日曜日の朝。宿の窓からの景色を眺める。
河口湖って日帰りでしか来たことなかったけど、改めて素敵な場所だと思う。
こんなに湖をのんびり見たのは、スイスやイタリア以来だ。
この日はゆっくり朝食をとってから勝沼ぶどう郷へ移動。
到着した駅から、ぶとうの丘をみるとトスカーナを思い出す。
丘陵地帯にぶどう畑が広がる。
窓から心地よい風が吹いてきて、なごみます。
ワイナリー見学前に、駅前の銀月で冷やしほうとうをいただく。田舎のおばあちゃんちに遊びに行った時の感覚がよみがえる。おばあちゃんに昔手作りのうどんをつくってもらったっけ。
駅に戻ろうと歩くとレンガ造りのトンネル。
いろいろと歴史的な建物がある。
勝沼でワインが作られるようになった歴史を示す説明。
いろいろ行きたいところはあるけど、この日はシャトーメルシャンへ。
ビジター用のギャラリーではそこでしか販売されてないワインがあり、
また外のテーブルで青空・山・ブドウ畑を眺めながら試飲もできる。
いいところです。
元工場長だった方から、ワインについていろいろと話しをうかがえた。
勝沼でワイン作りが始まったのは明治時代。二人の青年が1ヶ月でフランス語覚え、横浜から船に乗ってフランスに渡ってワインづくりを学んできてから。
本格的なワインづくりを学んだものの、当時の日本では本格的なワインは受け入れられず大変だったらしい。何でも初めてのことをする人は苦労が絶えません。
ちなみにこの建物は現存する日本最古のワイン醸造所の建物。
ワイナリーには樽の原料となる樫の木が植えられていました。
畑には様々な種類のぶどう。
収穫まで100日かかるそう。自然が相手だから大変だ。
ぶどうの種類により葉の形も違うそうです。
こんな畑を見ていたら「ヨーロッパ行きたい病」が再発しそう。
いつになったら行けるやら。
樽にもいろいろとあり、熟成効果を高めるために焼くそうで、それによりワインにつく香りも変わってくるそうです。
見学の後は、4種類のワインを試飲しましたが、製造工程や勝沼のワイン歴史を聞いた後に飲むと、いつもよりより深く味わえたような気がします。早速2本ワイン買って帰りました。また秋に勝沼に遊びに来ようと思います。
山だけ行って即帰るのもいいですが、行った先で地元の名所を訪れたり名産を味わったりするのはやはりいいものです。次はどこにいこうかな?