<回想録>
今回は、青年小屋で一夜を過ごした翌日の話。この日は赤岳へ。なんと人生3度目の赤岳ですが、南側から入るのは初めて。どんな光景を楽しめるのでしょうか?
★日程:
青年小屋→権現小屋→権現岳→赤岳→赤岳頂上山荘
★実際の様子
落語を楽しんだ翌朝は、朝から手作りの焼売を食べ、ラブランコ(写真)を眺めながら身支度をして、
7:17に青年小屋を出発。天気は快晴とはいかず、雲が多いです。
歩いている途中権現岳方面をみると、ガスっていました。
ノロシバ、ギボシの鎖場を通り過ぎ、8:50には権現小屋へ。編笠山方面を見ると、紅葉と青年小屋が見えました。
10分ほど休んで、権現岳山頂へ向かいました。歩いていくと、山頂が見えてきました。
山頂には標識と共に剣がささっていました。
この剣浸蝕されているせいなのか少々曲がっていました。
9:20には赤岳をめざし、再び歩き始めました。最初のメインイベントは、昭文社の地図にも記載のある長いハシゴ。なんでも62段あるそうです。(興味のある方はweb上で沢山画像あるので検索してみてください)
同行しているお友達が、「心の準備が出来てから降りるので先にいって~!」というので、先に下りてみると、ハシゴが斜めになっていて、一部ハシゴの柱が、地面から宙に浮いていて妙にイヤ~な感じ。慎重に下りました。
その後も順調に下り、ようやく開けたところから振り返ると、山頂が雲に覆われている権現岳の姿を拝むことができました。
曇っているので、色彩の鮮やかさははっきりとはわかりませんが、紅葉がやはり美しいですねえ。もう完全に秋です。
進行方向をみると赤岳も雲の合間からその姿を現しました。
南から見てもカッコイイ岩山です。
赤岳や阿弥陀岳を眺めながら、朝日岳~ツルネと稜線を順調に歩き続け(写真は阿弥陀岳)、
小天狗を通り抜け、13:50には赤岳の山頂に到着~!
この日は赤岳頂上山荘に宿泊!
今回の山行は、実は山のことをずっと教えてもらっていたスクールの最後の山行でした。なので、みんな集まり修了証をもらいました。
大人になってからこういうものをいただく事は、ほとんどないのでうれしい。普通は2年で中級まで終わるんだけど、私の場合は怪我して数ヶ月休んだ期間もあったので、3年がかりでここまできました。
やっと終わった。これで、ようやく山に関する気持ちの整理ができたかな。とりあえず地図も読めるようになったし、基本的な知識も教えてもらったし、山も沢山歩いたし。完全燃焼。気が済んだ。
もう一人立ちの時期かな。山との向き合い方、これからのことは・・・。また考えよう。
そう思いながら、仲間と楽しいひと時を過ごした小屋の午後でした。