日曜日は、阿弥陀岳北陵へ。
バリエーションの入門ルート。雪のある時期にそういうところを歩くのはお初。
12本爪アイゼンを付け、6時過ぎに赤岳鉱泉を出発!
行者小屋、そして赤岳と阿弥陀岳との分岐を過ぎてバリエーションルートに入る。
地形図は見てきたけど、やはり取り付きを見つけるのは少し難しい。トレースを見つけなければ、自分なら時間かかったかも。ちなみに近くにいた他の登山者は分からなかったようで別の方にいっちゃいました。
先行者に時折ラッセルしてもらいつつ尾根を上がる。そして徐々に傾斜がきつくなり、ピッケルくんの出番!
ピッケルを真面目に振り回したのは、2014年の雪上訓練@黒百合ヒュッテ前というか東天狗登山以来。斜度は当然こっちの方がある。
気づけば第1峰。でも先客がいて混んでるので、雪の上を巻く。第2峰も同じく渋滞。更に雪の中を上がる。
ピッケルくんはその間大活躍。斜度のある深い雪の中を上がるのは、なかなか大変。不慣れなのでジタバタしてると「それはダガーポジションで!」と絶妙なタイミングでアドバイスが飛んで来ました。ありがたや〜!
めげずに頑張れたのは、そういったサポートと1月〜2月にかけ今シーズン意識して雪のあるところに何度か出向いたのが功を奏したのかも。
8:45には阿弥陀岳山頂に!
360度の大パノラマが待っていました。
富士山!
赤岳!
硫黄岳方面!
去りがたいですが、10分もいないうちに下山開始。10:10には赤岳鉱泉へ。
今シーズンの八ヶ岳での山行で1番のコンディションでした!
名残惜しいですが、この数ヶ月お世話になった八ヶ岳方面から場所を変え、来月から北西方面の山で雪山修行続けます!
★感想
今回岩場の第1峰と第2峰は巻いたのは、ちょっと残念でした。でもそもそも肩の調子が良くなくてアイスも登山も断念しようと思った位なので、こんなに楽しい週末になるとは思っていませんでした。
悩んでた私に「調子悪ければ、岩場は巻けるから大丈夫。今後の目標もあるから行きましょう!」と背中を押して下さった山のエキスパートに感謝。本当に登って良かった。また色々教えてもらお〜っと。
★おまけ
下山して小渕沢駅のホームを歩いてたら、クライミング関連の知人に遭遇。よく聞けば同じタイミングで阿弥陀岳山頂にいたことが判明。お互い冬の装備で顔が見えず分かりませんでした。やはりこの遊びの世界は広いようで狭いです。だからいつでもどこでも品行方正でいないとね。