<回顧録>
土曜日の朝5:45晴嵐荘を出発。
伊藤新道を歩くため沢の装備で!
昨日あるいた噴湯丘の横を進み、
昨年再建された第一吊り橋を渡る。
その先にガンダム岩。
今回水量が少ないとのことだったけど、それでも腰上までの水。
緊張しながら進む。何度も渡渉を繰り返し、
荒々しい山肌とエメラルドグリーンの沢のコントラストが美しい。
赤沢との分岐まで来ると、稜線が視覚に入る。
日本ではないような大地の力を感じる地形。
何とか歩き切り、赤沢の分岐で尾根への急登を進む。なかなかピッチが上がらないけれど、
高度が上がるにつれ谷と山々の雄大な景色が目に入ってくる。
秋の色どりと、山肌のグラデーション。
こんな場所が日本に、北アルプスにあったとは。
更に登ると北鎌尾根、そして槍ヶ岳。
三俣山荘に着くと槍ヶ岳が正面にみえた。
「黒部の山賊」を読んで以来泊まってみたかった三俣山荘。
やっと来れました。時計をみたら14:48。
伊藤新道を無事に歩き通せてよかった。
ルートに精通したプロと一緒だからこそ歩けたと思う。今シーズン最も印象に残った山行となった。悩んだが歩いてよかった。
夕食はジビエのシチュー!
この日で小屋の営業は最後。
DJさんが来ていて、お酒も沢山飲みたかったけど・・・。
翌日は早いので19時には布団へ。長い一日は終わりました。