2日目は、赤岳へ向かいました。さてどんな山なんでしょうか?
★山行日: 2013年9月22日(日)
★天気:はれ
★コース:
往路:赤岳鉱泉→行者小屋→文三郎尾根→赤岳山頂(標高2,899.2m)
復路:往路下山
行動時間: 6時間15分(休憩込)
★実際の様子
4時過ぎには目をさまし、5:30には小屋を出発。6:05には、中山乗越まで歩いてきました。ここで衣服調整も兼ねて少し休憩。ここからは、ばっちり小同心・大同心方面が見えました。
さらに進んで6:15には行者小屋へ。ここで立ちながら朝ごはんというか行動食をモソモソっと食べて15分ほどまた休憩。ここも連休のせいかテントが沢山。
さてここから先は、文三郎尾根を登ります。ここはこれでもかというくらい階段の連続。ガイドから「ガンバ~!」と声がかかります。人も多いので階段も渋滞してるので、ちょいと立ち休憩。
北方面をみると、こんな感じ。(以下写真)稜線は岩場のオンパレード。そして奥には明日登る硫黄岳が見えました。
遥か彼方に北アルプス。
西を見ると真近に阿弥陀岳。
8:05には山頂直下の岩場にたどり着きました。南を見ると権現岳へと続くキレットが。
スクールのガイド陣はいつも連絡用に無線を持ち歩いています。今回は上級生も今この瞬間キレットを歩いているので、私たちを連れているガイド陣の声だけでなく、スクールの上級生達をつれているガイドの声がガンガン入ります。キレット縦走生放送みたいな感じで、様子が伝わってきます。どうも連休で混雑しているらしく、難所をこすのも大変なようで・・・。
さらに進んで南東をみると、遠くに富士山が。
こんな岩場を歩きながら振り向くと阿弥陀がすぐ近くに。(以下写真)この先は、本当に岩だらけ。でも狭いのと連休で渋滞していてなかなか山頂にたどり着けません。
9:08にようやく山頂を踏むことができました。
まあ、赤岳頂上山荘付近がこんなに混んでいるのだから仕方がないですね。
山頂からは、明日登る硫黄岳、7月に登った蓼科山など北八ヶ岳の山々がよく見えました。
ということで山頂が混雑しているので長居を出来るわけもなく、さっさと下山し、11:45には赤岳鉱泉まで戻ってきました。
本日も時間が沢山あるので、ビールタイム!山に関するこの1年の感想やこれからの抱負をみんなで語りました。その中に「エベレストとかヒマラヤの山に登りたい~」とおっしゃった方がいました。
すると「エキスパートが、今日は山小屋にきているよ。きいてみたら?」とガイド。
「そういえばどこかで見たことあるなあ」という男性を小屋で見かけました。なんとそれは三浦豪太さんでした。80歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎さんの息子さん。自らも雄一郎さんと共にエベレストに登った方です。
後日この日のことを日経新聞のご自身のコラム「冒険学校」でも書いていらっしゃいますが、お子さんを連れての登山だったそうです。
三浦家は、代々スキーと山をなさる家系ですが、お子さんと一緒に山に来る姿を見て、「年齢にかかわらず、様々な形で山を楽しむって素晴らしい~」そして「私も年齢と共に登る山は変わるかもしれないけど、楽しみたいな」と思いながら2杯目のビールを我慢して、代わりにアイスやおつまみを食べながら、仲間と楽しいひと時を過ごしました。
さて明日は硫黄岳ですが、今回はここまで~。