剱再び!(Day 2 後編)

山頂から下り始めたら、今度はカニのよこばいも渋滞。というか動かない・・・。

脳裏に浮かぶ『ディズニーランド化する剱岳?!』

何だか本か雑誌の見出しみたい。

「月刊  剱岳  8月号  絶賛発売中」

「特集  これでいいのか別山尾根?!」的な。

ハシゴを降り平蔵のコルを過ぎると平蔵ノ頭。この先から時々ルートが行きとは異なる。

帰り用のルートとなっている鎖場を登っていたら、上から人が下りてきた〜!ヒョエ〜!

行きに「もし別山尾根ルート戻るなら、山頂からはこのルート歩くんだな」と思っていた所。どうしようもないので、スペースのあるところですれ違う。

その後ホッとして黙々と歩いてたら、岩場から雷鳥さんが一羽登場。

「うへ〜会いたくない。また崩れるの天気?」と心配してたら、前剱の門を過ぎたあたりから何となく天気が回復傾向に。たまにはお告げも外れる?

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武蔵のコル手前で、一服剱がはっきりと見えるほどに。

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武蔵谷はまだ雪が残っている。

一服剱を下る途中で剣山荘が見えてきました。

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そして剱澤小屋。

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振り返ると剱岳

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本日も男前です!

10:10頃に剱澤小屋到着。

そしたら昨日来るはずのお友達にも会えました。

念願の鍋ラーメンをいただく。

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美味しい〜。

10:40過ぎに室堂に向けて歩き出す。

また剱岳は雲の中に入ってしまった。

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テント場を過ぎたら雨がパラつき、雨具装着。脱いだり着たり忙しい。

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ガスっている別山乗越方面。

珍しく何度か休憩を入れつつも、12:40には雷鳥沢のテント場まで戻りました。

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ここからは最後の登りとなる遊歩道歩き。

「めんどい〜」と一同ボヤく。

なので10分位ボーっと休憩。

石とコンクリートで固めてある遊歩道は、フツーの登山道より疲れやすい。何とかならないかな?メンテが大変なのかな?

結局13:40頃室堂に到着。休憩含め剱澤小屋から3時間かかりました。休憩や小休止がトータルで30分ほどあったから、実際に歩いてたのは時間は約2時間半かな。良いペースだと思う。

そして途中休みが何度か入ったのが良かったのか?それとも慣れて体力がついたのか。はたまたアイゼンやピッケルがない分荷物が軽いからか?疲労感なし。自分でもビックリ!?

14:00の美女平行きバスに乗り込み、16時頃には立山経由で富山市内に戻りました。 

あ〜今回は登れて良かった。

・・・という事で初めての別山尾根は無事終了!

剱再び!(Day 2 前編)

3時起床。

身支度を整え朝食をとり、4時少し前に出発。

新しいヘッドライトは、幸い明るくて歩きやすい。雪渓を横切り剣山荘を過ぎると、先に出発してた友達のパーティが。挨拶して先を急ぐ。

この日は、別山尾根〜剱岳〜早月尾根を歩く予定で行程が長い。

先月歩いたから慣れたせいなのか、はたまたやはり雪が消えたせいか、あっという間に一服剱を過ぎ、前剱への登りの途中で休憩。

出発時には、月と星も見えたのに、微妙な空模様なので、ここで雨具装着。ヘルメットとハーネスも。

休憩してたら、登山道は別の方向なのに、間違ってこっちに向かってくる登山者が。一般登山道とは言え、薄暗いとルートファインディングは簡単じゃない。昨年の剱岳に関する机上講習会でも「一般登山道とは言え、あなどっちゃダメ!」って講師も話してたけど、その通りだと思う。危ないよ〜。

それにしても人気の山だけあり別山尾根は本当に人が多い。ヘッドライト装着した登山者をこれだけの数見たのは、私の記憶の中では富士山と槍ヶ岳以来。

5:35に前剱を通過。

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平蔵の頭に差し掛かると、岩場に不慣れな登山者が。彼らは、一挙一動が遅い。

ようやく6:32にカニのたてばいに到着。

渋滞中・・・。ここは中央高速の小仏トンネルか?はたまた大月ジャンクション

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6月にも眺めたけど、近くで見るとやはり思ったよりも、壁は寝ている。自分の順番になり、登り始めたら、あっという間に終了。

濡れてる岩場は嫌だけど、ボルトも打ってあるし鎖もあるから、とっても親切な登山道。だから、クライミング仲間から聞いた通り、それなりに岩場に慣れていれば問題はありませんでした。

登りながら思ったのは、鎖やボルトのなかった時に登った人のこと。当時は大変な思いをして登ってたはず。そう思うと一般ルートとはいえ、それなりに訓練してから来るべきところだと思う。

早月尾根との分岐を過ぎようとすると、またしても山頂への道と間違って歩く登山者あり。

7:06に約2ヶ月ぶりに剱岳山頂に到着。

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人も多いので、滞在時間は5分ほど。

山と気象状況を考慮し、結局往路下山に決定。行きは渋滞で大変だったけど、帰りはどうかな?

(つづく) 

剱再び!(Day 1 )

朝1番のかがやきに乗り、8:26に富山着。

富山地方鉄道に乗換え。

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立山に向かう。

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どれだけ混んでいるのか不安だったので早めの新幹線にしたけど、車で立山まで行く人が大多数なのか、信じられないほどガラ空き。
乗り込んだ列車は、首都圏でいうと江ノ電みたいに車両が少ない。通り過ぎたいくつもの駅は無人駅。「ぶらりローカル線途中下車の旅」みたいなことしたら楽しいだろうなと思う。
雄山神社がある岩峅寺を過ぎると、車窓からは常願寺川が見えました。割と水はキレイ。濁流の常願寺川でなくてホッとする。

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薬師岳への最寄駅有峰口も通り過ぎ、9:33立山駅到着。
ケーブルカーの時間は9:40で予約したので、改札口に向かうと、いつもの様に混んでる。

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毎度お馴染みとなりつつある車窓からの眺め。

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昨年からもう何度乗ったかな?直ぐには思い出せない。美女平から10:20の直行バスで室堂へ。途中から雨が強くなり、室堂に着いても状況変わらず!

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嫌だなあ。

ホテル立山のティーラウンジ入口には、相変わらず雷鳥さんのぬいぐるみがある。

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雷鳥さんには悪いけど、残念ながらネガテイブな印象しかない。 悪天候を告げるトリさん。

山岳情報の掲示板をみると、山岳事故が多い。身が引き締まる思いだ。 

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ローカル・ガイドさんとの待ち合わせは13時@雷鳥荘。まだ時間がある。

迷ったけど白えび丼を食べました。

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それでも時間が余ってコーヒー。

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しばらくすると雨が止みました。

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11:48過ぎ、チャンスとばかりに建物の外へ。

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待ち合わせ場所の雷鳥荘を目指しました。 

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歩くと直ぐに、みくりが池への分岐に。 

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池周辺の雪は先月より減ったけどまだ残ってる。

地獄谷も、蒸気があがっている。

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いつもなら早足で通り過ぎる遊歩道を、珍しく観光客気分で歩く。こんなの初めて。

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雷鳥沢のテント場と雷鳥坂が見えれば、雷鳥荘はすぐ。

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12:20。早く雷鳥荘に着き過ぎたので、アイスコーヒー飲んで少し休憩。13:10に剱澤小屋へ出発。

また雨がパラパラ降ったり止んだり。

そのうち雷がなり始め、ガイドさんに「15時には別山乗越越さないとまずいよ」と言われながら歩く。

そういえば何人かの友人も、この日剱澤小屋や剣山荘に入るって言ってたけど、どうしたかな?少し気になる。

何とか15:10頃小屋に到着。途端に、外は激しい雷雨!間一髪でした。

気にしてた友達のうち半分は既に到着してて、半分は雷にハマって来れなかったみたい。

17:10夕食開始。揚げたてのエビフライ!

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その後も少しお酒も飲んでから21時就寝。 

翌日は一応お天気良さそうなのですが・・・。

ヘッドライト問題!

普段使っているヘッドライト。

2つ持っている。

初めて買ったのはモンベルのヤツ。小屋泊まりとか、夏の縦走で使うことがあり、その時はあまり不便を感じなかった。

200ルーメン以上を持ってたほうが良いとアドバイス受け昨夏ブラックダイヤモンドのSPOTを買った。2台目だ。それにも不満はありませんでした。

でも最近不便というか、明るさが足りないような気がしました。

テント泊で夜外を歩くと、見にくい。

7月に別山尾根を明け方というか夜中3時台に歩いてたら、岩場とか雪渓の様子が今ひとつわかりにくい。

で、とうとう3台目を購入!

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これで350ルーメン!!! 

これでダメなら、もう4桁のやつ買うしかない。また山に入るので、直ぐ結果はわかりそうですが、さてどうなることやら?!

 

 

備えあれば・・・低体温症

シリーズで参加したテント泊講習ですが、毎回登山に関する大事なことを学びました。

最終回のお題は「低体温症」でした。
これは、身体の深部体温が標準より下り、震えなどの症状が出て、最悪の場合死に至るもの。

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そんな人に遭遇した場合、何かしらの対応が必要ですが、医療のエキスパートでなければ治療は出来ません。

では普通の人はどうしたら良いか?

低体温症になった人の意識レベルを評価することが、その人への治療や状況判断のキーになるということで、AVPU(アブプ)と言う評価方法を教えていただきました。

AVPUとは、
A=Alert (意識には清明見当識あり)
V=Voice 或いはVerbal (呼びかけに対応あり)
P=Pain (痛みに反応あり)
U=Unresponsive (言葉にも痛みにも反応なし)

・・・というもの。

ガイドさんの作ったカプセーというチベットのお菓子をいただきながら、

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みんな真剣に話を聞いていました。

でも、それだけで終わらず「もしこんな状況に遭遇したら?」ということで、低体温症の3レベルに分かれて講習生みんなでロールプレイ!

そして何と私は重症の「低体温症で行き倒れの人」の役をすることに!

この間、何があってもUnresponsive (無反応)。

チームのみんなは「何の反応もなく、体温下がってるから、これはヒューマンブリトー(※)しかないね」と、シュラフ、ザックのインナーバック、ダウンなどで私をぐるぐる巻きに・・・。

白馬大池を回ってる山岳パトロールの人も、何やってるのかな?と見に来たので「あっ、これ講習です〜!」と言わないといけない位迫真の迷演技?!

なかなかお勉強になりましたが、やはり予防が何よりも重要じゃないかと思いました。

また秋になったら別の講習会で、「低体温症と凍傷」についてお話は聞く機会あるのですが、こういうの繰り返しやったほうがいいですね。

こういう状況に会いたくないですが、まあ備えあれば憂いなしということで。

※ヒューマンブリトー:

人をシュラフなどで巻いて、身体を温めること。メキシコ料理のブリトーみたいに具を巻くことからくるようです。 

リベンジ白馬岳?(テント泊)#3

<Day 3>

最終日も3時半に起きようと思ったけど、またしても人の動く気配で、3時には目が覚めました。

次回からは耳栓必携かな。

ベーグルとスープ、そしてコーヒーで朝食を済ます。なんかおしゃれだなあ。コーヒー以外は講習の主催者が用意してくれたものだけど、好きなものを食べられるテント泊って素敵!

6時出発だから、5:10過ぎにテントの撤収作業を始めたら、雨の後だからテントが濡れてて結構苦戦。5時半には作業完了予定のはずが、終わったら5:40。まだまだ未熟者な私。反省。

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外は、雨があがり気持ちの良い朝です。

同行メンバーと池のそばまで行き写真を撮ってから、名残惜しいけど、6:25に蓮華温泉に向けて出発!

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それにしてもホントに綺麗な青空。

雨にぬれた花も美しい。

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7月に八方尾根から唐松岳まで歩いた時もそうだったけど、白馬周辺は高山植物の種類が沢山あって、目を奪われる。

この日は温泉入って帰るだけなので、花を眺めながらのんびり歩く。

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下りるにつれ、また霧雨になって来た。

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8時過ぎには、天狗の庭付近に到着。 

下界が近づくにつれ蒸し暑くなる。時々短い休憩を入れながら、10時に蓮華温泉着!

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登山口付近には、こんな祠と、

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露天風呂の案内の看板があります。 

行ってみたかったけど、今回は時間の関係で断念。内風呂の温泉につかり、

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ビールで仲間と乾杯〜!!!

いつになく、ビールの写真の多い山行記録になっちゃいましたが、それ位楽しい時間だったということで!

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その後携帯の電波も届かない秘湯から、バスに揺られ糸魚川まで1.5時間。

14:10に駅に着きましたが、次の新幹線まで時間もあるので、ブラック焼きそばも食べ、

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日本海を駅舎から眺め、

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糸魚川をあとにしました。

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★あとがき

4月から始めたテント泊の講習。当初不安もありましたが、徐々に慣れ、今ではすっかりそのトリコになってしまいました。

今回は、登山という意味では、先月に続き白馬岳に登れずリベンジならずでしたが、テント泊という意味では、雨も経験し学びの多い講習となりました。

また色んな所に、テントで行けたらと思います。 そしていつか冬の剱岳にも行けるようになりたいな。 

リベンジ白馬岳?(テント泊)#2

<Day 2>

雨脚が強まったり弱まったりして「テント水没したらどうしよう?」と心配しながら眠りについて約7時間後、物音と人の声で目が覚めました。時刻は3時前。 

隣の学生達?!が、やたらうるさい。

責任者出てこ〜い!物音はともかく、静かに行動するのがマナーじゃないの?

怒りを抑えて、テントの中でご飯食べ、準備しているうちに明るくなってきました。

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5:25に白馬大池を出発。目指すは、白馬岳!

歩き始めると、すぐに北側の山々が目に入る。でもガスってる。

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少し歩くと白馬大池とテント場が見えました。 

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進行方面はガスガス。

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途中から小雨となりレインウェア装着。晴れていれば素晴らしい景色なはずなのに。残念。

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ちょうど7時に小蓮華山(標高2,766m)へ。

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何にも見えません。

少し休憩して歩き始めると雷鳥さん達が登場。

同行者の皆様は、「きゃ〜雷鳥さん!」と、うれしそうに写真撮ってましたが、嫌な予感・・・!

7:53三国境到着。標高2,751m。

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時刻は7:53。ここから白馬岳までは1時間。

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「さあいよいよ!」と歩き始めた途端・・・

ピカ〜ゴロゴロ〜と雷!

またしても雷鳥さんのお告げ的中!

会いたくなかった〜。

雨も追い討ちをかけるように強くなる。雷怖い。こうなるとゲームオーバー。命あっての登山です。

引き返し決定!もと来た道を急いで歩く。 

徐々に明るくなって来て振り返ると、白馬岳が姿を現し、見送ってくれました。

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神様も可哀想かと思ったのか、戻る方角の山も見えてきました。

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小蓮華山方面。

そしてそれに続く稜線。日も差してきました。

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最終的に10:15には白馬大池に舞い戻り、テント場もスペースが空いたので、水没のリスクを避けるため、テントの場所を移動。

それからお腹空いたので、カップ麺とビール!

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さらにワイン!宴会スタート。

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4時から、みんなで夕食を作るはずでしたが、外は雨!結局、場所がないので、主催者とガイドさんにより調理をしていただき、配給がテントに!

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みんなでワイワイと楽しい調理とご飯のはずが、何と牛丼を1人でかきこむことに。

この日はこれで終了。あ〜あ、ついてない。