2014年5月31日(土)は、いつもお世話になっている登山スクールの机上講座でした。
スクールの2014年の夏のターゲットは、「槍ヶ岳」。日本のマッターホルンと呼ばれている山です。
なので、夏山それも特に「槍ヶ岳」に絞って、地形・気象条件・高度についての話を聞いてきました。また実際に地形図を使って、行動計画のシミュレーションもしました。
高度と気象条件については、2013年に南アルプスの北岳に登った時にも知識として予習をしていた・・・
①高度があがると気圧が下がって酸素量も低くなる(3,000mだと74%の酸素量)
②寒冷前線を伴った低気圧には注意が必要で、寒冷前線が通過するときは劇的に天候が荒れる(雷や豪雨が短時間で発生)
③日差しが強くなる(熱中症に注意)
といった話が再度ありました。
地形的特徴については・・・
氷河地形になっていて
- カール
- U字谷
- モレーン
というのが見られるんだって。「カール」は仙丈ケ岳にもあったから見たことあるし、「U字谷」は、スイスのアルプスとかの写真を見た記憶があります。
でも「モレーン」は、初めて聞きました。これは「氷河によって運ばれた岩などが氷河の末端近くに積み重なってできたもの」のことだそうです。実物見てないからわかりませんねえ。
行動計画の方は、4日かけて、「上高地→横尾→槍沢→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳」の往復をするので、いろいろな条件を考慮しながら「どのように行動すべきか?」についてのグループディスカッション。
槍の前に「鳳凰三山」といった他の山も登るので、そちらについても同様の机上でのシミュレーションをしました。
そんなことをして、1日はあっという間に終わってしまいました。
知識と心の準備は、そんな訳でとりあえず出来ました。
★おまけ