山行女 by つるぎ

2012年から始めた登山・クライミング・そしてそれにまつわる旅の記録。日々のつぶやきです。

南八ヶ岳 赤岳と硫黄岳 後編(長野県)

さて、引き続き今回も、八ヶ岳シリーズ。3日目の硫黄岳のお話です。

★山行日: 2013年9月23日(月)

★天気: はれ

★コース:

赤岳鉱泉→赤岩の頭→硫黄岳→赤岩鉱泉→北沢分岐→美濃戸山荘→美濃戸口

行動時間: 約8時間

★実際の様子

その日もまだ夜が明けぬうちに起床。5時半には赤岳鉱泉を出発しました。

ジョウゴの沢を過ぎ、くねくねと曲がる樹林帯の中の登山道を登っていきました。歩いていると気になるのは、岩についているアイゼンで付いた跡。雪の時期も、多くの人が山に入っているのが分かります。

時々短い休憩をはさみながら、7:17には赤岩の頭に到着。

そこからの眺めなかなかですが、あまり広くないので、山頂への分岐付近で休憩しました。北方面をみると、秋が徐々に深まりつつあるせいか、澄んだ空気と青い空が印象的でした。

青い空と雲海

下から硫黄岳を見ると、岩が多いことがよく分かります。

めざす硫黄岳方面

15分ほどして、また歩き始め、8時には、山頂につきました。硫黄岳からは、昨日登った赤岳と阿弥陀岳がよく見えました。

硫黄岳からの眺め

硫黄岳は、名前からも想像できる通り火山です。なので火口にはこんな看板がありました。

硫黄岳の火口の看板

また火口をのぞいてみましたが、こんな感じに真っ白で底は見えませんでした。なんとなくミステリアス。

硫黄岳火口

みんなで写真タイムを楽しんだ後、下山開始。歩き始めると、なにやら不思議な光景が。丸い虹のようなものが見えます。これは、ブロッケン現象。太陽などの光が背後からさしこみ、影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる現象のことだそうです。初めて見ました。

ブロッケン現象

こういうものを見ると、まだまだ世の中には知らないことが多いことを思い知らされます。

短い休憩をしていると赤とんぼが。もう秋ですね。

トンボ

10:17には、赤岳鉱泉まで下りてきました。時々休憩を取りながら、2日前に歩い道をさらに歩きます。

3日目の赤岳鉱泉

途中で赤岳鉱泉から荷物を運んでいる歩荷のお兄さんたちに遭遇。あの姿を見ると頭が下がりません。私にはそんなに荷物持てませんから・・・。

北沢分岐を過ぎ、赤岳山荘まで下りてくると、コスモスが出迎えてくれました。ここでまた休憩。時刻は12:23。

下山後のコスモス

13時半位には、美濃戸口に到着し、スクール1年目の山行は全て終了しました。

★感想

実は、最終日に、スクール1年目の修了式がありました。なんと私は、「皆勤賞」でした。今まで学校でも、会社でもそこまで頑張ったことなかったのに。

好きなことだから、続けることが出来たんですね。脚力も、山の知識も前よりは、ついたし。「継続は力なり」かな。

(使った地図)

昭文社山と高原地図八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰

国土地理院 地形図