慣れてないと歩いている途中で立ち止まったり、無駄に長い時間休憩をとったりしてしまいがちですが、「休憩の取り方」にも秘訣があるそうです。
前にちょこっと書きましたが、標高100m上がると0.6度気温が下がります。風速1mごとに体感温度が1度下がります。
例えば、風速5mの日に:
条件1: 都市部の標高が数メートルの場所で、気温が10度の時
条件2: 神奈川県の丹沢山塊にある有名な大山(標高1,252m)に登ると
([1,252÷100]×0.6度)+(5m×1度)=12.512度下がる。
・・・となり大体「マイナス3度」の体感温度。
とても寒い~!!!(>_<)
歩くと汗をかきますが、休憩時にそのままの状態で身体を冷やすと「低体温症」になってしまいます。また一定のリズムで歩かないと乳酸(疲労物質)が出てバテてしまうそうです。そういったことから、
休憩時の注意としては:
1. 身体を冷やさないように「ウィンドブレーカー」「フリース」「ダウン」「帽子」「手袋」などを身につける。
2. 休憩はある程度の間隔でとる(40~50分に一度とか。登り・下り・気温・湿度・体調の状況に応じて変えること)
3. 長時間の休憩を避け、細かい休憩をとり(5~10分とか)体温低下を防止する。
・・・という3つぐらいの話がありました。(大体何でもポイントは3つが多いですね。)
そういうことを考慮して休憩をすると疲れにくく、体調も悪くならないそうです。
私もこの話を聞いてから、山頂で長時間お弁当を広げてのんびり休憩ということをほとんどしなくなりましたが、疲れたり体調がおかしくなることはありませんでした。(富士山や他の山での練習でも、この考え方に応じた休憩を取っていました。)
やっぱりちょっとした知識があるのとないので、随分と疲れやリスクが減るんですね。
今回は短いですが、ここまで~。