山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

スノー・シュー雪山散歩(北八ヶ岳)Day 2

麦草ヒュッテで一夜を過ごし、2014年2月23日(日)の夜が明けました。

ラッキーなことに、この日も快晴!2日目は、丸山展望台の方まで散歩してから、蓼科・自然学校前ゲートまで下山するスケジュールでした。

食事と身支度を整え、麦草ヒュッテを出たのは、8時過ぎくらいだったでしょうか。

駒鳥の池を目指して歩き始めました。池の手前辺りまでは、通常の登山道と同じルートでしたが、その先は、2,212mのピークを西側に巻くような形で歩きました。

歩いていると、動物の足跡が。こんな厳しい冬の自然の中でも、たくましく生きているんですね。

足跡

展望台が近くなると、傾斜がきつくなり、スノー・シューで歩くのもかなり体力がいります。

10時過ぎには、丸山展望台へ。浅間山から北アルプスまで見渡せる素晴らしい景色でした。こういう景色を眺めると、「来てよかった」とつくづく思います。

丸山

しばらくこの景色を味わいながら休憩。

今度は、2,212mのピークの東側を麦草峠目指して下っていきました。このあたりは、白駒のコツと呼ばれている場所だそうです。コツというのは、「石がごろごろ点在しているところ」のことだそうです。初めて知りました。

誰も歩いていない斜面をスノー・シューで歩くのは、誰も滑っていないゲレンデを下りるような感じでとても気持ちがよかったです。雪も圧雪していないので、スノー・シューを履いていないと埋もれちゃいますが。一度こういうのを体験するとやみつきになっちゃいますね。

お昼前には、麦草ヒュッテに戻り、しばし休憩。

休憩後、12:30位に出発。

麦草峠とヒュッテとは、またしばしお別れです。「ここ好きなんだけどな。次はいつ来れるかな?」と思いながら歩き始めました。

下山は、国道299号線(メルヘン街道)をひたすら歩くのではなく、それに並行して地形を見ながら、ガイドさんが道を選び、スノー・シューで歩いて行きました。

13:46には日向木場展望台に到着。一息ついていると、2013年夏に登った北岳のある南アルプス方面の山々も目に入ってきます。北岳に登ったのが何だか随分前のことのように思えます。

日向木場展望台から南アルプス方面

日向木場展望台まで来ると、八ヶ岳国際自然学校のあるゲートまではあと少し。雪山散歩が名残惜しいなと感じながら歩き続け、15時くらいには到着。

スノー・シューでの雪山散歩はお開きとなりました。天気に恵まれ、いい山行が出来てよかった。

★おまけ

午前中に歩いたコースは、ガイドさんがいないと初心者は厳しいと思います。今回は、このあたりをよく御存じのガイドさんに案内してもらいました。

麦草ヒュッテでもシーズンになるとスノー・シューでのトレッキングツアーをしてもらえるそうなので、興味がある方は、そちらを利用してはいかがでしょうか?

(使った地図)

昭文社山と高原地図八ヶ岳

★スノー・シューを買うべきかどうか?

この山行中にガイドさん2名にお伺いしたところ、「スノー・シューを年に数回しか使わないのであれば、買わなくてもレンタルができるので借りた方がよいかも」というご意見を頂きました。私も今回はレンタルを麦草ヒュッテでしました。

なので、購入する場合には、自分が使用する頻度を考えてからの方が良いと思います。