山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

いざ立山連峰!(その2)

吹き荒れる風の音で目を覚ました2日目。

「午前中もしかするとちょっと晴れるかも?」と期待して、雷鳥荘を8時半過ぎに出発してみたものの、またしてもとんでもない風とアラレ雪が待ち受けていました。小柄なメンバーは吹き飛ばされそうな酷さ。

頑張っても危ないので「1回戻ろうか?」と、雷鳥荘に速攻で舞い戻りコーヒーをすする。

元々の天気予報通りといえばその通りなので、「まだ1日あるから今日は停滞でもいいか」と思いました。

でも、この日のうちに帰らなくてはいけないメンバーがいるので「少し風が落ち着いたら室堂へ行き、様子みてチャンスがあればサクッと登れる山に行こう!」ということに!

歩き始めると少し風はおさまったようにも思われましたが、視界が悪い。10時過ぎに室堂に着くと、富山方面に下りる高原バスとケーブルカーが止まってました。ただ扇沢方面は動いているので何とか帰れることに。よかった。

一方居残り組は「やっぱりこれはヤバイ展開になりそうだから山はやめ!」という結論となり戻ろうと歩き始めると、また猛烈なBB弾(エアガンの弾)みたいな雪というかアラレがガンガン降って顔に当たって痛い。自然って恐ろしい。

途中一旦ミクリガ池温泉の建物に避難させていただきました。

昨日の雷鳥さんが、また脳裏をよぎる。

例の悪天候のお告げのトリさん。

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(写真は視力検査。お題は「雷鳥を探せ!」)

やっぱり相性悪いのかな?このエリア。凹む。

何とか11時前には、雷鳥荘に戻ったものの超ヒマ!

雷鳥荘の温泉入って、お昼食べて、おつまみ出して宴会スタート!それでも時間が余っちゃう。

今度はお昼寝。起きてハーゲンダッツ食べておしゃべりしてたら、夕飯の時間。

盆暮れ正月、ついでにクリスマスとかが1度に来ちゃった位の飲み食い!!!

なんか身体に良くないなあ。アスリートとは程遠いぜ!

「天気予報はいいけど明日は山登れるんかいな?」と思いながら布団に入りました。

★おまけ

この日の大雪で、翌日は除雪のためにこんなお知らせが立山黒部アルペンルートのサイトにででました。

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いざ立山連峰!

2017年立山連峰プロジェクトの本格始動!

今回のお題は「まずは剱岳を見てみよう!」

何しろ昨年見れてない。(ほんの一瞬見れたけどあれば見たうちに入らない。多分)

だからまずその目的を果たすべく、暴風雨が降り始めた都内から、北陸新幹線に乗り富山へ。ケーブルカー、そしてバスを乗り継ぎ室堂へ。

バスからは、雪をたたえた剱岳が、はっきりとその雄姿を現してくれました。やはり憧れの山を見ると心が躍ります。

そして観光名所の雪の大谷は、写真の通り観光客でごった返していました。この大谷を見るだけでも、このエリアの積雪量の多さと冬の厳しさがハンパではないことが容易に想像できます。

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到着した室堂では、 こんな素晴らしい景色が、私を待っていてくれました!

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やはり来てよかった。

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でも剱岳見ようと国見岳方面に、12:45頃歩き始めたら、急にホワイトアウト状態!

しょぼ〜ん。

諦めて室堂におりたら、14時15分。

もう何も見えません。真っ白〜!

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またしても雷鳥さんと遭遇。(写真中央)

綺麗だけど、この辺でこの鳥さんに会うと、昨年の無念の撤退の悲しい思い出が蘇る。

14:45に雷鳥荘到着。

諦めていたら17時前に天候回復!

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奥大日岳、

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昨年歩いた雷鳥坂、

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立山の山々が姿をあらわしてくれました。

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更に、日没の18:25頃に再度外に出ると、

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アルプスの少女ハイジの言葉を借りるなら、

「おじいさん、山が、山が燃えている!」という状態。

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雲海に沈む夕陽を、心に刻んでこの日は終了!

剱岳を国見岳からは見ることは出来なかったけど、立山連峰の美しさに心が洗われた思い出に残る日となりました。  

夢中になれるもの

今日は、天気も良くて暑くて、都内は何だか夏みたいでした。

こんな日は外で遊びたいですが、遠くに行けなくなり山の予定が、吹っ飛んでしまいました。折角計画してたんだけど・・・。

ネガティヴな感情が襲ってくる。

そんな時はクライミングだ!

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ダークサイドに落ちないように、2時間壁と向き合う。

随分前に「辛い時は、何でもいいから夢中になれるものを見つけて、それに取り組みなさい」と言われたことがあります。

だから、夢中になってやれるクライミングは、やはり大切な存在だ。これがなければ、自分の中の色んなバランスが、壊れちゃうだろうな。

それでもやっぱり辛くて、夜は1人 残念会やったけど。

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諦めないもん!また計画して今度こそ! 

桜舞う岩場

天気がいいので、西武の電車に乗り飯能へ。

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こんな綺麗に桜が咲いてました。

登山靴履いて岩場を登る練習してたら、桜の花びらがヒラヒラ舞ってました。

こんな風情のある練習は初めてかも。

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岩場に行く途中にはミツバツツジ

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場所によっては、桜とミツバツツジの両方を楽しめたりして、いつもとは違う装いの飯能。

ザックを背負って、岩場を登ったり降りたり。

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練習後は、山道具のお店「山遊人」へ。前から欲しかったものを購入!店長さんは、山のガイドさんでもあり、知識も経験も豊富。安心していろいろ聞けます。大型店舗のチェーン店では、なかなかこういう事は出来ないので、本当に助かります。

飯能の岩場の練習は冬の間の数ヶ月。今回が最終回でした。これからは夏の山に向けて実践的なトレーニングに移ります。

今年こそ目標の山に登れますように。 

暇だから復習!

暇で手持ち無沙汰な平日の休み。

こんな時に限って天気はいいけど、遠くに行かないというか行けない。やること無いから道具を出してベランダへ。

(出したもの)

シングルロープ60m

クイックドロー(又の名をヌンチャク)3本

安全環付きカラビナ 6枚

ノーマルカラビナ 2枚

スリング120m  2本

ビレイ器 1コ

PAS 1つ

ハーネス 

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(やってみたこと)

①懸垂下降のセット

②ロープの結びかえ

③ロープのかけかえ

④ロープワーク(エイトノット、クローブヒッチ、ボーラインノット、バタフライノット)

クリッピング

いい復習になりました。たまには、こういうことするのもいいかも。でも、知らない人が見たら不思議な光景というか怪しいと思うだろうな。

それにしても、そろそろ天気の良い外で遊びたい!

標高差2,700m?!

週明け連続して山行こうと思ったら、山の状態が良くないので中止! 

休みだし、家でやることもあるし、のんびりしようかと思ったら、クライミングのお誘いが。

標高2,800m位の場所に行くはずだったのが、急遽海抜3.9mの湾岸エリアへ。その標高差何と2,700m以上!普段はあんまり気にしてないけど、山に行く度に、結構な標高差移動してるんだなと思う。

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埠頭への橋を渡る。

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ライトアップされたレインボーブリッジが見える。景色はいうことないけど夜の湾岸エリアは、人があんまり歩いていないからちょっと不気味。

現場に到着。ここは老舗クライミング・ジムの1つ。過去に見学したことあるけど、登りたい壁の課題の傾向が違う。友達も同じ意見。だから実際に壁登ったことなかった。

肩の調子は相変わらずイマイチなので、傾斜壁とかドッカブリはしないで、ゆる〜く登る。

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制限ありだけど、4〜5級はストレスなく登れた。一体何なんだろ。ホームのジムの方が辛口かなやはり。

もっと登りたかったけど、リハビリ中なので、それ以上のグレードの課題はやめた。

焦ってはいないけど、出来るだけ早く肩のコンディション良くしたいと、壁と向き合う度に思う。 

雨だよ! ケロケ〜ロ!

変な天気の週末。奥秩父の四阿屋山にとりあえず登った後は、地元の温泉宿へ。翌日の天気が微妙なので、あまり期待しないで、仲間とたらふく食べて飲んで、温泉2回も入って就寝。

日曜日起きたら、今にも降り出しそうな天気。

様子みようと待ちながら、お茶うけのカエルさんのクッキーをボリボリ食べる!

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ケロケ〜ロ!案の定雨が・・・!

本当は二子山行きたかったなあ。

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と言っても、歩くだけだったんだけど。

二子山は有名なクライミングエリアの1つ。100以上のルートがあり、マルチピッチできる中央稜もあります。5.11台以上の課題が多く、平山ユージさんが登った国内最難ルートと言われた5.14d/15aのフラットマウンテンがあるのも、この山。

私の仲間の中にも通ってる人いたので、クライミングしなくても、ちょっと様子を見てみたかったな。まあ雨なんで、何考えても無駄!また機会あるでしょう。

やめて、ここへ移動。

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奥の岩を登山靴で登る練習しておしまい。前よりも速く登り下りできるようになりました。

どんな時でも、プランを幾つか用意しておけば時間は有効に使えます。

備えあれば憂いなし!何のこっちゃ?