山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

Next target!

今年の登山の目標はクリアしたので、もう1つの目標へフォーカス!

リード・クライミングで目指せ5.11台。というか、まずは5.11a登らないと。とほほ・・・。

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先週末は、さすがに家の用事もありジム行けなかったので、仕事帰りに少し登ってきました。

何とまた長モノの課題が増えてました。

ここのところ忙しいのと肩のこともあり、週1行けるかどうかでした。でもまたリードの練習を含めて徐々に負荷かけます!

諦めずにしつこく続けます!Never give up! 

剱岳(あとがき) See you again!

ようやく念願の剱岳に初登頂できました。

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2012年に山のことをほとんど知らないのに思いたち、結局5年がかりの執念のプロジェクトになってしまいました!

それまで色んなことがありました。

山もクライミングも慣れてきたところで、前十字靭帯を損傷。その後靭帯再建手術をしてリハビリ生活に突入。登山もクライミングも出来なくて、辛くて始めたのが、このブログの前身。ハンドルネームも絶対登ると決めた剱岳にちなみ「つるぎ」に。

約4ヶ月後に山とクライミングに復帰。地道にトレーニングして、ようやく槍ヶ岳に登り、岩場でクライミングが楽しめるようになったと喜んでいたのも束の間、今度は仕事が忙しい。

昨年は、念願の剱岳に登ろうと思っても、8月は台風で山行がキャンセル。一念発起して再度向かうも、9月は豪雨で剱澤小屋に停滞2日後撤退。10月は剱澤小屋さえも行けず、強風で室堂から雷鳥荘まで歩いただけ。

「今年こそ!」と思ったら、今度は春先から身内が体調を崩し、一時それどころではなくなり、もう無理かと。

そんな中、何とか条件が整い、ようやく夢を叶えることが出来ました。色んな人にアドバイスもらったり、モヤモヤしてる時に仲間に悩み事を聞いてもらったりしなければ、成し遂げれなかったと思います。

今回は天候に恵まれ「もういいよ。すごく頑張ったから楽しんでね。」と貸切状態で、剱岳が温かく迎えてくれました。

今は、全てに感謝の気持ちでいっぱいです。

一方で、剱岳に登り、あらためて気づいたのは、そのスケールの広さと厳しさ。

様々なルートがあり、季節や天候により全く別の表情を見せる。私が見たのはほんの一部。

室堂ターミナルには、いつも山岳事故情報が掲示され、小屋の方は常に登山者を見守り、遭難者の情報収集や共有をしている。平蔵谷を歩いた当日も、富山県警山岳警備隊の方々を見かけました。多くの方々が、常に登山者の安全に気を配っています。そういったことが、いかに剱岳そして立山連峰が大変な山域かを物語っています。

ある本に「そのルートに登るには、そのルートに見合った能力を持つものだけが、登ることを許される」と書いてありました。本だけでなく、山を長くなさってい方々からも同様のことを言われます。

まだまだ知識や経験も足りないですが、精進して剱岳にふさわしいクライマーとなり、憧れのルートを登るべく、また戻ってきたいです。

See you again, Mt. Tsurugidake!

剱岳(Day 2 後編) 試練そして祝杯!

剱岳初登頂の喜びも束の間、すぐに下山開始。

カニのヨコバイを経て、平蔵のコルへ戻る。ここで12本爪アイゼンを再度装着。今度は下り。

実はここからが正念場。長い下りと登りが最後まで延々と続く。

平蔵のコル直下は、危険箇所があるので、ガイドさんによるロープでの確保をしてもらう。でも雪面が急で転んで滑ってしまう。かっこわる〜い。

やっぱり雪慣れてない。凹んでも仕方ないので「どうしたらいいでしょ?」と聞いたら、前に教えていただいたスリーオクロックで降りれば良いとのこと。

それでガシガシ雪渓を半分下り、露岩帯でロープ解除、そして休憩。

時刻は9:16。

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振り返ると空と雪のコントラストが美しい。よくこの斜面を下りてきたと思う。暑いので、休むたびにポカリスエットを飲む。

9:35位には平蔵谷出合に戻り、10分ほど休憩。

9:45頃出発。下ったと思ったら、次は延々と別山乗越まで約660mの登り!負けないもんね。

歩いてるとガイトさんとの距離がドンドン開く。でも歩いていれば絶対着くから、焦らないし気にならない。ガイドさんも、ちゃんと時折振り返って様子見ててくれるから安心。

11:05に雪をかぶった剱澤小屋に到着。ここで持ってきたポカリスエットと水を全て飲みきってしまう。あとはテルモスのお湯だけ。暑い〜!

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剱沢もいい景色だ。夏にテント泊したら楽しいだろうな。また来よう。

10分ほど休んで歩き出す。

12:35ようやくスタート地点の別山乗越にある剱御前小舎に到着。アイゼンを外し小屋の中へ。デポした荷物をピックアップ。優しい小屋の皆さんに「お帰りなさい」と温かく迎えていただき、お茶をご馳走になる。

この日はここで終了という選択肢もありましたが、室堂方面に戻ることにしたので、休憩してから最後の下りと登りへ。

まず雷鳥沢への斜面を2,277mまで下る。グリセードが上手くできなくて、時々転んで滑ってしまう。全然イケテナイけど、これもいい練習。こんないい場所で普通貸切で練習なんかできないもんね。

なんとか雷鳥沢のテント場付近に13:50に到着。まだ時間が早いので室堂で泊まるのはやめ、代わりに、みくりが池温泉で何か食べることに決定!でも着いたらまさかの休館。あんバタートーストか生ビールセット頼みたかった。残念。

雷鳥沢からの最後の登り143mをクリア。14:50には室堂ターミナルに到着。

結局この日の行動時間は、約11時間。移動距離は、19km。剱岳も初登頂でしたが、1日でこれだけ移動したのも初めて、本当に長かった。

15:00室堂ターミナル発のバスに乗り、16:07には立山駅に到着。

富山市内の美味しいお寿司屋さんへ移動。

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祝杯を挙げ、

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富山湾の美味しいお魚を味わい、

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剱の湯という立ち寄り湯でのんびりしてから、

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夕方の新幹線で首都圏へ戻りました。 

★おまけ

 帰りに立ち寄った温泉(剱の湯)は、富山駅からも徒歩圏。おすすめです!


 

 

剱岳(Day 2 前編) 雪渓そして頂へ

3時過ぎに起床。身支度を済ませ、朝ごはんにおにぎりを頬張る。腹が減っては戦はできぬ。

寒いので冬のアウターを着て、12本爪アイゼンを装着し、4時に出発。外は寒い。

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徐々に明るくなり、剱岳もその姿を現わす。でもまだ実感がない。

この日は、平蔵谷(へいぞうたん)から平蔵のコル経由で山頂を目指す。

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でもいきなり登りではなく・・・

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剱御前小舎のある標高約2,750mの別山乗越から朝焼けと八ツ峰のシルエットを見ながら、剱沢を約660m下る。

4:45には平蔵谷出合に到着。

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近そうに見えるけど、写真の中央部左奥の岩が、雪渓の3分の1の距離。平蔵谷は、昭文社の地図では2:45かかるとされる一般者通行困難なルート。

長い雪渓歩きは暑くなるので冬のアウターを脱いでから歩き出す。

他に誰もいない貸切状態の平蔵谷。

生まれて初めて登る長い雪渓が、この平蔵谷となりました。だからガイドさんのつけたトレースを、慎重に一歩一歩進む。

一度の休憩を入れ、7:10には平蔵のコル付近に到着。

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北側の壁には、カニのタテバイが。

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写真の中央付近がそれですが、思ったほど高度感はない。そう思うのは、クライミングしているからだろうな。夏はここが渋滞するそうですが、今は周りが雪に覆われ、あるのは静けさだけ。

登ってきた谷を見ると結構な距離だったなと思う。

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コルでアイゼンを外し、岩の出ている登山道を歩きカニのヨコバイへ。ここも思ったよりも怖くなく、あっと言う間に通過。それよりも手前の岩場やフリクションのないハシゴの方が嫌な感じ。

ここが一般登山道だとすると、夏にたまにしか登山をしない人には難易度が高いだろうな。クライミングしてる人は、全然平気だろうけど。まあここはクライミング仲間から聞いた通りでした。

8:00剱岳山頂に、予定通り4時間で到着。 

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誰もいない山頂とそこからの眺めを満喫。

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剱岳のバリエーション入門編と言われる北方稜線方面には、こんな表示が。

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いつかこの先も行ってみたい。

数年前に映画「点の記」で脚光を浴びた三角点もちゃんとありました。写真うまく撮れなくて端になっちゃいましたが。

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名残おしいですが、10分もいないで下山開始。

実はここからが、この日の勝負でした。  

剱岳(Day 1) 万感の思いを胸に

ある平日、北陸新幹線に乗り込む。

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着いたのは富山。

今回のターゲットは、雪と岩の殿堂と呼ばれる剱岳

5年間憧れ続けたあの2,999mの山。

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梅雨入りした日本列島。天気予報が気になり、この日まで毎日天気予報のチェック。万全の準備をと思ったものの、仕事は盛り上がりまくって、連日残業。前日も夜まで会議。タクシーで家に帰って、パッキングが終わってベットに潜り込んだのは、深夜1時近くでした。

新幹線の中で寝ようかと思ったけど、団体旅行客と同じ車両でそれもできず。

立山駅に着くと、ガラガラ。

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こんな立山駅初めて見ました。

ケーブルカーとバスを乗り継ぎ12時前には室堂へ。

雪の大谷はまだこんな感じでした。

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室堂ターミナルの入山安全相談窓口に立ち寄ってから、この日泊まる剱御前小舎をめざしました。

みくりが池あたりまでは観光客もいましたが、そこから先は誰もいない。

雷鳥沢のキャンプ場はテントが1張りだけ。

この先は、旗のついた棒を目印にストックで雪面をずっと上がる。

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休憩してあたりを見渡す。

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人の気配が全くない静かな立山連峰

同じ日本とは思えない。至福の時。

14:30に剱御前小舎到着。

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宿泊客は、私とガイドさん。そしてもう1組だけ。

小屋のある別山乗越からは、剱岳が。

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こうやって間近で見たのは初めて。昨年は雨で何も見えませんでした。 その雄大な姿に心を奪われる。

5時に夕食。それから19:30頃外に出ると、山が色づいていました。別山乗越からは様々な方面に山が見えます。

立山方面。

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西の方角には山の向こうに富山湾

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北には翌日登る剱岳

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翌日の天気予報は晴れ。

「ここに来るまで、色んなことがあったけど、 全ての思いを込めて、全力で悔いのないように登ろう」そう思い眠りにつきました。 

初登頂!(天覧山)

何度も来ている山なのに、初めて山頂に登りました。

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天覧山は、埼玉県飯能にある山です。

山頂からは奥多摩や遠く丹沢の山々も見えます。もちろん空気が澄んであれば富士山も!

今回は山頂に登るのが目的ではなかったのですが、山頂からの景色を眺めていると緑と青空に心が洗われます。やはり山はいつ来てもいいですね。

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登山道は、多峯主山(とおのすやま)まで続いています。

天覧山多峯主山の間には、入の谷津田という湿地があり、そこでは時期になるとホタルが飛んでいるそうです。私はホタルが光っているのを見たことないので、見てみたいです。

派手さはありませんが、郷愁をそそられる、武蔵野の自然を気軽に体感できる里山です。この日も、多くの方を見かけました。

暑かったので、帰りにスターバックスで一息。

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選んだのは『チョコレートケーキトップフラペチーノ with 抹茶ショット』!

何だか「好きなもの何でもありで作っちゃいました!」感がすごいですが、月に1度くらいならこういうのもいいかな。

帰り際、飯能駅のホームには、銀河鉄道999のキャラクターが描かれた電車が停車していました。存在は知ってたけど、実物みたのは、これも今回初めてでした。

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まだまだ知らないこと多いです。飯能!!!

謎の倶楽部!

地図センター(ネット)で地形図を購入したら、こんなお誘いが同封されてきました!

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「 地図倶楽部」?!

地図は、山始めるまえから好きだし、今は地形図を眺めるとどんな山かなって、考えるだけで脳内登山出来ちゃうのでウキウキします。

例えば薬師岳への登山口付近の地図を見ると、尾根づたいに登山道は上がるんだなとか。

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でも、一体どんな方が入会するのでしょう?

交流の場で、何を語り合うのかな?

「この等高線の狭さが・・・」とか、

「何年度版の地図とはここが変っているのよ」

「昔はここに〇〇があって・・・」

などと熱く語ってるのかなあ?

妄想がどんどん膨らみます。

地図マニアに会いに入会したいような、そうで無いような?

胸中複雑。