<回想録>
栂海山荘前の大きなバケツ?には、オタマジャクシ。
本当は「さわがに山岳会」のお風呂にする予定だったドラム缶の話を思い出した。今はカエルさんの家。彼らも生きるのに一生懸命。私もこの延々と続く稜線を頑張って歩き続ける。
約1時間後の12:41に黄蓮山着。
周りは樹林帯で展望はなし。またここで小休止。
前の水場はスルーしたけど、白鳥小屋泊が決定したので給水が必要。更に30分歩き黄蓮の水場入口へ。
水場は少し下った場所にありますが、水場の岩は丸く、苔が付いていて滑りやすくとても危険。
1人で行く時は特に注意が必要。朝日小屋でも「怪我人が出たので気をつけて」と言われました。
4リットルの水をザックに入れると重たい。
足取りは更に遅くなる。
13:50に菊石山着。アンモナイトの化石発見にちなみ命名された山。でも化石っぽいものは、残念ながら見当たりませんでした。
さて白鳥小屋まで登るべき山は、あと2つ。
そのうち下駒ケ岳は、地図に「木の根と露岩の急登」とある。地図の予習をしていなければ、多分心が折れる場所。でも分かってるから、とにかくでんでん虫よりも遅くても歩く。
下駒ケ岳に14:32着。ここで本日のポカリ終了!
集中力も売り切れつつあり、危なくなってきた。この先も急な下りや小さなピークが複数あるから、そう簡単には白鳥小屋には着かない。
同行のメンバーが「もう最後の登りじゃない?」と言っても、多分違うな〜っと思えるのは、オールド・スクールっぽいけど、地形図でルートを眺めてメモ作っておいたお陰だ。
とにかく歩き続け、小屋手前の最後の水場入口へ到達。時計は15:55を指してました。
でも今回は行くのはやめて荷物番。メンバーで一番弱々だし。白鳥山への最後の登りを一歩一歩進み・・・
16:13にようやく白鳥小屋到着。ばんざい〜!
行動時間11時間48分。長い長い1日は終わりました。