最近「岩場」ばかりなんで「山行女」じゃなくて「岩女」の間違いじゃないの?と怒られそうですが、山も歩いてます。この前埼玉は奥武蔵の山に登ってまいりました。
<回想録>
★山行日:2月28日(日)
★行程:西吾野〜萩ノ平茶屋跡〜石地蔵〜高山不動尊〜虚空蔵山〜顔振峠〜吾野
★実際の様子:
またまた早起きをして、西武池袋線に乗り、西へ向かいました。
前日は、湯河原の岩場で、クライミング講習。アウトドア連チャンのため少々寝不足。電車では爆睡。
気がつけば飯能。そこからまた秩父方面の電車に乗り換え。
電車は更に山の中へ。停車した武蔵横手駅で窓の外を見ると「ヤギの家」とかいた小屋が。この駅の横の敷地にヤギがいるのは前から気づいてましたが、専用の小屋があるのは知りませんでした。のどかだなあ。
山始めたばかりの頃、ストック講習会で日和田山へ行くために降りたのが、このヤギにいる駅でした。あれは2012年の5月ことだから、4年近く前のこと。そんなに長く山歩きしてるんだな。我ながら感心してしまう。自分でもこんなにのめり込むとは思ってなかった。
日和田山と聞いて今思い出すのは、クライミング。自分の山との関わり合いもかなり変わってきました。
そんなこと考えながら、今回下車したのは、西吾野駅。
山あいの静かな駅です。ハイカー以外は誰もいません。
9:33に身支度を整えてから出発。まずは登山口をめざします。
間野の集落から山に入っていくのですが、ちょっとわかりにくい。そう思っていたら、迷ってそうな一団がいました。
途中衣服調整で5分くらいの休憩入れながら、10:25には萩ノ平茶屋跡を通過。更に樹林帯を歩き続け、10:43には石地蔵に到着。ここでしばし休憩。
高山不動尊に着いたのは11:20でした。ここには大きなお堂があります。
この横で日向ぼっこしながら行動食を口にする。昔は栄えていたようなのですが、今は人は常駐していない様です。
11:45に長い階段をおりると
大きな銀杏の木があります。
南西方面の山々の稜線は、春めいているせいか霞んでいます。
梅の花も咲いていました。
前日訪れた湯河原に比べれば気温の低い内陸部にも、少しずつ春が訪れています。
一旦車道歩きをしてから登山道へ。
今回は、虚空蔵山(618.7m)と言いつつも実際には山頂は目ざさず、巻きながら集落のある八徳経由で、
顔振峠をめざします。
この時期気になるのはスギ花粉。この辺りの山は杉が多く、何となく埃っぽい。私は花粉症ではありませんが、歩いていると何だか目の調子が良くありません。花粉症持ちの同行している仲間は、私の比ではなく相当辛そう。
小さな沢を渡って、八徳の集落で、またしばらく林道歩き。
「急カーブの所に登山道の入口があるはず」という予習情報をもとに、注意深く歩く。
そしたらありました!それも「人のウチの畑にでも入るようなさりげない道」というタイプの入口!標識があっても、ぼんやり歩いてたら見過ごしそう。(もし歩かれる方いたら要注意です。)
そこから先は樹林帯が続き、すごく迷うような所はありませんでしたが、途中風影への分岐があったりもして、やはり
里山というか低山は色んな道が出てくるので、地図は必需品だし、歩いている時に注意は必要な感じ。
結局13:50過ぎに、
顔振峠に続く車道に出ました。
歩いていると梅が満開!
種類は分かりませんが桜も!
梅のいい香りがしました。
周りには茶店があったり、こんな案内図があります。
そして遠くの山々が見えました。
茶店で売っている
秩父サイダーとやらが気になりましたが、トレーニング兼ねた山行なので、あまり長居もできず。
仲間と集合写真を撮った後、14:05には下山開始。
のんびりとした
里山歩きを味わって、15:00過ぎには
吾野駅に到着!
北アルプスのような派手さはありませんが、山間の集落近くの山を歩くと、何となくホッとして心も洗われます。
頭の中では、
NHKの「小さな旅」のテーマ曲が流れた状態で、帰路につきました。
★おまけ:
今回歩いた登山道については載ってませんが、別のルートからの歩き方が載ってます。私もそのうちそこも歩いてみようと思います。