山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

丹沢 大山北尾根(神奈川県)

同月2回目の山行は、登山スクールの山行で、神奈川県の大山へ。でも、これは大山の山頂までは一般道ですが、山頂より先は、地図読みの練習も兼ねて、昭文社の地図では破線ルートを歩きます。

 

ちなみに2014年の3月にここを歩く予定でしたが、2月の大雪でヤビツ峠まで車で上がることが出来なかったので、これもリベンジ山行。破線ルート歩きは、好きなので、かなり期待して歩きました。

 

★山行日:2015年3月21日(土)

 

★天気: くもり時々小雨

 

★コース:

ヤビツ峠→春岳山→大山(1,252m)→西沢の頭→ミズヒノ頭→ミズヒノ沢出合(地獄沢橋付近)

 

行動時間: 約6時間

 

★実際の様子

朝8:15に小田急線秦野駅に集合。

 

秦野駅

(写真は駅構内の標識)

 

天気はいまいち。集合後、とりあえずタクシーでヤビツ峠に移動。

 

ヤビツ峠は、神奈川中央バスでも行けるので、他のハイカーも多い。

 

秦野駅に着いた時は、雨は降っていなかったのに、身支度を整えているうちに雨がぱらぱら降ってきた。

 

雨具は好きではないけれど、装着してからストレッチして、9:35にヤビツ峠を出発。

 

この山は、南関東の出身であれば、一度は学校などの行事で登ったことがあるというほどメジャーな山。私も、昔2回ほど登っている。別のルートでは麓からケーブルカーで阿夫利神社(下社)近くまで登れることもあり、初心者が多い山です。

 

良い山ですが、山頂までは人が多いし、石を蹴散らして登る人が多かったりするので、個人的にはあまり行きたくない。それに加えて、丹沢の山々は、登山道が時々階段になっていて、歩き難いので、それもあまり好きじゃない。でもまあ仕方ないトレーニングだから。山頂に着かなければ、北尾根は歩けない。

 

この日も歩いていたら、「デカいカメラを頭から下げ、傘をさして歩いている男性」がいました。それもちょっと岩場チックなところで。

 

スクール生全員が、ガン見!その人の横を無言で通り過ぎましたが、あとで「何あれ~!危ないよねえ」と言わずにはいられないスクール生続出。下界じゃないんだから、両手あけとかないと危ないし、3月になっても山は寒いから身体を濡らしたら、低体温症とかなっちゃう可能性があるのに。雨具買えばいいのに・・・。

 

10:15には春岳山到着。5分ほど休憩。その後イタツミ尾根を上がっていきました。

 

11:05には25丁目の分岐を通過、11:20には、大山山頂(1,251m)に到着しました。ここで30分ほど休憩しました。

 

11:50にようやく一般道から離脱。鹿よけと思しき大きなフェンスにかかっている脚立を乗り越え、北尾根を歩き始めました。さっきまで歩いていた道は、がちがちに硬かったけど、北尾根は土が柔らかくて歩きやすい。こういう道を歩くと山に来た気がする。おまけに他の登山者がほとんどいないし。

 

北尾根を北北東や北北西に蛇行する登山道を歩き続け、西沢の頭(1,094m)に12:50に到着。ここで地形の特徴などを確認しながら少し休憩して、13:10にはまた歩き始めました。

 

ミズヒノ頭付近を通過するときには、斜面が崩れている場所がよく見えました。

 

ミズヒノ頭付近

 

地図上では崖みたいになっている部分付近です。

 

そこの先で、北西に登山道は方向を変え、13:40には913m地点に到着。ここには新多摩線16号鉄塔があります。ここでまた30分ほど休憩を取り、一気にミズヒ沢を沿いの尾根を下りました。

 

下りて行くと、沢山のミツマタの花が咲いていました。

 

ミツマタ

 

ミツマタは、その繊維が日本の紙幣の原料として使われているんですよね。実物や花を見たのはこれが初めてでした。白くてとてもキレイ。

 

ミツマタの花を眺めながら、最終目的地の地獄沢橋についたのは、15:10でした。

 

ここから呼んでおいたタクシーに乗って秦野駅まで戻りました。

 

★感想

やはり北尾根は、人も少ないし静かなので、山歩きをしている実感が持てます。破線ルートとは言え、道ははっきりしていると思うので、山に慣れてきている人であれば、グループで地図読みの練習も兼ねて、行ってみてもいいかもしれません。

 

ただし、地獄沢橋付近には、公共交通機関は通っていません。なので、タクシーを呼ぶか、そうでなければヤビツ峠まで1時間半以上かけて歩くしかないので、注意が必要です。

 

★お役立ち情報:

大山の山頂までは、以下の「秦野市観光協会」で情報を取ることもできます。

http://www.kankou-hadano.org/hadano_mountain/mountain_oym.html

 

(使った地図)

昭文社山と高原地図「丹沢」

国土地理院 地形図