山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

奥多摩 馬仏山南西尾根~高水連山(東京都)

2013年も12月に入り、日も短くなっても、登山スクールの山行は続きました。今回は、奥多摩の馬仏山南西尾根~高水連山です。そして今回の目的も、また読図。それも、「昭文社の地図」にも「国土地理院の地形図」にも、登山道が書いていないところを歩くのです!

 

スクール生の中には、読図が苦手で、「もう私にとっては、毒図よ!」という人もいるようで。

 

いつもなら土日の山行に参加しているのですが、今回は、スケジューリングができず、でも月に一度の必修山行を休むのも嫌なので、何とか仕事でお休みをいただき、山を歩いてきました。

 

★山行日:2013年12月11日(水)

 

★天気: はれ→くもり

 

★コース:

JR青梅線川井駅→南西尾根→馬仏山→岩茸石山→高水山軍畑駅

 

行動時間: 約6時間45分

 

★実際の様子

平日にスクールの山行に参加するのは、実は初めて。「平日にザックを背負って電車に乗るはどうなんだろう?サラリーマンににらまれるかな?」と思いつつ、朝8時過ぎには、何とか問題なく青梅駅に到着。ここで、奥多摩方面への電車を待ちました。確かここから先は、単線なんだよね。

 

青梅駅

 

9時前には、川井駅に到着。静かな山村エリアに平日に来るのは、なかなかいいものですね。電車を降りると、ボルダ―マットをもったお兄ちゃんたちがいました。そういえばこの辺りボルダリング出来るところがあるんだっけねえ。

 

さて本日の山行は、前振りにも書いた通り、「地図」にも、「地形図」にも、道が無いところを歩くことになっています。今回は、「馬仏山の南西の尾根から登る」ということだけが分かっているので、とりあえず当たりをつけて、地形図に線を引っ張ってきました。90%は、自信があったけど、問題は取りつきの部分。つまり「どこから登るのか?」が、いまいち明確にわからない。ということで、実は今回の核心は、「登り始め(取りつき)部分」なのでした。

 

9時に駅を出発。どう見ても、西に向かうはずがないので、反対方面に線路沿いを歩いていくと、「はは~ん。これかな?」と何となく分かるところを発見。

 

見つけてしまえば、こっちのもの。「どんな藪を行くのか?」と心配しましたが、道は存在していました。尾根を順調に北上し、最初の目標物である「送電線」を確認。ここで休憩。12月ですが、南に面している尾根なので、ポカポカと日が差して温かい。

 

ここから先は、方角が、「北東→東→北東」と何度も変わり、惣岳山からの登山道にぶつかると、もう普通の登山道。ガンガン歩くだけ。

 

12:40には馬仏山(標高723m)に到着。そこから更に歩いて13:13には、岩茸石山に到着しました。ここについたころには、曇っていました。

 

岩茸石山

 

北東を眺めるとこんな感じ。ここでも休憩を取りました。

 

岩茸石山 山頂から

 

その後はひたすら下山です。高水山(標高759m)を過ぎると、常福院というお寺があり、そこでまたちょっと休憩、そこからは南東にのびる尾根を下山。

 

集落に下りて行くと、基礎クラスでスギ花粉にまみれて歩いた雷電山への道に合流しました。「あれからもう10か月以上たつんですねえ~。早い。」なんて思いながら歩き続け、15:45に軍畑の駅に到着し、無事その日の山行は終わりました。

 

★感想

今回は、「地図にない」道を歩くのを楽しみにしてましたが、歩いてみるとその楽しさが更に倍増。スクールでも、必修山行以外でも、ヤブ山と称して「道なき道を行く」企画がこれからもあるそうなので、「スケジュールが合えばやってみたいな」という気持ちになった山行でした。

 

★お役立ち情報

青梅市観光協会「高水三山」

以下のURLでは、今回歩いたところの一部をカバーしています。普通の登山道を普通に歩きたい場合には、こちらがおすすめかと思います。

http://www.omekanko.gr.jp/hiking/takamizusan/

 

(使った地図)

昭文社山と高原地図奥多摩

国土地理院 地形図