山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

雪上訓練(群馬県)

奥多摩の道なき道を行った翌週 2014年1月25日(土)~26日(日)は、雪と格闘!

いつもお世話になってる登山スクールとその付属の山岳会の雪山山行の参加条件に、この雪上訓練が必須。

そういう事情から、2014年の冬に雪山デビューを考えていた私は、もちろん参加。

★場所:

初日:宿の近くの山

2日目:玉原高原群馬県

★実際の様子

(Day1)

雪山と行っても、首都圏からだと雪のあるところは限られている。この日は、ひたすら車で水上方面へ向かいました。

週末なので、高速に乗るだけでも結構大変。環八を走って、関越方面に向かおうとしていたところ、関越道が事故渋滞で何やら大変なことになっているので、外環道~東北自動車道北関東自動車道を通り、高崎JCTから関越に入りました。

そんな感じなので、本来であれば、たんばらスキーパークの近くで、雪上訓練をする予定でしたが、時間がないので、湯の小屋温泉のお宿に直行!

この日は、荷物を宿に預けて、そこから歩いていける山の中に入り(多分地図だと標高1,038mのピークがある山の北側の尾根の下の方)、雪の中でのアイゼン無しでの歩き方の練習(フラットフット、キックステップ)などして遊びました。

ほんと、雪遊びって感じ。

遊んだあとは、温泉につかって、雪見酒

そして夜の食事の時間は、スクール生とガイド陣で、完全に宴会モード!

山小屋じゃないところに泊まると、みなさん気が緩んじゃうようで・・・。まあたまにはね、いいでしょ。

(Day2)

この日は、たんばらスキーパーク近くに移動。一年前の冬に基礎クラスでも行った場所。

1日目にそれなりに訓練?!をしたので、中級クラス以上のメンバーは、この日は尼ヶ禿山(標高1,466m)を目指して、雪の中を歩きました。

といっても、しばらくはこんな感じの雪がない季節は道路になっているところを歩いただけですが。(写真は休憩時にとったもの。時刻は10:38頃。)

玉原 休憩1

青空も見えてますね。

玉原休憩2

玉原湖を横目に、さらに道を登って行った先で、再度休憩をとり、人数が多いので、パーティを大きく2つに分けました。

1つは、スクール生の中でも、スクールの併設の山岳会での雪山山行をこれから3か月それなりにやっていくチーム。ちなみにこのチームは、ゴールデンウィークに「燕岳」や「唐松岳」を目指し、2月・3月・4月と毎月雪山山行があります。「12本爪アイゼンとピッケルを行くまでに用意しておいてね」と言われている人達。

もう一つのパーティは、どちらかというとこの冬は、「ゆるーくスノーシューとか軽アイゼンで雪山散歩を楽しみたい」というチーム。

装備を買ってしまった私は、前者のパーティに入りました。

休憩後、このパーティが、先頭でラッセルしながらガンガン歩くので、結構体力使いました。汗かくんですよね、ラッセルすると。でもこの汗が結構くせもの。

さっきまで晴れ間も見えたのに、上に行けばいくほど、吹雪いてきて、12:11に山頂に着きました。周りは何にも見えません。(写真)

尼ケ禿山

写真を撮ったら、さっさと下山開始!

でも後続の「ゆっくりチーム」の下山が遅いので、ちょいとガイドさんがツエルトだして、「みんなこの中入って待ってましょ」ということに。ナイスなガイドさんは、ザックからテルモスとスープのもとを出して、温かい飲み物をささっと用意。みんなで有難くいただきました。

後続が追いついたので、また歩きだし、13:28には、グループ分けをした地点まで戻ってきました。(確かあの建物は、セミナーハウス付近だと思うんだけど。)

セミナハウス

14:38には、たんばらスキーパーク付近に戻ってきました。ここで登山の格好しているのは、私たちくらい。

スキー場付近

大した距離ではありませんでしたが、雪の中を歩いて山に登るという感覚は、これで何となくわかったような。(かなり体力を消耗することが判明!)

いい経験になりました。

 

一方で、「山岳会の雪山山行に参加する人は、ピッケル持ってきてね」と言われたけど、出番なし!

「あれ~、今度北八ヶ岳天狗岳に登るんだけどこんなんで大丈夫なんだろうか?」と思いながら、今回の訓練は終了となりました。

★感想(おまけ)

帰りの車の中で、先輩の持っているアイスアックス(ピッケル)の長さが、「長すぎるんじゃないの?」「そもそも、アイスアックスは、どれくらいの長さが妥当なの?」という話で、ガイド陣盛り上がりました。

よくよく見ると、先輩のそれは、私が持っているのとまったく同じメーカーの製品で、長さも同じ。

 私も先輩も、某監督のおすすめ商品を買ったのですが、どうやら長すぎるらしい。 

「どうしよう・・・」

そんなことを思いながら、次回の雪山へ思いをはせたのでした。

 

(使った地図)

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