山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

藪漕ぎの先(雄山南陵)

人生山あり谷あり。

常に舗装された道を歩けるとは限らない。目的地が同じでもルートは様々。

そんなことを想起させるバリエーション・ルートが雄山にあります。

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普通雄山といえば室堂から
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一ノ越まで歩き、標高が上がるにつれ、
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室堂や雷鳥沢の景色が見えてくるのが印象的。
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そして一ノ越から頂上を目指します。

でも南陵からのバリエーションは、一度東一ノ越目指し、鬼岳・獅子岳の雪渓を見つつ下る。
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そして途中で南陵にあがる。

最初は藪漕ぎなので体力無いと非常に辛い。

人がつけてくれた道の上を歩くのが、どれほど楽か藪を漕いでて思う。

何でもそうだけど、人のやってること、定型化されたものを辿るのって楽だ。そのありがたみをわかっている人の何と少ないこと。

そんな気づきを得られる遊びは少ない。
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藪を抜けると、黒部ダムが見え気持ちいい。
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稜線の岩は一般道と違い安定してないから、
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とても気を使います。
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カラバ、岩場、時々藪。

さらに進むと氷河と雄山を登る人々の気配。
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御前沢雪渓。日本初の氷河に設定されている。
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降りても、素人には雪渓としか思えない。
藪漕ぎの先、南陵を詰めて辿り着くのは、
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2,991.8mのプレート。
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雄山神社のある山頂のすぐそば。

あとは普通に下るだけ。

気力・体力・ルート読みという例によって心技体を問われるルート。所要時間は室堂から往復で休憩入れて5時半ほど。

通好みの良いルートですが、地元の山をよく分かっている方と入るのが良いです!(遭難・滑落など事故のリスク大のため)