山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

未知のエリア 御在所!

いつも同じようなところばかりなので、

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ニューエリア検討中のため地図をゲット。

御在所岳は、登山もクライミングも楽しめる。

藤内壁ってマルチできるみたいだし。

何年か前に、三つ峠で一緒にレスキュー講習受けた人の中にも、この辺がホームグランドって言ってた人いたなあ。興味津々。

下界も冬?

久しぶりに家でのんびりした週末。ずっと雨。

病院で肩のリハビリして、インフルエンザの予防接種して、不在者投票にも行った。

山には行かないからインドアでボルダリングしようと思ってたのに、リビングのソファーの上でのんびりしてたら自分の電源が切れた〜。

起きたら真っ暗。疲れてる?

翌日意を決して出かけたら・・・寒い。

ジムで色んな課題を17〜18やって、頭の中を真っ白にする。山に行くかクライミングをしないと、仕事のモヤモヤが残って後引く。だから、毎週のリセットが不可欠。

月曜、セーター出して出社。外は雨!

すごく寒い。山は晩秋通り越して冬かな?

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そろそろ雪山と氷遊びの季節。

頭ゴッチン水平歩道!(Day 2)

最終日は3時起床。3:45出発。

連休で人も多いから、トロッコ列車も10時くらいまでには乗りたい。

水平歩道は、先週歩いたから少し気が楽。ただ、行く手で気になるのは、頭上の岩や木。前回何度か頭ぶつけたから、今回はヘルメット装着。

ソロのテント泊や男性だけのパーティに何度か抜かされながら、5:40には折尾谷の滝を通過。

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6:25には奥鐘山が見えてきました。

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家に帰ってから西壁のトポ見ましたが、凄まじいグレード。それを2回も3回も登るってあまりにも強烈。中には冬季登攀した人もいるそうですが。いずれにせよ、ここを登ったクライマーに対しては、畏敬の念とかそういう言葉しか浮かばない。

6:38大太鼓近くの崩壊地点を通過。

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この出来立てホヤホヤ感満載の岩場は怖い。

嫌だなと思ってた志合谷のトンネルでは、やっぱり何度も頭ぶつけてしまった。ヘルメットかぶってよかった。

トンネルを出て少し歩くと、1938年の泡雪崩で吹き飛ばされた建物の土台が、谷の下の方に見えました。自然の脅威・・・。

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6:40大太鼓を通過。

黒部川から400mの高さにある水平歩道は、高度感がハンパない。

下ノ廊下に比べると、やはり紅葉はまだかな。

何度か休憩をいれ、9:23欅平到着! 

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30.2kmを歩ききりました〜!

出発時間は前回より45分ほど早く、到着は前よりも10分ほど早い感じで時間がかかってしまった。でも7名のパーティだから仕方ないし、ゆっくり歩いたからこそ、色々観察出来たので、それはそれで有意義でした。

よかったのは2週連続のせいか、前回より身体が慣れたこと。

ただ、もしテント装備を担いで歩く場合、危険箇所が多いから、十分気を引き締めていかないとダメだ。

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トロッコ列車宇奈月温泉へ。

ここでお世話になったパーティの皆様と解散!

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温泉噴水の横を通って、

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日帰り温泉でリラックス。

今回は歩く人も多く、随分と賑やかな黒部峡谷だったけど、次は静謐な雰囲気を楽しめるタイミングで来たいな〜。 

滝行?(Day 1 後編)

11:15には、十字峡の吊橋。

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有名な風景の写真は怖くて撮れませんでした。

ションボリ。

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仙人谷ダムまであと4.8km。
12:27に、S字峡付近に。

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歩いていたら滝みたいになってるポイントが2箇所!

うち一箇所には傘が2本置いてありました。登山道整備の方が、気をつかって置いたのかな?でも、それを拾うと更にずぶ濡れになりそうだし、下は崖で避けられないので、潔く水かぶりました。

12:44、黒四発電所の建物が見えて来ました。

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進んで行くと最初の鉄塔。そこから始まる電線路(送電線)は、北陸新幹線みたいな名前。

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13:07には東谷吊橋を渡る。

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10分ほど休憩して、最後の1ピッチ。
川沿いを進むと、1週間前に歩いた雲切新道からの下りのハシゴが見えました。

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仙人谷ダムもあっという間に通過。

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またしても関西電力の建物の中を、通過させていただく。

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設置してある温度計は、気温40度を越えてる。入口でさえ非常に暑い高熱隧道を横切り、

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人見平の関西電力の寮の横に出ると、まだミンミン蝉が鳴いていました。

気温がその辺り高いのかな?

最後の登り下りを終え、14:45に阿曽原温泉到着!小屋のご主人に「なんか見た顔だな」と言われながら小屋に入る。

この日は、小屋もテント場も大混雑!

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ビール飲んで一息ついてから、温泉へ。

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このために遠路はるばる歩いて来たので、嬉しい。

この夜も美味しいカレーをオカワリして

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満腹になり、その後友達と2人で1枚の布団をかぶって就寝!

 (つづく)

危険な廊下!(Day 1 前編)

4時起床。

今回の目的というか確認点は2つ。

その1:テント泊装備を持ち、ルートを歩けるか?

その2:今回開通の障害となった危険箇所は、自分で対処・対応可能か?

そんなこと考えながら、5時出発!

夜空には、まだオリオン座が瞬いていました。

5:22ダム付近に出ると、南側に尖った山が、あの山は何だろう?

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西側には、立山の上に月が出て美しい。

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早起きして得した気分。少し進んで、ダムの出口付近で身支度のため小休止。

いつの間にか朝焼けが。思わず見入ってしまう。

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5:45頃、歩き始めました。

6:05ようやく前日見た橋を通過。

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ここから見ると、ダムの巨大さが分かる。この建設に莫大な費用・人材・時間がかかったのも納得がいく。

40分ほど歩くと、こんな光景が広がる。

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内蔵助谷出合を過ぎ、7:03には、黒部の巨人と呼ばれる丸山東壁が見える場所へ。

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ここで5分ほど休憩。

7:47に大タテガビン、8:07に鳴沢小沢付近を通過。

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8:41新越沢合流点の看板を過ぎると、この日の核心?!

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何じゃこの雪渓!?茶色いのがココアで、天然のティラミスみたい。

近づくとスノーブリッジが出来てる。うへ〜!

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どういう訳か、前の人たちは連なって雪渓を歩いてる。危ない!「見えないけど下がそこのスノーブリッジみたいになってたらどうするの?」と思う。

我がパーティは、ハシゴを登り、ロープがフィックスしてある雪渓を1人ずつ通過。

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自分の番が来たらドキドキ!最後のグラグラするハシゴでは「雪渓が壊れませんように」って祈りながらおりました。怖かった。

何せ峡谷には、神様が怒ってぶち壊したようなティラミス(雪渓)が散乱してる。

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ホッとしたのも束の間。次はヒビの入っている岩壁に、ロープとハシゴがセットしてある。

そこもなぜか人が滞留。崩れたら命はない場所なのに。「崩れませんように」と思いながらそっと下りる。緊張感はこの日最大!

更に進むと、進行方向右側は完全に切れてて、その下は冷たい水の流れる黒部川

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時刻は、10:10。

こんな場所なのにカップルが、何と谷側の危険箇所で「どうぞ先行って下さい」と変な姿勢でよけてる。自らリスク増やして言葉も出ない。やっぱり連休に来るべきではなかったかな。

歩くのは思ったより大変ではないけど、大きなテント泊装備持って歩くのは、少し不安。

この廊下危険極まりないです。

(つづく)  

どこの廊下?(Day 0)

数ヶ月前「黒部峡谷の下ノ廊下って興味ある?」と友達に聞くと、「どこの廊下?」って感じの反応。

「険しいけれど素晴らしい景色を楽しめるよ。あとウェブに写真とかあるよ」と話すと、

「行きたい〜!」と返事。

開通の時期が毎年微妙で、今年もご多分にもれず。ある方から「静かな時にテント泊で行くのが最高!」とアドバイスを受けたし、「下の方は紅葉にはまだ早いし、連休は混むからやめようかな」と思いましたが、天気予報も良さげだし、何度歩いても絶対楽しいと考え、出掛けることに決定。

ということで回顧録スタート!

<回顧録>

朝5時起床。外に出たら雨。午後から回復見込みなので、気にせず7時のスーパーあずさ1号で松本へ。

更に乗り換え、

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初めての駅に到着。そこから一路バスで扇沢へ。

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案の定混んでる。トローリバスで黒部ダムへ。

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車体に何か変なキャラが描いてある。

くろにょん?!

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このエリア、ちょっと先の白馬村に「ヴィクトワール・シュバルブラン村男III世」、立山に「らいじい」、富山には「きときとくん」と、ゆるキャラ多すぎ!

もはや差別化はムリ。

マーケティングの神様コトラー氏なら何て言うかな?

マーケティングはさておき、少し歩いて展望台に向かうと、黒部ダムが放水中!

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やはりスケールが違う。大迫力。

お腹がすいたので、「そばめし」をランチに頬張りながら、「ハサイダー」という黒部ダムに通じるトンネルの破砕帯の湧水をつかったサイダーを飲んでみました。

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それからダムの通路に降りていくと、更に水しぶきが激しい。

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翌日歩く方向には、遠くに小さく橋が見えました。

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その先の様子はガスっていて見えません。

この日の宿のロッジくろよんは、15時にならないと開かないので、ゆっくり写真とったりして向かいました。

それでも14時前に着いちゃいました。

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雨はちっともやまず、むしろ激しくなってきたので、仕方なく玄関でビール飲みながら時間をつぶし、その日はその後もだらだら飲んで、18時には夕飯食べて、20時前には布団へ。

 阿曽原温泉のウエブサイトの情報によれば、下ノ廊下に、雪渓のとんでもない難所がある。 「どうなることやら」と思いつつ眠りにつきました。

(つづく)