山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

南アルプス 北岳 2日目前編(山梨県)

いざ北岳!ということで今回は、北岳アタックの当日のお話です~。

★山行日:2013年8月10日(土)

★天気: 晴れ

★コース

(2日目)

白根御池小屋→大樺沢二俣→小太郎尾根分岐→北岳肩ノ小屋→北岳(標高3,193m)→北岳肩ノ小屋

行動時間: 6時間10分(休憩含む)

★実際の様子

目を覚まし、朝焼けを見に外に出ると、何とも言えない美しい色の空。時刻は、4:49。すがすがしい朝がやってきました。

朝焼け_白根御池小屋前

身支度を整え、6時前には、小屋の前に集合。

白根御池小屋集合

でもまだテントで寝ている人もいるから静かにしないと・・・。

御池小屋付近テント

今日目指すのは、あの岩山!

御池小屋から北岳

6:10小屋を出発。4時出発を経験していると何となくゆっくりな感じがしました。6:35大樺沢分岐に到着。大樺沢付近には、まだ雪渓が残っていました。

大樺沢分岐から北岳

ここから北岳を見ると本当に岩山だということがよくわかります。そしてここから見える岩壁は、北岳バットレッスと呼ばれ、高さ約600メートルです。そこは戦前から攀じられてきたアルパイン・クライミングのクラシックルート。すごい迫力~。クライミングの腕も上がって、マルチピッチを数多くこなせるようになったら、いつか登ってみたいです。

10分ほど休憩し、右股コースを歩いていくと、写真のように草が沢山生えていました。森林限界が近づき、高い木は段々なくなっていきます。

右股コース

8:50には、草すべりとの分岐に到着。そして9:10には小太郎尾根分岐にたどり着きました。この先は稜線歩き。まだまだ先は長そうです。でもその前に10~15分ほど休憩をとりました。せっかくなのでここで写真タイム~♪

北岳への稜線と登山道

北西を見ると、この前登った仙丈ケ岳が、

仙丈ヶ岳

そしてもう少し視線を北に移すと、甲斐駒ケ岳も。

甲斐駒ヶ岳

さらに北東を見ると、鳳凰三山が。オベリスクがあるので分かりやすいですね。あの山はスクールの2年目に登ることになっています。

鳳凰三山

不思議なもので、これだけ山に登っていると、さすがにどの方角にどの山が見えるのか分かってきました。やっぱり日々の地道な地図読みとか大事ですね。

これだけ多くの山のオンパレードは、いい天気でなければ見ることもかないませんから、ラッキーだなとしみじみ思いました。

その後、また歩いて、10:05には北岳肩ノ小屋に到着。ここに今夜泊まるので、不要な荷物はここに置かせてもらい、10:25には出発。

時計をみると時間は11:14。北岳への最後の登りの斜面からは、北岳山荘と思しき建物が見えました。

北岳山荘

更に進んで、上を見上げると、この先の岩山に人が沢山いるのが分かります。あそこが北岳山頂です。

山頂もうすぐ

11:20にとうとう北岳山頂(標高3,193m)に到着!

北岳山頂

ここからは、雲を被っていますが富士山を見ることが出来ました。きっと今日も混んでいるんだろうな。

富士山の頭

山頂から南を見ると、間ノ岳をはじめとする南アルプスの山々が連なっているのが分かります。ここもそのうち縦走してみたいな。

間ノ岳方面

11:35には、山頂を出発。12:25には、肩ノ小屋まで下りて、スクールの同期生やガイド陣と共にビールで乾杯しました~。これまで山に来ても、高所障害とか心配だったから我慢してたけど、今回ばかりは記念だし、1杯だけジョッキでビール楽しみました。

それからまだまだいろいろありましたが、本日はここまで~!次回は、2日目後半以降のお話を書きます。

(使った地図)

昭文社山と高原地図北岳 甲斐駒」