さて、引き続き今回も、八ヶ岳シリーズ。3日目の硫黄岳のお話です。
★山行日: 2013年9月23日(月)
★天気: はれ
★コース:
赤岳鉱泉→赤岩の頭→硫黄岳→赤岩鉱泉→北沢分岐→美濃戸山荘→美濃戸口
行動時間: 約8時間
★実際の様子
その日もまだ夜が明けぬうちに起床。5時半には赤岳鉱泉を出発しました。
ジョウゴの沢を過ぎ、くねくねと曲がる樹林帯の中の登山道を登っていきました。歩いていると気になるのは、岩についているアイゼンで付いた跡。雪の時期も、多くの人が山に入っているのが分かります。
時々短い休憩をはさみながら、7:17には赤岩の頭に到着。
そこからの眺めなかなかですが、あまり広くないので、山頂への分岐付近で休憩しました。北方面をみると、秋が徐々に深まりつつあるせいか、澄んだ空気と青い空が印象的でした。
下から硫黄岳を見ると、岩が多いことがよく分かります。
15分ほどして、また歩き始め、8時には、山頂につきました。硫黄岳からは、昨日登った赤岳と阿弥陀岳がよく見えました。
硫黄岳は、名前からも想像できる通り火山です。なので火口にはこんな看板がありました。
また火口をのぞいてみましたが、こんな感じに真っ白で底は見えませんでした。なんとなくミステリアス。
みんなで写真タイムを楽しんだ後、下山開始。歩き始めると、なにやら不思議な光景が。丸い虹のようなものが見えます。これは、ブロッケン現象。太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる現象のことだそうです。初めて見ました。
こういうものを見ると、まだまだ世の中には知らないことが多いことを思い知らされます。
短い休憩をしていると赤とんぼが。もう秋ですね。
10:17には、赤岳鉱泉まで下りてきました。時々休憩を取りながら、2日前に歩い道をさらに歩きます。
途中で赤岳鉱泉から荷物を運んでいる歩荷のお兄さんたちに遭遇。あの姿を見ると頭が下がりません。私にはそんなに荷物持てませんから・・・。
北沢分岐を過ぎ、赤岳山荘まで下りてくると、コスモスが出迎えてくれました。ここでまた休憩。時刻は12:23。
13時半位には、美濃戸口に到着し、スクール1年目の山行は全て終了しました。
★感想
実は、最終日に、スクール1年目の修了式がありました。なんと私は、「皆勤賞」でした。今まで学校でも、会社でもそこまで頑張ったことなかったのに。
好きなことだから、続けることが出来たんですね。脚力も、山の知識も前よりは、ついたし。「継続は力なり」かな。
(使った地図)
国土地理院 地形図