夜寝る前に、おもむろに窓の外を見たら剱岳の山頂が。ちょっと得した気分。
この休みは、剱岳の初登ルート「長次郎谷」を歩く予定でした。例の「点の記」の舞台!なので12本爪アイゼンとピッケル持参。
でも天気が微妙なので、長次郎谷にするか別山尾根にするか、3:00 amに起きて決定することに。
結局、天候の変化も考慮に入れ、別山尾根からに決定!剱岳への登山者の9割の人が使うルートなので、私も素直に登ってみたいルート。
3:45 amに小屋を出る。まだ暗いからヘッドライトON。
歩き出したら、いきなりルートわからなくて困っている人がいました。真っ暗だからやめた方がいいと思う。何度も歩いた道ならいいかもしれないけど。こちらは案内してくださる人がいる・・・。もちろん一人で来てたらこの時間には私は出ないし、無理。ルートファインディングが難しいと思う。
剱澤小屋から剣山荘の間は、雪で覆われた斜面をトラバース。その先も、岩そして雪が交互に出てくる。なかなか大変です。まだ暗いんで。
一服剱の手前で、西側をみると眼下に富山市内の明かりが。徐々に周りの景色が見え始めました。
鎖場を登りきり、4:35 amに一服剱(2,618)に到着。
北側正面に前剱が見える。
南側には、先月歩いた剱沢が。
上から見るとこんなに急だ。よく歩いたなと思う。日本三大雪渓の一つ。剱澤小屋と剣山荘も小さく見えます。
源次郎・八峰方面は、半分以上雲で覆われている。
5分くらいいたでしょうか。雨が降りそうなので、残念ながらこの日はここで終わり。雨具を装着し下山開始。
歩き始めた途端に、雨がパラパラ。そんな中でも、登山者がどんどん上がってくる。
5:20 amには剱澤小屋に帰還。外は土砂降り。
眠りたいけど、コンタクトレンズ外すのが面倒なので、ハービー・ハンコックのMaiden Voyageを聴きながらゴロゴロ。こんな天気にはJazzが似合う。
寝てても天気は変わらないどころが、ひどくなりそうなので、6:40 amに小屋を出発。
雪の上を歩いて、7:30に剱御前小舎を通過。8:15 amには雷鳥沢のテント場に。何回歩いても雷鳥沢からの帰りの遊歩道は、好きになれないけど、8:50 am には室堂に着きました。雨具の中までびっしょり。それでも、2時間10分と早かった。
下山後のしめは、味噌ラーメンと餃子で!
またしても「つくし」!
こんな可愛い升あったかなこの前?
いや〜温まりました。
★感想
残念ながら、剱岳は登れなかったけど少しでも別山尾根の登山道偵察にいけたのは、うれしかったし、雪の上を何度も歩けて経験値も上がってよかった。
というか、山に行ったら具合が悪かったのが、すっかり良くなってしまいました。やっぱり好きなことができるって素敵~!
シーズン始まったばかりだし、富山からだとアクセス良いので、また時間作って来ようと思います。