デビッド・ラマ君に勇気をもらいましたが、リハビリはやはり地味な作業。
モチベーションを上げる目的とクライミングへの恋しさで、お世話になっているジムのウエブサイトを見たら、会員の皆さんたちが楽しそうに岩場でクライミングをしていました。
「いいな。早く戻りたい~」
気分は、アルプスの少女ハイジが、フランクフルトでの生活に耐えられず、「山に帰りたい~。おじいさ~ん!」といってたのと同じくらい辛い。
でも翌週(2014年10月上旬のある日)リハビリのため病院に行ったら、言われたことが正確にできず、左右に身体がぶれます。
やれやれ、これではクライミングどころではないです。
宿題として、以下をしっかりするようにと指令が出ました。
①ニー・ベント・ウォーク(膝を曲げで歩くこと)
②ランジ
④ブリッジ
それから2週間後、術後約2か月目の診察でまた病院へ。
「ちょっと片足スクワットしてみて」といわれ、やってみると・・・
「まだ不安定だねえ」と言われ電子カルテには、思い切り英語でUNSTABLE(不安定)と書かれてしまいました。
「せんせ~、UNSTABLEですか~?」
「そう。普通の人が普通に回復しているという状況なので、決して無理しないように」と釘をさされました。
更に「まだまだ膝がグラグラするので、しっかり片足スクワットするように~!」と。
くじけそうになったのと、山が恋しいので、また登山の映画、今度は「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」を観に行きました。この映画は、世界で最も危険な山と言われるアンナプルナで、危機に瀕した一人の登山家を、世界の登山家たちが命がけで助けに行く話です。
その登山家たちの「心・技・体」には、本当に驚かされます。かなり衝撃的なシーンもありましたが、「登山家の山にかける熱意」、そして「仲間を思う気持ち」、そして「山の怖さ」を知ることの出来る良い作品でした。
崇高なる登山家たちのメンタリティーを心に糧に、更にリハビリを続け、月末に再度リハビリに行ったら、
「あと2か月たったら一般登山道歩いていいよ」と。
やった~!
段々山が近づいてきた。
「年内に何とかなるんだろうか?」
不安は残ります。でもこの日追加されたリハビリメニューを続けるしかない!
Where there is a will, there is a way. (意志あるところに道は開ける!)