山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

やはり足!

平日の夕方いつもより早くホームのジムへ。

ずっと出来なかった課題にトライ。いつも最後の一手が取れない悩ましい課題だ。

この日も一回試しに登ったらやっぱりダメ。

でも気を取り直しもう一度とりつく。よく見ると、今まで足を上げようとしていた場所よりも低めの位置に、別のホールドがあることを認識。足を上げることばかり考えていて、見えてるけど使おうとは思いませんでした。

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速攻で足を踏み替え、片足をそのホールドにのせると、あっけなく完登!

バンザーイ!

灯台下暗しでした。

今回の勝因は、多分2つのことを意識したから: 

No.1: 目線(足元を見る)

No.2: 足の踏み替え

最近、氷登る時も「自分の前に宇宙空間作って、足元しっかり見て登りなさい!」って指導受けてるし、リードの講習では「足さばき、足使いは大切です」と何度も言われている。

そういったここ数ヶ月受けたアドバイスと自分の意識改革が、効いてきたのかな?!

ここのところ、なかなかホームのジムの課題が登れず、凹んでましたが、こんなことがあると「別の課題も頑張ろう」と前向きになれます。

研ぎ名人への道!

アイス関連ツールの研ぎ名人になるべく、シツコく情報収集をしていたら動画を発見!

1つは、アックスの歯のだけでなくて、クランプオン(アイゼン)、そしてスクリューの研ぎ方まで含むお役立ち動画。(まあスクリューはしばらく買うことないと思うけど)

この動画は「万力がある場合」と「ない場合」の両方を説明しているので助かります。

もう1つの方は、アックスの歯の研ぎ方に絞った動画。やってはいけないことや、使うべきヤスリの種類、研磨剤の話もしてくれてます。

残念ながら見つけた動画は、2つとも日本語じゃないけど、まあ適度に参考になるからいいかな。語学のお勉強にもなるし。

でも最終的には、アルテリアのウエブサイトの活字での情報が、やはり自分にはより正確に理解できるから良い気がする。

道具のメンテもちゃんとできてこそ一人前だから、頑張ろう〜!

センセーみたいに研げるようにならないと。

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★動画

(その1)アイスクライミング道具全般の研ぎ方の動画

youtu.be

(その2)アックスの歯の研ぎ方がほぼメインの動画

ドイツ語で説明して、英語の字幕がついてます。だから少々ややこしい。してはいけないというNGな部分は、先送りして鉄工ヤスリを使うところ以降の動画を私は参考にしようかと思います。

youtu.be

 

★アルテリアのサイト

アイスアックス・ピックの研ぎ方

http://www.alteria.co.jp/sport/sharpenpick/

アックスの歯!

アイスアックスを研ごうと思ったものの、

・正直よくわかんない

・変に研いで失敗したくない

・時間がない

などと理由をつけ、研がずに結局この前八ヶ岳へ行ってしまった私。包丁研ぐのも、楽チンな道具使ってする位なワタクシなので、この作業は、ある意味辛い。

「良くないなあ。絶対聞かれるなあ。」と思ってたら、やっぱり「アックス研いでみた?」と先生に当日聞かれました。

ウソ言っても使方ないので、先生とアイス経験者の方に「どうやってます?」と正直に聞いてみました。

質問の内容としては:

1)固定してから、研ぐのか?

2)どこをどう研ぐのか?

・・・の大きく2つ。

1)は、人による。

2)は、歯の先の部分の黒いところを取る(詳細はこの前のアルテリアのウエブサイト参照)

・・・ということでした。

でもイメージわかないので、先生のアックスの歯の写真撮らせていただきました。

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まあここまでやらなくてもいいそうですが。

そんな話してたら「僕ヤスリ持ってますよ。使います?」と同行の経験者の声。

「じゃあそれ使って研いであげるから、その間このアックス(先生のアックス)使って登って」ということになり、結局初回は、先生に研いでいただいちゃいました。

世話のやける講習生ですみません。

研ぐ前の写真がこちら、

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研いだら、こんな感じになりました!

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次回は写真を参考に自分で研ぎます。  

 ★アルテリア

アックスの研ぎ方(以下クリックするとサイトに行けます)

アイスアックス・ピックの研ぎ方 – ALTERIA|SPORT

夏山に向け岩場へ

氷の次は、1日レストしてから岩場へ!

向かったのは、埼玉県某所。 

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車窓からは、埼玉県西部の山々が見えました。少し雪かぶっているようでした。

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岩場では、登山靴を履いて空身で岩を登ったり、ザックを背負って登ってみたりといった練習を繰り返す。徐々にクライミングシューズとは違う感覚を思い出す。

懸垂下降の練習もしました。ロープのセットに意外と手こずりました。懸垂下降は、昨年の11月の星穴岳以降する機会がなかったから、いい復習に。

もちろんクライミングシューズ履いての練習も少しだけありました。レベル的には、いつものメンバーでクライミングする時よりも簡単。

私がここに来る目的は登山靴で岩場をこなす練習をするため。だからレベルは気にしない。

2ヶ月に1回位しか来れないけど、ここに来る度に、基本の確認や練習の大切さを思い出す。

それにしても、雪のないところでこんなことしてると、そろそろ無雪期の山、特に夏の計画を考えようかと真剣に思います。

もちろん基本的にあの山しか眼中にないです。

問題はタイミングかな。

クライミング馬鹿

アイスから戻った当日の晩は、リード講習へ。

「もう疲れたから行くのやめようか」と一瞬思ったけど、自分の中での優先順位が高いから出席!

講習のセンセーには、開口一番「今日昼間カマキリみたいな道具振り回して遊んでたので、課題はゆるめでお願いします」と懇願。

ゆるめの壁で、ホールドの効かせ方を意識しながら、まず3本登る。無意識で登ると、肩が上がったり、脇が開いたりして、故障につながるから、自分にとっては必須改善項目の1つ。

それから5.10bの傾斜壁へ。カバばっかりで登りやすいはずですが、昼間遊んでたせいか、やはり身体が疲れているのがわかる。「大丈夫行けるよ」とセンセーに言われても、自分の腕と身体が信じられず、傾斜が終わる最後のホールドが怖くて取れない。行けば登れる気はするけど、ギリギリのところで行って、ふいに落ちるのが嫌でおりてしまった。トップロープなら行ってるだろうに。この差はなんだろう?これ克服すべきなんだろうけど。やっぱりメンタル的なものかな?

「じゃあ簡単なのにしましょう」と課題変えてもらったけど、それもだめ。

気分は、写真の相田みつをさんの言葉の通り。

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自分で望んでやってきたのに・・・。

傾斜壁に追い詰められて、弱くてダメな私。

リードの先生に「え〜3日連チャン?!クライミング馬鹿ですね〜。まあそういう人嫌いじゃないですよ。本日も講習ご出席ありがとうございます〜」と笑われる。

結局この日は、アイスも含めると13本の課題に取り組みました。さすがに3日連チャンはやりすぎ?自分追い込みすぎでしょうか。

何年か前に師匠に「上手くなれるから、もっと自分を追い込んで」と言われましたが、今まさにその真っ只中。

ホームのジムの仲間は、私よりも理屈を理解し、飲み込みが早く、身体も動かせる。でも自分は違う。何をやるにも時間がかかるタイプ。だからこそ「今までのままだとマズイ」とあえて環境変え、選んだこの講習。

スキルだけでなく、それ以上に故障しないための身体の使い方とか理論的な説明を、一定期間系統だてて教えてもらえ、得るものが多い。だから休みたくない。

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レストして次は苦手な傾斜壁なんとかしたい。

シツコくアイス@八ヶ岳

平日時間が出来たので、また八ヶ岳へ。

初日は、醤油樽の滝!

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30m以上あります。こんなに長いの登ったことないので、一瞬距離に焦りました。何せロープ2本使いますから。でもいつもクライミングで登る岩に比べると、ねてたので登るのはラクでした。

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登山道からここへのアクセスは、そんなに悪くないです。夏沢鉱泉に行く途中に、滝への道の入口があります。入口には滝への道のりを示す看板があるし、結構登りに来ている人が多いのでトレースもしっかりありました。

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(写真は滝へ向かう道の入口付近)

歩いて行くと、いろんな氷がありました。

クラゲみたいな氷。

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カーテンみたいになってなってる氷。

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氷の裏側に回るとこんな感じ。

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自然の造形美って不思議、そして素晴らしい!

初日は、長いのと短いの合わせて6本登っておしまい。

夜は夏沢鉱泉にお世話になりました。

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こんな感じの説明書きも。

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外は寒いですが、素敵なストーブもあり、中は快適。

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夜は八ヶ岳でとれたイノシシを使った猪鍋。

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それ以外にも沢山。

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デザートはリンゴのシャーベット。

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ここは冬でもお風呂に入れるので幸せ。そして布団には湯たんぽを入れてもらえるので、ポカポカして気持ちよく眠れました。湯たんぽは、こんな袋にはいってます。

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中はこういう容器。

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お湯は翌朝顔洗うときに使えます。

こんなに至れり尽くせりだと、この前の女子会的登山@蓼科山でリゾートホテル泊まった時と同じく、ダメ人間になりそう。(ザ・山小屋に泊まれなくなっちゃいそう)こんなことばかりで良いのでしょうか?まあいっか。休みだもんね。

夏沢鉱泉はこじんまりして、居心地の良い所でした。また暖かくなったら少人数で来たいな。

翌日は、雪!

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2日目も場所を変えてまた氷!この日はマンツーマンの指導。

まだまだスタンスが狭くなったり、足上げが上過ぎたりと課題あり。でも「着実に成長しつつある」とお言葉をいただきホッとする。結局、バーティカルな氷を6本登り終了! やっぱり難しいけど、バーティカルな氷の方が登っていて楽しい。

下界に降りていくと、茅野駅周辺は雨。関東では春一番が吹きました。季節限定のこの遊びあと何回今シーズンできるかな?