問題もなく破線ルート歩きは終了しました。

 

★感想

八ヶ岳に行って以来、久しぶりの山歩きと読図でちょっと心配していましたが、体力的に心配もなく、読図も楽しめ、いい山行でした。

 

(使った地図)

昭文社山と高原地図「丹沢」

国土地理院 地形図