雪の春分の日。
奥多摩の三頭山で、13名が遭難のニュース。
大雪警報でてたのに。
遭難者はSNSで集まった即席登山グループだったとか。
報道によると「雪が降っても、大したことない!」と本人達は思っていたようです。
外国人ばかりだったそうなので、日本語での情報が取れなかったのかもしれません。
ニュースで知る限り、全員救出。
山に入った時は、装備は不完全、ガイドはつけず、登山届は未提出という状況だったそうです。
何だか残念なことになってしまい言葉がありません。
私も5年位前に4月下旬に奥多摩で、雪に降られたことがあります。下界では桜も咲いて、ゴールデンウィーク目前という頃です。その時大雪警報は出ていませんでしたが、雨がみぞれに、最後は雪になり最悪でした。
微妙な時期なので、軽アイゼン、防寒具、雨具など装備は当然持ってましたが、それでも自然は、怖いです。
(写真は以前行った雪山)
下界があたたかくなると、勘違いする人も多いのかもしれません。でも「100m登ると0.6度下がり、風速1mでも体感温度が1度下がる」と講習で何回も言われました。
下界は春でも山は違う。天候が悪ければもっと。雪による遭難、低体温症は、低山でも起こる可能性がある。
天気が悪いと本当にガッカリするけど、色んなリスクが増える。
だから山が大雪警報の日は、お家で地図でも眺めながら次の山行計画でも立てるか、近所のクライミングジムでも行く方が良いかと。
そんなことを思った今回のニュースでした。