ある平日、北陸新幹線に乗り込む。
着いたのは富山。
今回のターゲットは、雪と岩の殿堂と呼ばれる剱岳!
5年間憧れ続けたあの2,999mの山。
梅雨入りした日本列島。天気予報が気になり、この日まで毎日天気予報のチェック。万全の準備をと思ったものの、仕事は盛り上がりまくって、連日残業。前日も夜まで会議。タクシーで家に帰って、パッキングが終わってベットに潜り込んだのは、深夜1時近くでした。
新幹線の中で寝ようかと思ったけど、団体旅行客と同じ車両でそれもできず。
立山駅に着くと、ガラガラ。
こんな立山駅初めて見ました。
ケーブルカーとバスを乗り継ぎ12時前には室堂へ。
雪の大谷はまだこんな感じでした。
室堂ターミナルの入山安全相談窓口に立ち寄ってから、この日泊まる剱御前小舎をめざしました。
みくりが池あたりまでは観光客もいましたが、そこから先は誰もいない。
雷鳥沢のキャンプ場はテントが1張りだけ。
この先は、旗のついた棒を目印にストックで雪面をずっと上がる。
休憩してあたりを見渡す。
人の気配が全くない静かな立山連峰。
同じ日本とは思えない。至福の時。
14:30に剱御前小舎到着。
宿泊客は、私とガイドさん。そしてもう1組だけ。
こうやって間近で見たのは初めて。昨年は雨で何も見えませんでした。 その雄大な姿に心を奪われる。
5時に夕食。それから19:30頃外に出ると、山が色づいていました。別山乗越からは様々な方面に山が見えます。
立山方面。
西の方角には山の向こうに富山湾。
北には翌日登る剱岳。
翌日の天気予報は晴れ。
「ここに来るまで、色んなことがあったけど、 全ての思いを込めて、全力で悔いのないように登ろう」そう思い眠りにつきました。