昨年12月からから始まった集中リード講習も、そろそろ3ヶ月。カリキュラムを一生懸命組んでくださる先生にも申し訳ない位まだ芽が出ない。
演歌歌手か、はたまた職人の修行か?いつまで続く下積み生活。早く一人前になりたいよ〜。
ということで、また湯河原の幕山公園へ戻ってきました。自分のクライミングの腕前とは違い、春は着実に進行中。梅は5分咲き。更に美しさを増している。
この日のお題は「帰還兵(5.10c)」。
マスターで友達が登り始めるけど苦戦。終了点まで誰もいけない。
そんなプレッシャーかかりまくりの雰囲気の中、自分の番が・・・!
何度もテンションしながらもリードで完登。自分でも信じられない。何だかすごく嬉しい。
アポロで初めて月面着陸したアームストロング船長の言葉をもじれば「上手いクライマーにとっては単なる5.10cの完登だけれど、私にとっては大きな完登である」くらい記念すべきもの。
「よくやった!」と珍しくお褒めの言葉を頂きました。
でもそこで満足してはいけません。やはりノーテンションで登らないと!
ということで再トライ!最初のうちは、不思議なくらいに、手も足も狙ったところにリズミカルに調子よくおけ、自分も「こりゃ前半はもらい!」と思ってたら、最初のレイバックちっくなとこで落ちました!
ここから調子が狂い始めちゃいました。音楽と一緒でノリが悪くなるとどうしようもない。あの感動をもう一回味わいたいのに。
今回やっと先生の言うところの「あんまり力使わないでパッパッと登っていく」という感覚を少し味わえたのに。
残念無念。
でもまた出来ない。悔しい。全然復習になってない!「@ ☆ # 〜!!!」と当然ダメだし!
でも諦めません。やめたら全てが終わっちゃうもんね。また来るね。湯河原の岩たち。