今回は有明山の山行の当日の模様です。
<Day 2>
3時半に起床し、4:35に出発!その時間だと、もう薄明るいので、ヘッドライトなしで周りの様子もわかります。雨は、雨具を着るほどでもなく、前日散歩した時よりも気温は低い。
でも歩き始めると、樹林帯の中でも雨が気になり、ついに雨具装着。「日本三大急登と言われる燕岳の合戦尾根よりも急!」とガイドさんの言う斜面は、最悪の状態に!何せ木の根っこと岩ばっかりで、滑るからヒヤヒヤものです。
結局、核心と言われる6合目手前の岩場とシャクナゲの群生地付近、1,900mを過ぎたところで「撤退」決定!(写真は有明山の絵地図。有明荘の館内に貼ってありました。)
撮った写真といえば、この時期よく見るこの謎の腐生植物だけ。名前また忘れちゃった。確かギョリンソウだったかな?色白の文系男子が複数でオタク談義してるような雰囲気。不思議な色合いの植物です。
滑らないように、そろりそろりと下りて、登山口に戻ったのは、9:20。向かいの燕岳方面も、すっかり雲の中。そんな感じで4時間45分の山旅はアッサリと終了。
物足りない感じは否めませんが、山を歩くと、やはりいい意味で俗世から離れ、清められるような気がする。今回も誰とも会わなかったし。向かいの燕岳に行ったらこんなことはないだろうな。
お昼頃まで有明荘で日帰り温泉に入ったり、仲間とおしゃべりして時間を過ごし、車でまた穂高駅まで戻ってきたら、雨なんて降ってない。こんなことだろうと思ってた。おまけに蒸し暑い。日本の雨季はツライ。
次の電車まで30分ほど。手持ち無沙汰なので、駅前の地図の看板を見てみる。綺麗な水が流れているわさび農園が近い。前に来たことあるのに何にも覚えてない。
更にプラプラして、ホームを改札近くから眺めると単線なのが分かる。ホームには線路を渡らないと行けない。こういうのは江ノ電くらいしか見たことないから新鮮な光景。(6月に行った信濃川上の駅もそうだったけど)
電車の時間も近づき改札へ。ホームから北アルプス方面を見ると雲で真っ白。あっちはヒドイ天気だろうな。その中には来月登る予定の西穂高も。
「来月西穂高行く前に、もう1回山登れるかな?」そんなこと思いながら、また特急あずさに乗り、やたら蒸し暑い首都圏に戻りました。