山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

至仏山と高山植物

小屋には泊まらなかった尾瀬ヶ原

でも近くまできたのでやっぱり山に登りたい!

ということで鳩待峠近くで一泊し、翌日至仏山へ。

7:12鳩待峠から出発!

様々な高山植物が、登山道沿いで出迎えてくれた。

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最初に目についたのはマイズルソウ。

秋田駒ヶ岳や森吉山でも見かけた。

エンレイソウ

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ズダヤクシュ。昔は薬として使われていたそう。

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ミツバオウレン

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コミヤマカタバミ

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イワナ

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オオカメノキ
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イカリソウ
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タテヤマリンドウ

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原見岩に着くと尾瀬ヶ原が見えました。

時刻は8:28。でも残念ながら燧ケ岳山頂は雲の中。

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まだまだ高山植物は続きます。

シナノキンバイ

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サンカヨウ(山荷葉)

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少し歩くと雪渓が。つい最近までこのエリアが、雪に覆われていたのがよくわかる。

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8:52オヤマ沢で立ち休憩。

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その先に小さな湿原。

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さらに歩くと笠ヶ岳への分岐@9:05。
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少し歩くと、今度は雪渓。

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その先は岩稜帯。滑りやすい蛇紋岩。

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登って行くとエーデルワイスを思わせる花が。

ホソバナウスユキソウだそうです。
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9:45小至仏山着。少しここで写真タイム!
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その先を歩くと、バラが咲いてました。
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登りと下りの混雑をくぐり抜け至仏山着!

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10:45。お腹空いたのでおにぎりを食べ休憩!

でもガスってて尾瀬ヶ原も燧ケ岳見えない。

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諦めて下山と思ったら、雲が切れてきました。

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11:05名残惜しいですが下山開始!

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往路下山。
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至仏山の山頂には人がいっぱい。
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振り返ってみた至仏山。意外と岩だらけ。

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濡れていると怖い蛇紋岩。侮れません。

だんだん高度が低くなってきた。
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尾瀬ヶ原とはしばらくお別れ。
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13:44登山口にリターン。
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最後はバニラソフトクリームでしめました!

沢山の高山植物を観察して、山にも登って、いい気分転換になりました。

月曜日からまた頑張ろう〜。

遥かな尾瀬は近かった!

都会の喧騒を離れ・・・

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尾瀬へ。初めてやってきました。

先週に引き続きゆるめの山歩きです。

11:27スタート!

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雑草の種子を持ち込まないために、こんな看板が。

なんだかオーストラリアみたい。

鳩待峠(標高1,591m)から山ノ鼻までは下り。

木道が続く。

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幸い曇りなので、乾燥している。

「濡れてたら嫌だな」と思ってたのでラッキー!

下って最初に目についたのは、ギョリンソウ。

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いつ見ても不思議。

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カラマツソウ?

調べてもわからない。

分からなくても気に入ったのは記録用に撮影。
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川上川の橋を渡り、
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12:02には山ノ鼻。思ったより近い。f:id:gomtbytsurugi:20190706193209j:image

コースタイム1時間のはずが、約30分で到着。あれ?

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日帰りなので先を急ぐ。

振り返ると至仏山には雪が残っている。

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進行方向には燧ケ岳。

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緑のグラデーションが美しい。

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黄色い花。
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ミズバショウ
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ヨッピ川をまたしても渡る。
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こんな橋があります。
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これから咲くのかな?白い花?
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カキツバタ
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レンゲツツジ
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コヨウラクツツジかな?

この前秋田で見たウラジロヨウラクとも違う。
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こんな風に集まって咲いている。

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どこを見てもいい景色。
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さらに川を渡り、少し歩くと牛首到着。
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ヨッピ吊り橋か龍宮へ行きたいけど、初めてだし時間に余裕持ちたいので我慢。

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12:33。お腹が空いたのでお弁当を頬張る。

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次回は燧ケ岳登ろうかな。
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至仏山に雲がかかってきた。尾瀬は雷がくると隠れる場所ないから怖い。

お腹も満たされたので、もとの道を戻る。

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湿原に目を向けると、モウセンゴケ。細長い!
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よく見ると沢山。虫にとっては恐怖の森?
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生存競争が繰り広げられている。
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トキソウ
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コバイケイソウ。間近で花を見たのは初めて。
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コタヌキモかな?
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30分で山ノ鼻に戻ってきました。

でも鳩待峠でのんびりしたいので、そのまま進む。

途中鹿を見かけましたが、写真はうまく撮れず。残念。

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気がつけば1.1km地点。
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14:00にはセンサーの横を通り鳩待峠に帰還。登りは山ノ鼻から80分らしいけど30分で来た。
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地図のコースタイムは、混んでて木道があまり良くない状態の時を想定しているのかも。

花豆ソフトクリームを買って休憩。
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尾瀬は歩いてて気持ち良いし歩きやすく、アクセスも思ったよりずっと近かった。

今度は小屋泊かテント持って来ようかな!

カラッとした秋晴れの日にでも。

補足:

紫色の花は「エゾムラサキ」と教えていただきました。高山植物難しいです。

青空@田沢湖

森吉山の帰り道、青空が戻ってきました。

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田沢湖ブルーのバリエーションは、筆舌しがたい。

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御座石神社を過ぎると、3つの色合い。
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深さの違いで異なるのは、南国の珊瑚礁を彷彿させる。

秋田駒ヶ岳方面は、素晴らしい青空!
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温泉に寄ってから
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田沢湖駅へ。普通の観光も見所満載!
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駅にはこんな標識も。
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自然の良さが評価されたのかな?
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山を歩いても、豊かな自然を感じる。車窓から見えた森もとても深く、以前訪れた黒部と同様に印象的。こういう森は、日本海側の方が多い気がします。

ちなみに「マタギってこういう所にいるのかな?」と調べると、今回登った森吉山付近の阿仁地区も、やはりマタギ集落として知られていました。

ますます日本海側の深い自然に興味がわき、白神山地を歩いてみたくなった。

最近山に行けず、ションボリしてましたが、秋田の花、山々、大自然に癒されました。

また来よう!

癒しの森吉山

今回生まれて初めて来た秋田県

折角なので温泉で一泊。

翌朝は、森吉山へ。

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ここも、今の時期多種多様な花が咲く。

冬は森吉山阿仁スキー場として知られる。

コースは私でも滑れそうなレベルだけど、

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ここが面白いのはバックカントリーだそうです。でも日本海側の独立峰なので、滑れる条件が整うのが、なかなか難しいらしい。そういうところ行けるっていいなあ。

ゴンドラに乗り「ゴンドラ山頂」駅へ。

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標高1,160mまで一気に上がる。

禁じ手を使った感じだけど、今回は体調を見るためだから仕方ない。

10:10頃出発!天気予報だと回復のはずが雨。

でも歩き始めると、花に癒されます。

タニウツギ

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ウラジロヨウラク
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ニッコウキスゲも咲いていました。

気づけば雨は上がり、周りの山々が姿をあらわしました。緑と雲のコントラストが素敵です。

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イワイチョウ

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10:40頃石森の分岐で雨具を脱ぎ、少し休憩。

木道の先に、森吉山の山頂方面が見えてきました。

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その先にシラネアオイ

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ミズバショウ

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ヒナザクラ
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ウラジロヨウラク
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11:57には阿仁避難小屋。
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アオモリトドマツの木の枝を見ると、冬の厳しさがわかります。積雪量も!

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花は絶えることなく、今度はハクサンフウロ

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稚児平付近では、男鹿半島日本海が見えます。
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可憐な花々。
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でもよく見ると食虫植物のモウセンゴケも!
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植物園以外で見たのは初めてです。

11:37には頂上到着。標高1,454m。
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ガスっていても気にしない。でも山頂は風吹いて寒い。雨具を再び羽織る。

おにぎりを頬張ってから下山。

13:18にはゴンドラ山頂駅へ。

20分の空中散歩ののち、山麓駅でゴンドラを降りたら可愛い秋田犬がいました。
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プーチン大統領ザギトワ選手が飼うのもわかります。モフモフで持って帰りたいくらいですが、大きいし、私には養えません。散歩にも連れて行けないし。

あっという間の山歩き。最初雨に降られたけど、ここも素敵な山でした。

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次回は縦走かな。

秋田駒ヶ岳へ

トラブルに見舞われ山に行けなかった数週間。

ハードな山に急に戻ると危険。

ムーミンの登場人物であるスナフキンは・・・

ムーミン、嵐の中にボートを出すだけが勇気じゃないんだよ」

・・・と言っている。正論である。山も同様。コンサバであって悪すぎることはない。

そんな訳で向かったのは、秋田駒ヶ岳

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この時期可憐な花が多く咲き、かつハードではない。

田沢湖駅で新幹線を降りると、雨は止んでいた。

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バスを乗り換え、高度があがると視界に田沢湖が。

日本で最も深い湖。最深で423メートル。

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雨のはずが、薄日が差してきた。

11:20頃八合目小屋に到着。

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お昼食べ、12時少し前に出発。

ここは、十和田八幡平国立公園の一部。

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そしてこの山は火山!
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今日のルートは、ここから阿弥陀池・男女岳経由で一周する。ゆるい山歩き。

歩き始めると直ぐに、花が目に入る。

ハクサンチドリ。紫の色が印象的。

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旧硫黄鉱山跡の横を通り、少し登ると小屋が眼下に。

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まだまだこの山には雪が残る。

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東北に来たことを実感。

12:30片倉岳展望台。

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雨予報だったから、田沢湖が見えるだけで気分は最高。

でも振り返っても男女岳の山頂は見えない。

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残念。

でも歩けば歩くほど、沢山の花。

これは何だっけ?

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白いのはオノエラン。
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ゴゼンタチバナ
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イワカガミ。
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ミヤマキンバイ
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キバナノコマノツメ
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ミヤマダイコンソウ?
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木道歩きになると、両側のお花畑の度合いが増す。 

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ムシトリスミレ。
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チングルマ
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阿弥陀池の分岐@13:15。

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男岳方面はガスってよく見えない。
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阿弥陀池周辺を歩けど、残念ながら視界不良。

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男女岳への分岐からは、ちらっと雪渓が見えました。

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山頂近くにはエゾツツジが。

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13:37に秋田県最高峰の男女岳(1,537.1m)到着。

でも着いた途端に雨が本降りに。

そこから横岳方面へ向かう。

登りっぽい登りは今日はここが最後。登りきった先で、ムーミン谷が(馬場の小道コース)本来見えるはずが見えない。残念。

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雨脚が強まってきたので、そそくさと横岳(1,582.5m)

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更に焼森(1,551m)を通過。

赤倉沢付近におりると、雪渓と

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桜が目に入る。夏が短いから、春と夏が一緒に一気にくる北国の夏。

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15:26に八合目小屋まで戻ってきました。

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後半はあいにくの雨でしたが、こんなに豊かなお花畑を見たのは初めてかもしれません。

訪れた甲斐がありました。

またいつか晴れた日に歩きたい。

補足: このブログを書いた後、分からなかった植物の名前を思い出しました。「アカモノ」(赤い実がなるから)又は「イワハゼ」でした。

お日様

晴れ。

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日差しがうれしい。オフィスを出て外へ。

こんな日のランチは、公園のベンチで!

コンビニで買ったものでも美味しく感じる。

今週も折り返し。

山では今頃可憐な花が、咲き乱れている頃。

歩きたい〜。