ということで長い縦走の本番がやってまいりました~。はじまりはじまり~。
★日程(2日目):2015年5月17日(日)
介山荘・大菩薩峠→石丸峠→小金沢山→牛奥ノ鴈ヶ腹摺山→黒岳(1,987m)→大峠→鴈ヶ腹摺山(1,874m)→大峠
★天気(2日目): 快晴
★実際の様子
朝5時前には目をさまし、身支度を整え朝ごはんの前に外に出ると、素晴らしい景色が広がっていました。
まず東の方向を見ると朝日!
南西方面を見ると南アルプス!
朝の介山荘付近は、こんな感じで、既に他の登山者の姿も見えます。
おそらく福ちゃん荘付近でテント泊をした人たちかと。
食事を終え、6時過ぎてから再度周りの様子を見てみると・・・
富士山と大菩薩湖(上日川ダム)がはっきりと見えました。
もう少しアップ気味に写真を撮ってみると富士山はまだまだ雪があることが分かります。
出発前にブリーフィングとストレッチをして、6:17に出発。
ちなみに介山荘の外側には、こんな看板がありました。内容的には、いつもガイド陣に言われたり、登山の本に書かれていること。基本って何でも大事なんだよね。注意喚起ありがとうございます。
ちなみにこの日は黒岳まではひたすら南下です。まずは石丸峠を目指しました。
途中で、富士山がよく見えるポイントがあり、写真タイムをもらってパチリ!
朝のうちはいいけれど、午後になるにつれて富士山は雲に覆われて山頂が見えなくなることが多いので、やっぱり写真を撮りたくなってしまいます。
7:25には石丸峠の先の牛ノ寝通りとの分岐に到着。周りは笹だらけ。
南アルプス方面の景色を眺めながら5分ほど休憩。
ササハラになっている狼平付近を7:55頃通過し、その後小金沢山の稜線に乗っかった2,000m付近で8:35頃に10分ほど休憩。
そして8:56に小金沢山(雨沢ノ頭、標高2,014.3m)に到着。
段々富士山が近くなってきました。
でも、まだまだ先は長いので、ここでは休憩をしないで写真撮影だけ。
牛奥ノ鴈ヶ腹摺山へ(標高1,985m)は、9:38に到着しました。
ここで20分ほど休憩。
富士山はまだ見えますが、ちょっと雲がかかってきました。
10時にはまた歩きだし、10:32には標高1,940mの川胡桃沢ノ頭を通過。
1年前の2014年5月にこの登山道を歩いた時には、その年の2月の大雪の影響で、5月の連休を過ぎてもいたるところに雪が残っていて、歩くのが結構大変でしたが、今回は障害物もないので、順調なタイムで歩き続けました。
そして、11:08には黒岳に到着しました。
ここまで来るとかなり心理的に楽です。ここで15分ほど行動食などを取りながらしばし休憩。
でも今日は実はここから大峠まで下りた後、その先にある鴈ヶ腹摺山にピストンで登って下りてくるというおまけがあるので、まだまだ気は抜けません。トレーニングだと割り切ってますし、1年前にも歩いているから登山道がどんな感じか分かっているので私はいいですが、初めてここを歩く他の皆様の中には「いやだな~。行きたくない」という方も。
まあ距離ありますから・・・。その気持ちも分からなくはありません。
11:20に黒岳を出発し、登山道を一瞬大峠との分岐まで戻り、ひたすら大峠に向かって高度を下げて行きました。(途中登り返しもあったけど)そして12:20には大峠に到着。
ここには1個だけトイレがあるので、みんなでトイレ休憩。
10分後の12:30に鴈ヶ腹摺山を目指して登り始めました。登り始めて直ぐ、沢の近くにカメラを持った人たちを発見。どうやら野鳥の撮影をしているようでした。
その横を通り過ぎ、不思議な形の岩の横を通りながら、1時間後の13:30に鴈ヶ腹摺山(標高1,874m)に到着しました。
ここからの富士山の眺めが、昔の5百円札に描かれていました。
本当はこの看板のような感じで見えるそうですが、
残念ながら午後になって、富士山は雲に隠れてしまいました。
ここで25分ほど休憩をとり、14:40にはまた大峠まで戻り、今回の縦走は終了しました。
★感想:
靭帯の再建手術をしてから9か月。それから初めての泊りでの縦走ということもあり、「途中で膝がおかしくなったらどうしよう」と少し不安でしたが、今まで日帰り山行を真面目にしていた甲斐もあってか、特に何の問題もなく、ほっとしました。
また、久々に小屋泊まりをして、山の仲間といろいろと交流を深める楽しさを思い出しました。やっぱり山は、私にとって元気のもとだと感じた山行でした。